『トム・ヤム・クン!』(2005)や『ハンガー:飽くなき食への道』(2023)などで名脚本家として知られ、『タン・ウォン~願掛けのダンス』(2013)、『私たちの居場所』(2019)など、監督作もすでに10本あるタイの鬼才コンデート・チャトゥランラッサミーが2008年に発表した長編監督第3作。 現在ドラマを中心に活躍するギアットガモン・ラーター演じる3本の腕を持つ青年の恋と冒険を描くユニークなロマンチック・コメディ。ヒロインは『マッハ! ニュー・ジェネレーション』(2011)のスパクソーン・チャイモンクル。タイのアカデミー賞といわれる第19回スパンナホン賞で5部門にノミネートされ最優秀歌曲賞を受賞した。
生まれながらにして3本の腕を持つクワンは、器用に仕事をこなすことが出来る腕以外はまったく普通で、腕のことを彼自身はあまり気にしていなかったが、そのせいで学校や職場では様々な差別を受け、彼女にも振られてばかりだった。専属の仕立屋だったタウィーおじさんが亡くなったことを知り、ショックを受けた彼は3本目の腕を切断する手術を受けるため、友人のローリーの運転するバスでランパーンからバンコクへ行くことを決意する。その途中、彼は男に襲われそうになっていた美しい女性ナーの危機を救い、夫を探すためにバンコクへ向かうという彼女と同行することになる…。
ネット上の声
- 3本の腕を持つ男と、あるコンプレックスを持つ女性のロードムービー
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- 製作年2008年
- 製作国タイ
- 時間---分
- 監督コンデート・ジャトゥランラッサミー
- 主演ギアットガモン・ラーター