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恐山の麓、少年時代の「私」が家出を夢見る。虚構と現実が交錯する、寺山修司の自伝的幻想譚。
1970年代の東京。映画監督の「私」は、少年時代の記憶を辿る映画を制作中。舞台は青森県の恐山に近い村。そこには過保護な母と、村の因習が。少年はサーカスの女に憧れ、隣家の若妻に淡い恋心を抱き、この息苦しい故郷からの脱出を計画。しかし、記憶の中の母は少年の前に立ちはだかる。果たして「私」は、忌まわしい過去と決別できるのか。虚構の映画作りが、現実の記憶を侵食し始める衝撃の結末。
ネット上の声
- 【ちぃスピードで映画観よう!!第4弾、グッドスピード選出作品】
- 恐山の川からひな壇流すの常識ぶっ飛んでてたまらない
- 今の時代にこんな映画を撮れる人いますかね
- 頭モヤモヤする人の心をズバッと打ちます
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督寺山修司
- 主演菅貫太郎
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実在の事件をヒントに異常性愛の快楽に耽溺し、自ら破滅していく女医を描く。脚本・監督は新人深尾道典、撮影は塚越竪二が担当。
ネット上の声
- 「封印」やら「幻」やらの貴重さを煽る語彙が、この映画を過大に評価させているのだと
- 10年前初めて見たときはあまりにシュールでぶっ飛んだ内容に口を衝撃を受けたけれど
- クズみたっぷりの菅貫太郎から放たれる「イエス・クリトリス様」
- 異様にレアだからか平日のレイトで満員(@ラピュタ阿佐ヶ谷)
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間51分
- 監督深尾道典
- 主演白石奈緒美
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戦後日本、故郷と祖国の狭間で揺れる在日コリアンの魂。差別と偏見の濁流の中、自らの生きる道を探す男の苦悩。
終戦後の日本。この国で生まれ育ちながらも、「異邦人」として生きることを強いられる在日コリアンの青年。日本社会からの差別と、祖国への複雑な想いの間で彼の心は引き裂かれる。日本人女性との許されざる恋、同胞との絆と対立。彼は、激動の時代の中で自らのアイデンティティを問い続ける。暴力と貧困が渦巻く社会の底辺で、彼は何を見つけ、何のために生きるのか。故郷でも祖国でもないこの地で、ただひたすらに自分の川を渡ろうとする男の、魂の彷徨の記録。
ネット上の声
- 佳那晃子の美貌を愛でる映画?
- 「キャロル」のメンバーだったジョニー大倉=朴雲煥は、この作品で日本人の仮面を外し
- ヒロイン役の佳那晃子さんってこの映画の当時は大関優子って名前で活動していたんだね
- 在日はもはや6世もいるけれど相変わらず参政権すらないので、そんなに「昔の」話しで
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督李学仁
- 主演朴雲煥
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政岡としや原作の劇画の映画化。男気があり、度胸もあるが、チョッピリ間の抜けたチンピラ極道を描く。脚本は「広島仁義 人質奪回作戦」の松本功、監督は「夜明けの旗 松本治一郎伝」の山下耕作、撮影は「やくざ戦争 日本の首領」の増田敏雄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 「うちからのプレゼント、うちのあこの毛です
- 「河内のオッサンの唄」全2作を見た流れで、ポスターデザインが似てたので同系列の作
- 川谷拓三と竹田かほりの仰角でのキスシーンや、石ころを蹴飛ばそうとして止める足など
- 原作漫画が元々そうだからか、コメディタッチが過ぎるのだが最終的にはヒューマンドラ
アクション
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督山下耕作
- 主演川谷拓三
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源平合戦を題材に、双方の大将、源義朝と平清盛の間を往来した薄幸の白拍子常盤御前の性を描く。脚本・監督は「女医の愛欲日記」の深尾道典、撮影は原田裕平がそれぞれ担当。
時代劇
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間62分
- 監督深尾道典
- 主演八並映子