「WAVES ウェイブス」「イット・カムズ・アット・ナイト」で注目を集める新鋭トレイ・エドワード・シュルツ監督が、2015年に手がけた長編デビュー作。SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)映画祭の短編コンペティション部門で撮影賞を受賞した、14年製作の同名短編映画の長編化で、シュルツ監督の実の叔母と親族との軋轢や、薬物・アルコール依存症だった父親とのエピソードなど、監督自身の体験をもとに描いた家族ドラマ。主人公のクリシャをはじめ監督の親族が出演し、監督自身もクリシャの息子トレイ役で出演している。親族から疎まれているクリシャが感謝祭に参加すべく、かつて捨てた家族のもとに戻ってくる。そこには一族が顔をそろえており、過去を悔いているクリシャは自分が変わったことを証明しようとするが、息子のトレイは快く思わない。精神的に不安定なクリシャはやがてアルコールに手を出してしまい、感謝祭は醜悪なものへと変わっていく。
ネット上の声
- 親族の集まりほどくだらない人間関係ってないと思う
- アル中の治療を経て十数人家族の元に戻るもそこには居場所などとうに無かった女性の哀
- 監督自らが出演する場合、大抵がその映画における問題の内側、ないしは内側に寄り添う
- トレイ・エドワード・シュルツの描く「家族」には取り返しのつかなさが備わっているか
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アメリカ
- 時間83分
- 監督トレイ・エドワード・シュルツ
- 主演クリシャ・フェアチャイルド