砂漠、雪原、荒野。広大な自然を彷徨う男女の姿を通し、愛の根源と崩壊を詩的に描く実験的アートフィルム。
台詞はほとんどなく、物語らしい物語も存在しない。ただ、荒涼とした砂漠や雪景色の中を、一組の男女が黙って歩き続ける。時に寄り添い、時に離れ、彼らの沈黙は愛の喜び、苦悩、そして断絶を雄弁に物語る。フィリップ・ガレル監督が、当時のパートナーであった歌手ニコを主演に迎え、二人の関係性を投影したとされる極めて私的な映像詩。観る者の内面に深く問いかける、魂の旅路の記録。
ネット上の声
- フィリップ・ガレルの謎な前衛的作品
- 感覚的で芸術的で暗示的。
- 木がない世界
- ニコファンなのでリバイバル上映観に行ったが映像が幻想的で美しかった事しか覚えてな
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国フランス
- 時間60分
- 監督フィリップ・ガレル
- 主演フィリップ・ガレル