ビリー・ワイルダーが長年の脚本パートナーであったチャールズ・ブラケットと離れ、新たな脚本家を迎えた作品。ニューヨークの新聞社から閉め出されたジャックは、洞窟内で生き埋めになっている男を目撃する。是が非でも一流紙に戻りたい彼は、スクープを利用し情報操作に手を染める。おのれの野心のためなら手段を選ばない新聞記者が、世論に裁かれる姿は見応え十分。世間の評価が芳しくなかったため、スタジオ側が「Ace in the Hall」から「The Big Carnival」にタイトルを変更したという逸話も。
ネット上の声
- マスメディアのセンセーショナルリズムを見事に描いた、とってもシニカルな傑作映画
- 人の不幸は蜜の味なのか、人命救出がイベントに化す様子がそら恐ろしい...
- ジャーナリズムもヒューマニズムもきれい事
- 自業自得と言うには、あまりにも…
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督ビリー・ワイルダー
- 主演カーク・ダグラス