戦争で孤児となった少女と貧しい農家の少年。二人が創り出す、死と無垢が交錯する秘密の遊び。
1940年、ナチス侵攻下のフランス。空襲で両親を亡くした5歳の少女ポーレット。戦火を逃れる人々の群れからはぐれ、彷徨う彼女が出会ったのは、農家の少年ミシェル。愛犬の死をきっかけに、二人は動物たちのための秘密の墓地を作り始める。それは、戦争という巨大な死に囲まれた世界で、幼い魂が死を理解しようとする無垢で残酷な儀式。墓を飾る十字架を求め、教会のものにまで手を伸ばす二人。その「禁じられた遊び」は、やがて大人たちの世界に波紋を広げ、残酷な現実が二人のささやかな聖域を脅かす。
ネット上の声
- 悲しくて切なくて胸が詰まりそう、今でもそうした子どもたちを作り出し...
- 何度観ても泣ける。無邪気な姿がかえって切なさを募らせる。ラストシー...
- 十字架に祈ろう、悲しみを希望に変えるため
- 《午前十時》女は男の人生を狂わせるのだ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ルネ・クレマン
- 主演ブリジット・フォッセー