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「愛人ジュリエット」のマルセル・カルネが一九五二年に監督した作品で、昨年ヴェニス映画祭に出品され、銀獅子賞を獲得した。原作はエミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』。カルネと「裁きは終わりぬ」のシャルル・スパークが脚色し、スパークが台詞を担当した。撮影は「七つの大罪」のロジェ・ユベール、音楽は「めぐりあい」のモーリス・ティリエ。シモーヌ・シニョレ(「肉体の冠」)のテレーズを中心に、「オリーヴの下に平和はない」のラフ・ヴァローネ、「巴里の空の下セーヌは流れる」のシルヴィー、「肉体の冠」のローラン・ルザッフル、舞台出のジャク・デュビイらが共演。
ネット上の声
- 「寝るのが一番。タダだしな・・・」と言いながら昼間から寝るほど病...
- 日本でもあるような市井の犯罪を人間悲劇にまで昇華している秀作
- やはり作品を鑑賞する前には一切情報を得ないことは鉄則
- こういうどんでん返しのストーリー展開は大好き!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演シモーヌ・シニョレ
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「嘆きのテレーズ」のマルセル・カルネが、パリの下町を背景として人生の哀歓を描いている。「その顔をかせ」のジャック・ヴィオの原案からカルネと「ボルジア家の毒薬」のジャック・シギュールが共同脚色し、台詞はシギュールが担当した。撮影は「女性の敵」のロジェ・ユベール、音楽は「ブラコ」のモーリス・ティリエ。主な出演者は、「その顔をかせ」のジャン・ギャバン、「天井桟敷の人々」のアルレッティ、「泥棒成金」のローラン・ルザッフル、「女の宝」-未輸入-のマリー・ダエムス、「フレンチ・カンカン」のジャン・パレデスなど。なおこの作品では、タイトルに先立ち、イヴ・モンタンによって、シャンソン“パリのバラード”が唄われる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国フランス
- 時間108分
- 監督マルセル・カルネ
- 主演ジャン・ギャバン
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未輸入の「鑑識課」「野性の果実」等を作っているエルヴェ・ブロンベルジェ監督の、日本公開第一作。パリの暗黒街と、ある病院の医師と看護婦の世界の、異る二つの舞台をつないだギャング映画。ジョン・アミラの原作をブロンベルジェ自身が脚色し、撮影はジャック・メルカントン。音楽をジャン・デジレ・ベルトラン、美術をシドニー・ベテックスが担当している。出演者は「街の仁義」のレイモン・ベルグラン、「罪と罰(1956)」のベルナール・ブリエとローラン・ルザッフル、「嵐の女」のマドレーヌ・ロバンソン、新人エステラ・ブラン、アンリ・ヴィルベール、ジャック・ファブリ等。製作ルネ・テブネ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国フランス
- 時間103分
- 監督エルヴェ・ブロンベルジェ
- 主演ベルナール・ブリエ
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スペイン内乱を背景にしたロマン。アンリ・フランソワ・レイの原作小説をアンリ・フランソワ・レイ自身とジャン・ジャック・ヴィエルヌが共同でシナリオ化したもの。監督はこの作品が三本目の映画に当るジャン・ジャック・ヴィエルヌ。撮影をレイモン・ルモワーニュが受けもっている。出演するのは「怪人マブゼ博士(1960)」のペーター・ファン・アイク、新人ダリア・ラヴィ、ローラン・ルザッフル、ヘルモ・キンデルマン、アンリ・ル・モニエ、アンヌマリー・コフィネなど。製作はジョゼ・ベナゼラフ。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス
- 時間99分
- 監督ジャン=ジャック・ヴィエルネ
- 主演ペーター・ヴァン・アイク