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田舎に移住した夫婦が閉鎖的な村で住民との対立を激化させていく姿を、スペインで実際に起きた事件を基に映画化した心理スリラー。「おもかげ」のロドリゴ・ソロゴイェンが監督・脚本を手がけ、主人公夫婦の夫を中心に描く第1部と、妻を中心にした第2部の2部構成で描く。
フランス人の夫婦アントワーヌとオルガは、スローライフを求めてスペインの山岳地帯にある小さな村に移住する。しかし村人たちは慢性的な貧困問題を抱え、穏やかとは言えない生活を送っていた。隣人の兄弟は新参者の夫婦を嫌い、彼らへの嫌がらせをエスカレートさせていく。そんな中、村にとっては金銭的利益となる風力発電のプロジェクトをめぐって夫婦と村人の意見が対立する。
「ジュリアン」のドゥニ・メノーシェが夫アントワーヌ、「私は確信する」のマリナ・フォイスが妻オルガを演じる。2022年・第37回ゴヤ賞で主要9部門を受賞するなど、世界各国で数々の映画賞を受賞。第35回東京国際映画祭では「ザ・ビースト」のタイトルで上映され、東京グランプリ(最優秀作品賞)、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞。
ネット上の声
- 「野獣」を意味する原題の多義性。二幕構成の“妙”にも引き込まれる
- なかなか手が届かない「理想郷」の遠さを痛感する一作
- 【公式アンプラグド試写会にて鑑賞🎬】
- 「素朴な人々」と「陋弊な人々」の間
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国スペイン,フランス
- 時間138分
- 監督ロドリゴ・ソロゴイェン
- 主演ドゥニ・メノーシェ
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ここは、子供たちの涙が流れ着く最後の場所。虐待、売春、育児放棄。過酷な現実に立ち向かうパリ警視庁BPMの刑事たちの魂の記録。
パリ警視庁の未成年保護特別部隊、通称BPM。彼らの仕事は、虐待された子供を保護し、未成年の万引き犯を尋問し、育児放棄する親を追及すること。日々持ち込まれる痛ましい事件の数々に、刑事たちの心はすり減っていく。私生活を犠牲にし、仲間と衝突しながらも、彼らは子供たちを救うために奔走する。しかし、その過酷な職務は、彼ら自身の精神をも蝕んでいく。ドキュメンタリータッチで描かれる、正義と無力感の狭間で戦う者たちの、リアルで衝撃的な群像劇。
ネット上の声
- ラストの女性警官がとったあの行動は何?
- 犯罪に関わっている
- 2015/2/22鑑賞
- 2015:09:06
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国フランス
- 時間128分
- 監督マイウェン
- 主演カリン・ヴィアール
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ヴィーガン活動家に襲われた肉屋夫婦。偶然殺してしまった彼らをハムにしたら、店が大繁盛!?前代未聞のカニバル・ブラックコメディ。
パリで肉屋を営むヴァンサンとソフィー。しかし、過激なヴィーガン活動家による嫌がらせで店は経営不振に。ある日、店を荒らす活動家の一人を、ヴァンサンが誤って殺害してしまう。死体の処理に困った夫婦が思いついたのは、なんとその肉をハムに加工して店で売ることだった。驚くべきことに、その「特別なハム」は、かつてないほどの美味さで評判を呼び、店は連日大盛況。味を占めた夫婦は、次なる「材料」を求め、街のヴィーガンたちに狙いを定める。倫理観が崩壊していく夫婦の狂気と、食を巡る社会風刺が交錯する、フランス発の超過激なブラックコメディ。
ネット上の声
- 見なくても一生後悔しない映画だが、物好きは必見だ!
- 面白いけど普通に暗い話
- 人肉は美味しいと思う
- 明るいカニバリズム
ホラー
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督ファブリス・エブエ
- 主演マリナ・フォイス
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失踪した娘、容疑者は元夫。無罪を主張する男と、彼の有罪を信じ続ける母親の、真実を巡る緊迫の法廷劇。
ある日、忽然と姿を消したスザンヌ。警察が殺人事件として捜査を進める中、容疑者として逮捕されたのは、大学教授である彼女の夫ジャックだった。しかし、彼の無罪を信じる一人娘と、有罪を確信するスザンヌの母ノラ。遺体も物証も無いまま、疑惑と憶測だけが飛び交う法廷。優秀な弁護士によって次々と覆されていく状況証拠。ノラの揺るぎない確信は、やがて狂気へと変わり、裁判は誰もが予想しなかった結末へと向かう。真実は一体どこにあるのか。
ネット上の声
- ムカつく要素多すぎて笑い話かと思ったら実話
- その確信は、信念か盲信か、それとも欺瞞か
- スリリングな展開の果てに現れる裁判の本質
- 証拠がなければ総ては仮説に過ぎない
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国フランス,ベルギー
- 時間110分
- 監督アントワーヌ・ランボー
- 主演マリナ・フォイス
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2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。「フランス映画祭2021 横浜」(21年11月11~14日/横浜・みなとみらい21地区)上映作品。
ネット上の声
- カトリーヌ・コルシニ監督が、大規模デモ下の救急病院を舞台に、けがなどでそこに集ま
- フランス革命、5月革命等々 革命ってのはおフランスのお家芸? まぁ、王様一族ぶっ
- 「分裂」【第29回フランス映画祭in横浜】貧困、医療の問題を詰め込んで上手くまと
- 社会は進歩してますか?ええ、でも社会は一層分断が進み、深く病んでます
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督カトリーヌ・コルシニ
- 主演ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
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殺した相手になりすまして成功を手にした男がたどる運命を、「真夜中のピアニスト」「タイピスト!」のロマン・デュリス主演で描いたサスペンスドラマ。アメリカのミステリー作家ダグラス・ケネディの同名小説を原作に、舞台をフランスに置きかえて映画化。弁護士のポールは、美しい妻サラや可愛い子どもたちに囲まれて順風満帆な人生を歩んでいるかに見えた。ところがある日、妻サラが隣人の写真家グレッグと不倫していたことを知る。怒りを抑えきれずグレッグを殴り殺してしまったポールは、自分が死んだように見せかけてグレッグになりすまし、新天地で写真家として働きはじめるが……。主人公のビジネスパートナー役に名女優カトリーヌ・ドヌーブ。
ネット上の声
- 人生のやり直しはできない
- カトリーヌ・ドヌーヴの出番も少なくて…
- 地味だけど目が離せない
- 地味だけど目が離せない
サスペンス
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間116分
- 監督エリック・ラルティゴ
- 主演ロマン・デュリス
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職を解雇され生活に困ったコンスタンスは、若い頃勤めていた不動産会社の求人情報を見て、パリを離れ地元へ戻ることに。しかし採用されたのは彼女ではなくオドレイという20歳の女性。コンスタンスを取り巻く世界が一気に崩壊し、バランスを失った彼女の目的は、邪魔なオドレイを消し、仕事をとり戻すことだけ…。
ネット上の声
- こんなストーリーは初めて!ついつい見入る
- まず、これだけは言っとこうかな
- いまいちわからないところが..
- ストーリーが意外と楽しめた
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2016年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督セバスチャン・マルニエ
- 主演マリナ・フォイス
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コメディ
- 製作年2019年
- 製作国フランス
- 時間101分
- 監督ソフィー・ルトゥルヌール
- 主演マリナ・フォイス
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フランス人の双子監督ルドビック&ゾラン・ブケルマが、「ジョーズ」にオマージュをささげて描いた、フランス映画史上初のサメ映画。引退間近だった女性海上警察官がサメ退治に挑む姿を、オフビートかつコミカルに描く。
フランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワントである日、ひとりの男性が正体不明の怪物に襲われる事件が発生。観光客でにぎわうビーチはパニックになり、封鎖されることに。早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャは、これがサメの仕業であると推測。最後の任務としてサメ退治に挑み、勇敢な彼女はサメの捕獲に成功する。地元の人からも祝福され、晴れて引退したマジャだったが、海岸地帯で新たな犠牲者が出る。一転して非難を浴びることになったマジャは、再びサメ退治に向かう。
主人公マジャ役は、「私は確信する」「ヴィーガンズ・ハム」などに出演してきたマリナ・フォイス。
ネット上の声
- 【”まだ、6月なのにナカナカ寝付けない熱帯夜。そんな時にはヤッパリ、サメ映画だね!”今作は、ナント,フランス初のサメ映画だそうである。ビックリ!】
- フランス初のサメ映画らしいけど…これをもって最後にしたほうがよいかと😂💦
- 主演のマリナ・フォイスさん、理想郷の妻役の人か!?演技うま! 引退...
- やや何を言いたいかわからない点はあるものの、基本的にはサメ映画。
ホラー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間87分
- 監督リュドヴィック・ブケルマ
- 主演マリナ・フォイス