映画監督の夫、女優の妻。フィクションが現実を侵食する時、夫婦の愛は試される。フィリップ・ガレルが自身の家族と描く痛切な愛の物語。
パリに暮らす映画監督のマチュー。彼は、自身の妻ジャンヌとの関係を基にした新作映画を準備中。しかし、妻をモデルにした主役の座に、ジャンヌではなく別の女優をキャスティングしてしまう。なぜ自分ではいけないのかと問い詰める妻。芸術家としてのエゴと、夫としての愛情の間で揺れるマチュー。映画の撮影が進むにつれて、虚構の物語は夫婦の現実を静かに、しかし確実に侵食していく。監督フィリップ・ガレル自身が夫を、当時の妻が妻を、そして実父が父親役を演じた、公私混同の極致。
ネット上の声
- 愛を語る男と生きる女
- 愛を語る男と生きる女
- 寝カフェ。
- 冒頭のダイアローグからまさかこんなメンド臭い状況がずーっと続くのではあるまいと思
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間83分
- 監督フィリップ・ガレル
- 主演ブリジット・シィ