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1950年代マレーシア。黄金の夢に取り憑かれた男と、父の野望に翻弄される娘の、悲劇的な運命。
1950年代、東南アジアのマレーシア。オランダ人商人オルメイヤーは、幻の金鉱を見つけ出し、愛娘ニナをヨーロッパへ送り返すという壮大な夢に囚われていた。しかし、現地の男性と恋に落ちたニナは、父の西洋的な価値観に反発。父の夢、娘の恋、そして独立運動の波が交錯する中で、オルメイヤーの理想郷は少しずつ崩壊していく。植民地主義の終焉を背景に、一人の男の狂気と父娘の愛憎を描いた、重厚な人間ドラマ。
ネット上の声
- 『地獄の黙示録』の原作者ジョゼフ・コンラッドの処女小説をシャンタル・アケルマンが
- 最後の、海辺の長回しとオルメイヤーを真正面から写し続ける長回し、強烈に良すぎたの
- あんま好きになれないかもしれない…でもきっと好きなはず、大丈夫、信じてアケルマン
- 最後の長回し綺麗でよかったけど長すぎて映写機壊れたんか思った
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国ベルギー,フランス
- 時間127分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演スタニスラス・メラール
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「博士の愛した数式」などの作品で知られる芥川賞作家・小川洋子による同名小説を、フランスの女流監督ディアーヌ・ベルトランが映画化。勤め先の工場で、作業中に薬指の先を切断してしまった21歳のイリス。事故をきっかけに仕事を辞めて港町へ引っ越した彼女は、森の中に佇む不思議な雰囲気の建物で標本技術士の助手として働くことになるが……。ヒロインを演じるのは、ウクライナ出身のトップモデル、オルガ・キュリレンコ。
ネット上の声
- 心の引き出しにさえ入れられないモノは・・
- わたしにとっての「靴」とは何だろう?
- 芸術的にエロティック・・・・・
- 象徴的&幻想的&官能的な小品
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ディアーヌ・ベルトラン
- 主演オルガ・キュリレンコ
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ドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフが、第2次大戦時、ナチス占領下のフランスで、1人のドイツ人将校が暗殺されたことから、ヒトラーが150人のフランス人の銃殺を命じたという史実を映画化した人間ドラマ。1941年10月20日、ナチス占領下のフランスで1人のドイツ人将校が暗殺される。ヒトラーは報復として収容所のフランス人150人の銃殺を命令。過度な報復に危険を感じたパリ司令部のドイツ軍人たちは、なんとかヒトラーの命令を回避しようとするが、即日50人、さらに1日ごとに50人と3回にわけての刑執行にするのが精いっぱいだった。政治犯が多数収容されているシャトーブリアン郡のシュワゼル収容所では、銃殺されるフランス人のリストが作られていくが、その中には、映画館でドイツ占領に反対するビラをまいたために収容された、まだ17歳の少年ギィ・モケも含まれていた。ギィは、塀を隔てた女子収容所にいる同い年の少女オデットに恋をしていたが……。
ネット上の声
- フォルカー・シュレンドルフ監督の遺言のような作品。
- 1941年、ドイツ占領下のフランス西部ナント
- 戦争の暴走は誰にも止められない。
- 真一さんのレビューをきっかけに
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間91分
- 監督フォルカー・シュレンドルフ
- 主演レオ=ポール・サルマン
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モーツァルトの姉である女流音楽家の青春を描いた作品
18世紀を代表する作曲家ボルフガング・アマデウス・モーツァルトの姉、マリア・アンナ(通称ナンネル)の数奇な運命を描いたドラマ。3歳年下の弟が“神童”と絶賛される一方、14歳のナンネルも音楽の才能を開花させていた。ある時、ベルサイユ宮殿に招かれバイオリンを披露したナンネルは、皇太子ルイ・フェルディナンと出会い、恋に落ちる。皇太子に才能を認められ、作曲をすすめられるナンネルだったが、当時の欧州では女性が作曲家になることは許されていなかった。
ネット上の声
- 見る人の素養・好みで評が分かれる映画
- 気の毒な時代に生まれてしまったとしか
- 実話のようなフィクションなのか
- 全然「哀し」くない、天才の旅路
青春、 伝記
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間120分
- 監督ルネ・フェレ
- 主演マリー・フェレ
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「ようこそ、自殺用品専門店へ」などで知られるジャン・トゥーレの原作を映画化。ソフィー・マルソーとミュウ=ミュウの共演でおくる犯罪サスペンス。
サスペンス
- 製作年2013年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ジャン=ポール・リリアンフェルド
- 主演ソフィー・マルソー