昭和初期の東京。不況の波にのまれたサラリーマンが、家族のためにプライドを捨てて奮闘する物語。
舞台は昭和6年の東京。保険会社に勤める平凡なサラリーマン、岡島伸二。彼はある日、会社の理不尽なリストラに異を唱えたことで、自らも職を失ってしまう。愛する妻と二人の子供を抱え、不況の嵐が吹き荒れる中で必死に次の職を探す岡島。しかし現実は厳しく、貯金も底をつき始める。息子の病気という更なる困難が彼を襲う。かつてのプライドを捨て、家族を守るために彼が下した決断とは。小津安二郎監督が描く、サイレント映画時代の社会派ドラマの傑作。
ネット上の声
- 小津さんの無声映画ってやっぱ天才かも…
- カロリー軒|失業都市東京
- 小津安二郎が評価されはじめた最初の一本とのことで、なるほど、もうほとんんど小津作
- 笠さんが若いのに老人役やってるのってコレかな?そんなに変な風には見えなかったけど
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦