第二次大戦下のドイツ捕虜収容所、脱走計画はなぜか筒抜け。仲間内に潜む裏切り者を探し出す、極限の心理サスペンス。
舞台は1944年、ドイツの第十七捕虜収容所。ここに収容された連合軍軍曹たちの間である疑惑が渦巻いていた。決死の脱走計画が、ことごとくドイツ軍に察知され失敗に終わるのだ。仲間たちは、収容所内で最も抜け目なく立ち回り、他の捕虜と距離を置く皮肉屋のセフトン軍曹が、情報漏洩のスパイだと断定。リンチ寸前にまで追い込まれたセフトン。彼は自らの無実を証明するため、そして生き残るため、孤独な戦いを開始。真の裏切り者を見つけ出すべく、危険な賭けに出る。疑心暗鬼が渦巻く極限状況下で、果たして彼は信頼を取り戻し、自由を手にすることができるのか。人間の本性が暴かれる、緊迫の密室劇。
ネット上の声
- 【名匠、ビリー・ワイルダーが製作・監督したナチスドイツの捕虜収容所を舞台にした異色ドラマ。誰が内通者かが明らかになる過程はハラハラしながらも面白いです。】
- 戦争映画と言えば、航空隊、潜水艦、フロッグメン(潜水工作員)、フィリピンのゲリラ等の話ばかりで、捕虜を扱ったものがないのは不満だ・・・
- ウイリアム・ホールデン演ずる主人公がユニークで、スパイ暴き出しのミステリー要素も有り、かなり面白かった
- ブロードウェイの舞台が原作だと思うので、会話中心で、あまり盛り上が...
戦争
- 製作年1953年
- 製作国アメリカ
- 時間119分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演ウィリアム・ホールデン