江戸時代、藩の権力争いに翻弄される若き武士の、淡く切ない恋と運命を描く物語。
舞台は幕末の庄内地方、海坂藩。下級武士の息子・牧文四郎は、剣術に励み、幼なじみのふくと淡い恋を育む穏やかな日々を送っていた。しかし、父が藩の権力争いに巻き込まれて切腹を命じられたことで、彼の人生は一変。逆賊の子として白眼視されながらも、父の汚名をそそぎ、家を再興するため、そしてふくを守るために、文四郎は過酷な運命に立ち向かう。身分違いという大きな壁が、二人の間に立ちはだかる。幾多の苦難を乗り越え、剣の腕を磨き続ける文四郎。やがて彼は、父を陥れた者たちと対峙する時を迎える。蝉しぐれが降り注ぐ中、彼の刃は宿命を切り開くことができるのか。
ネット上の声
- 名作。 「はらへったな。」逸平と与之助が助太刀に来る場面に胸が熱くなる。
- 名を呼ばれ、悲しくとも「救われた」ふく
- 藤沢さんのラストシーンが好きです。
- 文四郎とふく!この二人の想いは!
時代劇
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督黒土三男
- 主演市川染五郎