1990年代のボスニア紛争を舞台に、ボスニアとセルビアの中間地帯に取り残された敵対する兵士たちの運命を、痛烈なメッセージとユーモアを交えて描いた戦争ドラマ。
ボスニアとセルビアの中間地帯ノー・マンズ・ランドの塹壕に取り残された、ボスニア軍の兵士チキとセルビア軍の兵士ニノ、そして横たわった身体の下に地雷を仕掛けられて身動きが取れなくなったボスニア軍の兵士ツェラ。塹壕から出れば、両軍から攻撃されてしまう。一触即発の状況のなか、自分たちがなぜ争っているのかわからないままにらみ合いを続ける彼らに、ふと心を通わせる瞬間が訪れるが……。
出演は「奇跡の海」のカトリン・カートリッジ、「眺めのいい部屋」のサイモン・キャロウ。ボスニア紛争の最前線を取材してきたダニス・タノビッチが長編劇映画初監督・脚本を手がけた。2002年・第74回アカデミー賞で外国語映画賞、2001年・第54回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。
ネット上の声
- 戦争映画を見て、戦争の理不尽さを感じることは簡単だけど…。
- とても面白い話しなんだけど、映画としてはぜんぜん面白くない
- その時、僕はまさに怒れる若者だった。
- 「惨劇への同情」という名の贅沢消費
リアルな戦闘シーンがある、 どんでん返し、 戦争
- 製作年2001年
- 製作国フランス,イタリア,ベルギー,イギリス,スロベニア
- 時間98分
- 監督ダニス・タノヴィッチ
- 主演ブランコ・ジュリッチ