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エリック・ロメール監督による「喜劇と格言劇」シリーズの第3作。海辺の別荘で6人の男女が織り成す恋愛模様を、思春期の少女ポーリーヌの目を通して描く。15歳の少女ポーリーヌは、年の離れた従姉マリオンと一緒にノルマンディの別荘へバカンスにやって来る。海辺へ出かけた2人は、マリオンの元恋人ピエールと出会う。ピエールは現在もマリオンへの思いを引きずっていたが、マリオンはピエールの知人であるプレイボーイのアンリに恋をしてしまう。一方、ポーリーヌは海辺でウィンドサーフィンをしていた少年シルバンと親しくなるが……。ベルリン国際映画祭で銀熊賞と国際批評家連盟賞を受賞した。
ネット上の声
- フランス人の恋愛ってようわからん・・・
- 曖昧さ、他者への関心と干渉と思いやり
- 分からないことがすべてを知る条件
- 水着がまぶしい!恋愛小話。
夏に見たくなる、 恋愛
- 製作年1983年
- 製作国フランス
- 時間95分
- 監督エリック・ロメール
- 主演アマンダ・ラングレ
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帰らぬ人を待ち続ける少女。過去と現在が交錯する、スペインの片田舎を舞台にした幻想的な物語。
スペインの緑豊かな片田舎。少女ベルタは、一度も会ったことのない、遠い戦地へ赴いた父の帰りを待ち続けている。彼女の日々は、父が残した手紙や遺品に触れ、彼への想像を膨らませることで彩られていた。そんな彼女の前に、父のかつての戦友を名乗る謎めいた男が現れる。男が語る父の物語は、ベルタの抱いていた理想の父親像を少しずつ揺るがしていく。現実と幻想、記憶と想像の境界が曖昧になる中、ベルタは自分自身のアイデンティティを探し始める。静謐で絵画のような映像美の中に、少女の繊細な心の機微を詩的に描き出した、ホセ・ルイス・ゲリン監督による珠玉の一篇。
ネット上の声
- 思春期の少女の内面を詩情豊かに綴った、スペインの作家ホセ・ルイス・ゲリン長編処女
- (J.L.ゲリン特集) 自然との対話好きな少女ベルタは、丘の上に一人住む風変わり
- ハタチそこそこでこんなん撮ってる時点で化け物
- 孤独な少女が精神を病んだ男と出会って成長する
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国スペイン
- 時間118分
- 監督ホセ・ルイス・ゲリン
- 主演シルビア・ガルシア
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シーズンオフの高級ホテル。過去の栄光と現在が交錯する、幻想的でノスタルジックな人間模様。
舞台は、かつて栄華を誇ったスイスの高級リゾートホテル。今はシーズンオフで客もまばら。語り手である主人公が、幼少期にこのホテルで過ごした日々を回想。個性豊かな宿泊客たち、ミステリアスな従業員、そして華やかだった時代の記憶。過去と現在が入り混じり、現実と幻想の境界が曖昧になっていく。ホテルという閉鎖空間で繰り広げられる、人々の愛憎と孤独。失われた時を巡る、夢幻の物語。
ネット上の声
- 語り手の過去の過去のそのまた過去が積み重なっているホテル
- 懐かしの芸、去っていった人々…
- ダニエル・シュミット監督作
- 不思議な映画でした。(2)
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国スイス,ドイツ,フランス
- 時間95分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サミー・フレイ
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ヌーヴェル・ヴァーグの名匠、エリック・ロメールの連作シリーズ『喜劇と箴言』の第2作。製作は80年代のロメールの全作を手掛けたマルガレット・メネゴズ。脚本もロメール撮影は「飛行士の妻」に引き続き、ベルナール・リュティックで、当時としては珍しくフジカラーが使われて独特の色彩効果を出している、同時録音による録音は「飛行士の妻」のジョルジュ・プラとジェラール・ルカで、通常のブーム・マイクに加えて新式のワイヤレスマイクが駆使された。編集は「モード家の一夜」以来監督と組むセシル・デキュジスとリサ・ヘレディア。出演は「クレールの膝」のベアトリス・ロマン、「メランコリー」の名優アンドレ・デュソリエほか。撮影は24時間耐久レースで有名なルマンを中心に行われた。フランス・シネマ大賞受賞。
ネット上の声
- ロメール流 婚活喜劇の佳作
- それでも彼女は純粋なんだ
- ル・マンの旧市街
- 電車の男と車の男
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督エリック・ロメール
- 主演ベアトリス・ロマン
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オペラの歌姫(ディーヴァ)を夢見るヒロインが幸せをつかむまでを描いたシンデレラ・ストーリー。監督・製作はデビュー作『追憶のオリアナ』(84、日本未公開)でカンヌ映画祭カメラ・ドール新人賞を受賞したヴェネズエラ出身のフィナ・トレスで、彼女の監督第2作。主演は「ベルエポック」のアリアドナ・ヒル(歌の吹き替えはエルザ・モリュス)。共演は「木と市長と文化会館」のアリエル・ドンバール、「ラヴィ・ド・ポエーム」のエヴリーヌ・ディディほか。
コメディ
- 製作年1995年
- 製作国フランス
- 時間84分
- 監督フィナ・トレス
- 主演アリアドナ・ヒル
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フランスの田舎町に文化会館を建設しようとする社会派市長の計画が呼んだ騒動を、ドキュメンタリー調も交えたユーモアとウィットあふれる演出で描いた風刺喜劇。物語は7つの章で構成され、そのすべてが「もし・・・」で導かれる。監督・脚本は「春のソナタ」「冬物語」のエリック・ロメール。製作は「緑の光線」以来、ロメールの全作品についているフランソワーズ・エチェガレー。撮影はディアーヌ・バラティエ、音楽はセバスチャン・エルムス、編集は「冬物語」のメアリー・スティーブン、録音・ミキシングは「冬物語」のバスカル・リビエ。主演は「海辺のポーリーヌ」のパスカル・グレゴリーとアリエル・ドンバール。共演は「満月の夜」などロメール作品の常連ファブリス・ルキーニ、『聖杯伝説』(未)以来、12年ぶり2度目のロメール作品への出演となるクレマンティーヌ・アムルーら。
ネット上の声
- フランスの田舎町の市長が草原に文化施設を建設しようとするが、その町の小学校の教師
- 「緑?至る所にあるじゃないか
- 偶然に身をゆだねることは正義
- なかなか楽しめた!
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国フランス
- 時間111分
- 監督エリック・ロメール
- 主演パスカル・グレゴリー
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サスペンス
- 製作年1997年
- 製作国フランス
- 時間91分
- 監督ピエール・コラルニック
- 主演ブリュノ・クレメール
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場末のナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、男が見つめている。男の名はヴァルテル。地下組織で情報の運び屋をしている。シュルレアリスム画家ルネ・マグリットの多数の絵画をモチーフに、幻想と官能が交錯する不条理サスペンス。
ネット上の声
- 丸くなったロブ・グリエ
- 夢のまた夢…
- 去年マリエンバートでの脚本家
- いわゆる夢落ち
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督アラン・ロブ=グリエ
- 主演ダニエル・メズギッシュ
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ネット上の声
- 安らぎと静けさと同時に、残虐で不道理
- こりゃまた 変な映画にあたった
- サディスティックな夢=現実
- 夢と現実を行ったり来たりしながら、その狭間で裸の少女たちが拷問されたりSM(主従
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間114分
- 監督アラン・ロブ=グリエ
- 主演ジェームズ・ウィルビー
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哲学の教授マルタンは妻と別居中、執筆中の本も進まず、人生のあらゆる面で行き詰まりを感じていた。そんなある日、マルタンは一人の老画家の死をきっかけに、彼の絵のモデルをしていた若い娘セシリアと知り合う。
ネット上の声
- いいのかなぁ
- エロいシーンはある。内容もある。
- 感情と本能の疾走を描く哲学映画
- 久々にエロいやつ
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督セドリック・カーン
- 主演シャルル・ベルリング
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イギリスのハードボイルド作家J・H・チェイスの作品から4本を選び“チェイス・プロジェクト”として製作されたレプスキー・シリーズの第1作目。ニースの美術館から多額の保険金を掛けられ盗まれた聖母像を巡って、保険調査官レプスキーが繰り広げる争奪戦を描く。
アクション
- 製作年1989年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督ガイ・ハミルトン
- 主演マイケル・ブランドン
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ジャン=ポール・ベルモンドとフィリップ・ド・ブロカ監督が「ベルモンドの怪盗二十面相」以来25年ぶりにタッグを組み、2人の代表作である「リオの男」へのセルフオマージュ満載で描いた冒険アクションコメディ。アマゾン流域の熱帯雨林で昆虫の調査研究をしているフランス人生物学者エドゥアールは、ジャングルの中で不思議な少女ルルと出会う。エドゥアールは迷子だと判断し保護するが、ルルはニューヨークへ行くはずがここに来てしまったと話す。その頃、エドゥアールが住む街に、フランス海軍の特殊部隊と天文学者マルゴがやって来る。彼らはアマゾン流域に着陸したUFOの痕跡を追っていた。ルルが地球外生命体だと知ったエドゥアールは、マルゴと共に軍から彼女を守りつつ、ルルが地球に来た目的を果たす手助けをするが……。天文学者マルゴ役に「海辺のポーリーヌ」のアリエル・ドンバール。日本では2021年、ベルモンド主演作をHDリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」(2021年5月14日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で劇場初公開。
ネット上の声
- 白髪でもダンディなベルモン道
- ベルモンドとLuluの白髪
- 宇宙人・・・
- 『リオの男』のフィリップ・ド・ブロカ監督&ジャン=ポール・ベルモンドが再びタッグ
アドベンチャー(冒険)
- 製作年2000年
- 製作国フランス,スペイン
- 時間89分
- 監督フィリップ・ド・ブロカ
- 主演ジャン=ポール・ベルモンド
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社員旅行に招待されたあるサラリーマンが会長の妻に言い寄られる一騒動を描いたコメディ映画。製作はトーマス・H・ブロデック、監督・脚本はジギー・スタインバーグ、撮影はゲイリー・シールトジーズ、音楽は「赤ちゃんはトップレディがお好き」のビル・コンティが担当。出演はダニエル・スターン、エイリアル・ドーンバール、クリストファー・プラマーほか。
ネット上の声
- 原題は『BOSS'S WIFE』で、ヴィデオ題もそれ
- 製作年1986年
- 製作国アメリカ
- 時間82分
- 監督ジギー・スタインバーグ
- 主演ダニエル・スターン