製靴会社の重役を襲う、史上最悪の誤認誘拐事件。身代金3000万円を巡る、犯人と警察、そして一人の男の道徳的ジレンマを描く社会派サスペンス。
猛暑の横浜。ナショナル・シューズ社の常務・権藤金吾の邸宅に、息子を誘拐したという脅迫電話。犯人の要求は身代金3000万円。しかし、誘拐されたのは権藤の息子ではなく、お抱え運転手の息子・進一だった。犯人は間違いに気づきながらも、権藤に身代金を要求。会社乗っ取りのため全財産を投じようとしていた権藤。他人の子のために、自らの未来を犠牲にできるのか。警察の緻密な捜査網と、犯人との息詰まる駆け引き。高台の豪邸から見下ろす「天国」と、貧困にあえぐ下界の「地獄」。男の決断が社会を揺るがす。
ネット上の声
- スピルバーグ最高傑作に絶大な影響与えた!
- このシーンがあのシーンに!ぽんっ。
- 山崎努は、この映画がデビュー作
- 「天国と地獄」は紙一重なのかも
誘拐、 サスペンス
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎