「踊る大捜査線」ほか数多くの舞台、テレビ、映画で名脇役として活躍してきた小野武彦が、俳優生活57年目にして初の映画主演を務めた作品。「劇団青年座」が2021年に上演した岩瀬晶子作の同名舞台を映画化した。
東京の一軒家で暮らす春山夫妻は、自宅を改装してシェアハウスをスタートさせる。年齢も職業も国籍もバラバラで個性的な住人たちは、互いに協力し合い、時には衝突しながらも、共同生活を営んでいる。管理人を務める妻の喜代子はそんな住人たちの母親的な存在だったが、不慮の事故に遭い入院することになり、夫の秀夫が妻の代わりに管理人を務めることになった。社交的な喜代子とは対照的に、自分の価値観でのみ物事を判断し、誰とも打ち解けようとしない秀夫は、住民からも疎まれていた。そんな秀夫が、さまざまな境遇の人たちとの交流から、少しずつ相手を思いやることを学んでいく。
小野が秀夫役を演じるほか、宮崎美子、貫地谷しほりらが脇を固める。監督は「うちの執事が言うことには」の久万真路。
ネット上の声
- 【"人は誰でも違う色を持っている。そして思いやり。”頑固で古風な思想の男が、妻や妻が営むシェアハウスの心に痛みを抱える人々や、意に添わぬ息子と接する中で徐々に寛容な男になる様を描いた作品である。】
- この間、舞台挨拶を見逃してしまったメイバイプレイヤーの小野武彦さん初主演作品を観
- コロナ禍後、基本リモートワークになったのだが、月に数回都心のオフィスに出社
- 良くも悪くも演劇の映画化したって感じが拭えない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督久万真路
- 主演小野武彦