瀬戸内海の小島で暮らす家族。セリフを排し、水運びという過酷な労働を通して描かれる、人間の営みと生命の尊厳。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ、電気も水道もない小さな島。そこに住むのは、夫婦と二人の子供だけの家族。彼らの生活は、ただひたすらに作物を育てること。そのためには、対岸から毎日、何度も小舟で水を汲み、急な坂道を天秤棒で運び上げなければならない。セリフは一切なく、聞こえるのは自然の音と人々の息遣いのみ。繰り返される過酷な労働の日々。そんな彼らを襲う、あまりにも悲しい出来事。それでも続く、生命の営み。
ネット上の声
- この時期、ここに、こういう暮らしが。今は。
- 台詞は無し・映像と音楽で成立した名作☆
- 新藤兼人監督が亡くなった
- 素晴らしいと思いました
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督新藤兼人
- 主演殿山泰司