全9作品。コ・スが出演した映画ランキング

朝鮮戦争末期、停戦協定が迫る中、南北の兵士がたった一つの高地を奪い合う。終わらない地獄を描く戦争ドラマ。

1953年、朝鮮戦争の停戦交渉が最終段階に入る中、最前線では領土をめぐる熾烈な戦闘が続いていた。南北境界線の要衝「エロック高地」。ここでは、停戦協定で定められる国境線を少しでも有利にするため、日夜、高地の主が入れ替わる血みどろの攻防が。そんな地獄へ、内通者の存在を調査するため一人の将校が派遣される。そこで彼が目にしたのは、戦争の狂気に蝕まれた兵士たちの姿。戦争の不条理と、名もなき兵士たちの真実。

異国の刑務所に囚われた平凡な主婦。麻薬密輸の濡れ衣を晴らすため、家族が国家を相手に闘う、衝撃の実話。

2004年、フランス領マルティニーク島。平凡な主婦ジョンヨンは、夫の知人から頼まれた荷物を運んだことで、麻薬密輸の濡れ衣を着せられ、異国の地で逮捕。言葉も通じないまま、地球の裏側の刑務所に収監されるという悪夢。韓国にいる夫ジョンベは、妻の無実を信じ、救出のために奔走。しかし、国家権力と法律の壁が彼の前に立ちはだかる。絶望的な状況の中、家族の愛だけを頼りに、巨大な組織にたった一人で挑む夫の孤独な闘い。果たして、夫婦は再び会うことができるのか。衝撃の実話を基にした、愛と正義の物語。

国家の運命を背負う諜報員と、北の美しき暗殺者。愛と任務の狭間で、宿命が二人を引き裂く。

ソウルで頻発する要人暗殺事件。韓国諜報機関の精鋭、ユ・ジュンウォンが追うのは、神出鬼没の女スナイパー。捜査を進めるうち、彼はターゲットの正体が、かつて愛した恋人ではないかと疑い始める。国家を揺るがす巨大な陰謀。引き裂かれた男女の悲しい過去。息もつかせぬ銃撃戦の果てに、彼らを待ち受ける衝撃の真実。韓国映画史を塗り替えた、スパイ・アクションの金字塔。

朝鮮王室の衣装室を舞台に、二人の天才仕立て師の美しき才能と嫉妬が激突する歴史ドラマ。

舞台は朝鮮王朝時代、王室の衣服を仕立てる部署「尚衣院（サンイウォン）」。30年間、王室の衣装を手がけてきた最高の職人チョ・ドルソク。彼の前に、ある日現れた天才デザイナー、イ・ゴンジン。ゴンジンの型破りで斬新なデザインは、たちまち王妃の心を掴み、宮廷に新たな流行を巻き起こす。伝統と規則を重んじるドルソクと、自由な感性を持つゴンジン。二人の対立は、やがて王室を揺るがす巨大な陰謀へと発展。美を追求する者たちの情熱と哀しき運命の物語。

それぞれ心に傷を抱える男性消防士と女性医師の愛を、「高地戦」の人気俳優コ・スと「王になった男」の清純派女優ハン・ヒョジュ共演で描いたラブストーリー。消防士のガンイルは、3年前に最愛の妻を救えなかったことで深い喪失感を抱え続けていた。そんなある日、救急病院の心臓外科医ミスが医療事故を起こし、激怒した被害者の夫をなだめようとしたガンイルが怪我を負わされてしまう。被害者の夫から医療訴訟を起こされたミスは、ガンイルに逆提訴してもらおうとするが……。監督・脚本を手がけるのは、デビュー作「グッバイ、マザー」で注目された俊英チョン・ギフン。

ミステリー作家・東野圭吾の人気作で、日本では綾瀬はるか、山田孝之主演でドラマ化（2006）、堀北真希、高良健吾の主演で映画化（10）もされた「白夜行」を、韓国で映画化。密室の廃船で質屋の店主が殺害される事件が発生し、容疑者の死亡で事件は一応の解決をみる。しかし、担当刑事のハン・ドンスは、容疑者の娘イ・ジアと被害者の息子キム・ヨハンの存在が頭から離れなかった。14年後、美しく成長したイ・ジアとキム・ヨハンの周辺で不可解な事件が連続し、2人の意外な関係性が明らかになっていく。主演は「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンと「超能力者」のコ・ス。

「カル」のチャン・ユニョン監督が、現実とデジャブ（既視感）を交錯させて描く新感覚サスペンス。証拠物件の麻薬が移送中に何者かに奪われ、オ・バンジャン刑事に容疑がかけられる。バンジャンの無実を信じる後輩刑事のカン・ソンジュは真犯人を探すが、疑わしい人間が次々に死亡していく。そんな時、ソンジュは容疑者の友人であるユジンに出会う。初対面のはずの2人はなぜか互いに見覚えがあり、ユジンはソンジュが死亡するデジャブを見る。

「デュエリスト」「義兄弟」のカン・ドンウォンと「白夜行」のコ・スのダブル主演で超能力者と超能力の通じない男の運命的な対決を描く。人々を意のままに操ることができる超能力を持つ男チョインは、その力ゆえに孤独な人生を歩んでいた。ある日、金を盗みに小さな質屋に入ったチョインは、そこで働くごく普通の青年ギュナムに超能力が通じないことに慌て、誤って店主を殺害してしまう。ギュナムは世話になった店主の仇討ちに燃えてチョインを追い、チョインもまた唯一秘密を知るギュナムの命を狙うが……。

ビル・S・バリンジャーの小説「歯と爪」を、テレビドラマ「オクニョ　運命の女（ひと）」のコ・ス主演、舞台を韓国に置き換えて映画化した法廷サスペンス。大日本帝国から独立後の1947年のソウル。激しい雨が降る中、凄惨な殺人事件が発生した。死体を目撃したという匿名の通報で駆けつけた警察によって、資産家ナム・ドジンがお抱え運転手のチェ・スンマン殺害容疑で逮捕される。しかし、現場には切断された成人男性の人差し指だけが残され、遺体はすでに火炉で焼却されていた。無罪を主張するドジン側のベテラン弁護士と、証拠である指や証言から有罪に導こうとするエリート検事による法廷での激しい攻防戦が繰り広げられる中、容疑者、そして被害者のもうひとつの顔が次々と明らかになっていく。事件の目撃者をコ・スが演じるほか、容疑者ドジン役を2017年に交通事故で亡くなったキム・ジュヒョク、検事役を「新しき世界」のパク・ソンウン、弁護士役を「海にかかる霧」のムン・ソングンがそれぞれ演じる。シネマート新宿、シネマート心斎橋の特集企画「のむコレ2018」（18年11月3日～）上映作品。