フランスで公開されるや若者たちを熱狂させ、ナイト・ムービーとしてロングラン・ヒットを記録したカルト映画。近親相姦を思わせる父と娘の異様で残酷な関係を、フェティシズムとブラックユーモア、リリシズムに満ちた退廃的な映像と大胆で挑発的なモンタージュで綴っている。監督・脚本は63年生まれの新鋭ギャスパー・ノエ。製作・編集はリシャール・アジアリロヴィック、録音はオリヴィエ・ル・ヴァコン。不気味な血の色を基調にした撮影(コリン・カラー)はドミニク・コリン。出演はフィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール、フランキー・パン、エレーヌ・テステュら。91年カンヌ国際映画祭・国際批評家週間賞をはじめ数々の賞を受賞。本作に心酔したアニエスb.のプロデュースで、現在続編というべきCarne Integraleが製作中。
ネット上の声
- 本当は3万ぐらいするだろうものが、たまたま転がってしまっていたので鑑賞
- 「9秒間のオーガズムのために子供は60年間苦労する」
- 処女作は作家の全てがあるbyO.ウェルズ
- CARNE=質の悪い馬肉・ふしだらな女
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国フランス
- 時間40分
- 監督ギャスパー・ノエ
- 主演フィリップ・ナオン