都会育ちのわがままな少年と田舎の山村で素朴な暮らしを送る祖母のひと夏の交流を描き、韓国で400万人を動員するヒットとなったヒューマンドラマ。
母親と2人でソウルに住むサンウは、ある日、田舎のおばあちゃんの家へ連れて行かれる。母親が新しい仕事を見つけるまでの間、会ったこともないおばあちゃんと暮らすことになったのだ。話すことができず、読み書きもできないおばあちゃんをバカにし、不自由な山村の生活に不満を爆発させるサンウ。しかし、そんなわがまま放題のサンウを、おばあちゃんは決してしかることはなかった。孫の願いを一心にかなえようとするおばあちゃんの姿に、サンウも少しずつ心を開いていくが……。
監督は「美術館の隣の動物園」のイ・ジョンヒョン。おばあちゃんを演じたキム・ウルブンは、ロケ地となった韓国中部の忠清北道・永同(ヨンドン)の村に暮らしていた実際の住人で、演技未経験ながらも主演に抜てき。そのほかの村の住人たちも、実際に村に暮らす人びとをキャスティングした。少年サンウ役は、当時子役で後に映画「キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち」「朝鮮魔術師」などで活躍するユ・スンホが務めており、これが映画初出演作となっている。
ネット上の声
- 【ソウル育ちの我儘小僧と、田舎で暮らす口が効けない文盲のお婆さんとの一夏の交流を描く。田舎の郷愁を覚える風景や田舎の人達の優しさも良い。シンプルながら、心に残る作品である。】
- 自分のおばあちゃんに会いたくなった いつかあっちの世界でまた会える...
- わがまま小僧コラッ!…最後は感動(泣)
- 自分が孫だった頃を思い出す
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国韓国
- 時間87分
- 監督イ・ジョンヒャン
- 主演キム・ウルブン