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昭和初期の京都。由緒ある友禅問屋を舞台に、三姉妹の愛憎と欲望が渦巻く、濃密な人間ドラマ。
時代は昭和初期、古都・京都。老舗の友禅問屋「丹波屋」の主人が急死し、遺言により番頭の敬三が後継者に指名される。店の実権を握ろうと敬三に接近する長女・志満。奔放な恋愛に身を焦がす次女・美沙。家の伝統に反発する三女・品子。それぞれの思惑が交錯し、女たちの嫉妬と欲望が静かな屋敷の中で激しい渦となる。伝統と格式に縛られた旧家で繰り広げられる、愛と裏切りの物語の結末。
ネット上の声
- インテリの愛は考えすぎなのだ!
- 英文学者の仲谷昇が妻・稲尾和子に文学や映画の批評を投げつけたり、これを読めと難し
- 文学者の仲谷昇がすべての女を文学に興味がある女とそうじゃない女にはっきり分けてい
- 大連、金沢、東京と三部構成で綴る英文学者夫婦の心理劇はまるで男と女の戦い
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督中平康
- 主演仲谷昇
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戦後の混乱期、欲望渦巻く人間社会で、一人の男が直面する心の闇と魑魅魍魎たちの狂宴。
舞台は終戦直後の日本。社会全体が価値観の転換を迫られる中、主人公の男はささやかな幸せを求めて生きていた。しかし、ある出来事をきっかけに、彼の周囲の人々の本性が次々と剥き出しになっていく。信頼していた上司の裏切り、愛した女性の隠された過去。誰もが金と欲望のために他人を蹴落とす魑魅魍魎であった。人間不信に陥りながらも、彼は生き残るため、そして真実を見極めるために、この底なしの闇へと足を踏み入れていく。果たして彼は、人間性を失わずにこの狂った世界を抜け出せるのか。その先に待つ衝撃の結末。
ネット上の声
- 日活で、アキラ、小百合などの賭博師もの、青春ものの傑作を残してきた中平が、自分の
- 中平康なので期待し過ぎてた感じはあるが、昔みたいな勢いは感じられず
- 濃い麿赤兒と切腹のことしか記憶に残らない映画
- 土佐の浮世絵師・金蔵(通称絵金)の生涯を追う
アクション
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督中平康
- 主演麿赤兒
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大正八年に書かれた芥川龍之介の短編をもとに、不思議な運命の糸にあやつられるひとりの女の生涯を描く。脚本は「あにいもうと(1976)」の水木洋子、監督は同じ「あにいもうと(1976)」の今井正、撮影はひさびさに宮川一夫が担当。
ネット上の声
- 影が怖い!
- 中平康映画の常連である稲野和子がめちゃくちゃ性格悪くてそれを観てるだけでよかった
- コメディ要素が一切なく、ひたすら陰湿に、重くのしかかってくるホラーなのがすごい
- 自身の意志とは無関係に不幸な運命に翻弄され醜悪な容貌に変化する女の姿を映像化
ホラー
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督今井正
- 主演京マチ子
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昭和の東京、金と暴力が渦巻く裏社会で、古き仁義を貫く一匹狼のヤクザが巨大組織に反旗を翻す、壮絶な抗争劇。
舞台は高度経済成長期の東京。主人公は、昔気質の仁義を重んじるがゆえに、近代化する組の中ではみ出し者となっていたヤクザ、村木。彼のささやかな縄張りが、巨大組織・大和田組の冷酷な都市開発計画の標的となった時、彼の日常は崩壊。恩人を殺され、仲間を奪われた村木は、たった一人で復讐を決意。しかし、彼の前には金で動く裏切り者や、警察権力と結びついた巨大な悪が立ちはだかる。失うものは何もない男の、意地と誇りを賭けた最後の戦いの幕開け。
ネット上の声
- ◉中平康監督作品はコメディタッチの方がいい
- これは日本版スティング
アクション
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督中平康
- 主演宍戸錠
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私利私欲のために妻を惨殺した武士。その裏切りが生んだ怨念が、恐怖の亡霊となって彼を追い詰める。
江戸時代。浪人・民谷伊右衛門は、裕福な家の娘との縁談のために邪魔になった妻・お岩を毒殺。醜く顔が爛れ、無念の死を遂げたお岩の亡骸は戸板に釘付けにされ、川へ流された。しかし、その日から伊右衛門の周りで次々と怪奇現象が発生。どこへ逃げても現れるお岩の亡霊。その怨念は伊右衛門だけでなく、裏切りに関わった者すべてを呪い、血塗られた復讐劇の幕が上がる。
ネット上の声
- 近衛をなぜそこまで立てたの?
- 納涼=怪談 時季はずれ?
- これぞジャパニーズホラー
- この恨み、はらさずに…
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督森一生
- 主演佐藤慶
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目的もなく彷徨う若者たちの退廃的な日常。愛と虚無が交錯する、中平康監督が描く衝撃の青春像。
1960年代、日本。主人公の青年・五十嵐は、特に目的もなく日々を過ごしていた。ある日、彼は兄の恋人である女性と出会い、奇妙な関係を始める。彼らの周りには、同じように虚無感を抱えた若者たちが集う。刹那的な快楽に身を任せ、互いを挑発し合う倒錯的なゲーム。それは、満たされない心の隙間を埋めるための行為。愛を求めながらも信じることができず、破滅的な行動へと突き進んでいく彼らの姿は、時代の閉塞感を鋭く映し出す。やがて彼らの関係は、予測不能な結末へと向かう。
ネット上の声
- 中平康のひとつのパターン
- 冷めたカメラで情熱を追う
- 昭和セクハラ親父文化の原点。
- 化粧品セールスマン
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中平康
- 主演仲谷昇