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1960年代のリスボン。靴職人の青年が経験する、淡い恋と社会の現実。青き時代の輝きとほろ苦さ。
1960年代、独裁政権下のリスボン。田舎から上京し、靴職人として働く19歳の青年ジュリオ。彼が裕福な家のメイド、イザベルと出会い、恋に落ちるひと夏。身分違いの恋、友人との交流、そして社会が抱える閉塞感。ささやかな日常の中に芽生える希望と、避けられない現実の壁。二人の純粋な恋の行方。ポルトガル・ヌーヴェルヴァーグを代表する、若者の瑞々しい青春と葛藤の物語。
ネット上の声
- ポルトガルではリスボンは大都会なんだ!
- 記憶違いかもしれないけど、二人が坂道を歩くとき、都市が背景になるシーンと里山を背
- 素朴で質素なポルトガル映画の静かな青春悲劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ポルトガル
- 時間86分
- 監督パウロ・ローシャ
- 主演ルイ・ゴメス
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地中海を巡る歴史探訪の船旅。母と娘の穏やかな日常が、突如として爆音に引き裂かれる衝撃のドラマ。
2001年、フランス・マルセイユ。歴史学者の母ローザは、娘のマリア・ジョアナを連れ、文明の源流を辿る地中海クルーズへ。エジプト、ギリシャ、イスタンブール。歴史的港町を訪れるたび、母は娘に人類の偉大な遺産を語り聞かせる。船上で出会う国籍も様々な船長や乗客たちとの交流。それはまるで、世界の縮図。しかし、穏やかで知的な旅は突如終わりを告げる。アラビア海に入った船を襲う、テロリストによる爆破という非情な現実。文明の輝きと、その脆さを突きつける、巨匠オリヴェイラの問いかけ。
ネット上の声
- 賛・百歳。「家宝」というより「国宝」か!
- オリヴェイラ流ファム・ファタール
- 家宝は自ら輝きを増すらしい
- ジャンヌ・ダルクのように
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間132分
- 監督マノエル・ド・オリヴェイラ
- 主演レオノール・バルダック
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戦地から帰還した兵士。彼を待っていたのは、変わり果てた故郷と、もう戻らない過去。
1960年代ポルトガル、大西洋に面した貧しい漁村。植民地戦争から帰還した兵士アデリーノ。しかし、彼を待っていたのは過酷な現実。恋人は兄と結婚し、村は近代化の波と不漁に苦しんでいた。戦場での記憶と、失われた故郷の姿。彼は自身の居場所を見失い、社会から疎外されていく。新しい人生を模索する男の絶望と希望の物語。
ネット上の声
- 海岸の砂って売り物になるんだ!
- 女性の描き方は溝口の影響があると言及していたので、溝口も再見します
- 貧しい漁村をリアリズムで描いたポルトガル映画の佳作
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国ポルトガル
- 時間94分
- 監督パウロ・ローシャ
- 主演ジェラルド・デル・ヘイ