全27作品。加藤治子が出演した映画ランキング

故郷の風が運ぶ、封印された家族の記憶。過去と向き合う一人の女性の、静かなる魂の再生の物語。

都会での生活に疲れたミナが、父の死をきっかけに故郷の漁村へ帰郷。そこは、かつて兄が起こした事件の記憶が色濃く残る場所。家族との間に流れる気まずい空気と、村人たちの冷たい視線。そんな中、彼女は父が遺した写真と、兄が隠したある秘密に触れる。過去の傷と向き合い、家族との絆を取り戻すための、ミナの静かで力強い一歩。果たして、彼女は心の平穏を見つけられるのか。風が運ぶ音に、その答えが。

初恋の相手と結婚したうら若き女性が、夫の隠された性癖に苦悩する姿を描いたドラマ。原作は江戸川乱歩の同名の短編小説。監督・脚色はＣＦ、プロモーション・ビデオ出身の松浦雅子で、今回が劇映画デビューとなる。撮影は「ＧＯＮＩＮ」の佐々木原保志。主演は「ＲＡＭＰＯ　奥山監督版」「ＲＡＭＰＯ　黛監督版」の羽田美智子で、自ら主題歌も歌う。第8回東京国際映画祭ヤングシネマコンペティション正式出品作品。

現実の事件をもとに書かれた松田美智子の『女子高生誘拐飼育事件』を原作に、アブノーマルな愛の姿を様々な設定の中で描いてきた「完全なる飼育」シリーズの第4作目。松田自身が2002年に書き下ろした同名小説の映画化であり、監督は「ISOLA/多重人格少女」の水谷俊之。主演は「夜を賭けて」の山本太郎。“飼育される女子高生”には、CF等で活躍するしらたひさこ。

少年から“男”への成長期にある若者の恋と性へのあこがれを描いた青春映画。原作は福田章二の「軽やかに開幕」。脚本は松原信吾、監督は脚本も執筆している「球形の荒野」の貞永方久、撮影は「メス」の加藤正幸がそれぞれ担当。

一見、幸せそうな家族。しかし、その食卓の下には、誰も知らない秘密が隠されていた。崩壊と再生を描く衝撃の家族ドラマ。

1990年代の日本。郊外に暮らす、誰もが羨む理想の家族。社会的地位のある父親、貞淑な母親、優秀な子供たち。しかし、ある日見つかった一枚の古い写真が、長年保たれてきた完璧な家族の均衡を静かに崩し始める。父親の過去、母親の秘めた思い、子供たちの葛藤。見て見ぬふりをしてきた問題が次々と噴出し、家族はそれぞれが「本当の顔」と向き合うことを余儀なくされる。偽りの仮面が剥がされた時、彼らは本当の「家族」になれるのか。

石坂洋次郎の「金の糸銀の糸」を「どろ犬」の池田一朗が脚色「十七才の狼」の井上芳夫が監督した青春もの。撮影もコンビの中川芳久。