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19世紀末スウェーデン。死にゆく姉と二人の妹、赤に染まる邸宅で交錯する愛憎と孤独の室内劇。
舞台は19世紀末、スウェーデンの荘厳な邸宅。末期癌に苦しむアグネスと、彼女を看病するために集まった姉妹のマリアとカーリン。アグネスの死期が迫る中、一つ屋根の下で過ごすことを余儀なくされた三姉妹。しかし、その内には長年の嫉妬や偽りが渦巻く。アグネスの苦痛に満ちた叫びは、彼女たちの心の壁を突き崩し、隠された感情を露わにしていく。唯一、メイドのアンナだけが純粋な愛情で彼女に寄り添う。剥き出しになった魂の触れ合いと断絶の果てに、彼女たちが見出すものとは。
ネット上の声
- 赤と白を基調とした独特の美しい映像とは対照的に愛憎渦巻き合う重苦しいストーリー
- 3姉妹と召使アンナの4人の女性の愛と孤独
- 4人の女性はベルイマンの母、とのこと
- 凄烈な情動の叫び と 愛欲のささやき
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国スウェーデン
- 時間91分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演イングリッド・チューリン
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舞台は1960年代、スウェーデンの凍てつく冬の田舎町。牧師のトマスは、愛する妻を亡くして以来、神への信仰を見失い、空虚な日々を送る。核戦争の恐怖に怯える信者の悩みにさえ、何の慰めの言葉も与えられない彼。恋人マルタからの献身的な愛も、ただ重荷に感じるだけ。神の沈黙、人間の孤独、そして愛の不在。イングマール・ベルイマン監督が、冷徹なモノクロームの映像で、一人の男の精神的危機を容赦なく描き出す。「神の沈黙」三部作の第二作。
ネット上の声
- 私は性格が悪いからか、すごく楽しかった!
- 聖餐用のパンにはマークが入っているんだ!
- ベルイマンのタイトルには春だけがない。
- こういう牧師さんが好きなんだ。
不幸な結末のバッドエンド、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国スウェーデン
- 時間86分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演グンナール・ビョルンストランド
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老教授が名誉学位授与式へ向かう旅路、それは過去の罪と後悔を巡る夢幻のドライブ。
78歳の老教授イサク・ボルク、名誉学位授与式のためストックホルムからルンドへの旅。その前夜に見た、自らの死を暗示する悪夢。飛行機をキャンセルし、義理の娘と車で向かうことを決意。道中、若き日の思い出の場所「野いちご」の丘や、ヒッチハイカーとの出会い。現実と幻想が交錯する中で、彼は自身の冷酷な過去、愛せなかった人々との関係に直面。人生の終焉を前に、イサクがたどり着く心の境地とは。
ネット上の声
- ベルイマンの世にも奇妙な物語inすえーで
- 他者と向き合い、自分自身と向き合う旅
- 白夜は本当に夢の中にいるようですよ
- 生きながらの屍より、生きながらの生
孤独、 ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国スウェーデン
- 時間90分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演ヴィクトル・シェストレム
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孤島で狂気に蝕まれる画家と彼を支える妻。現実と幻想の狭間で二人を待ち受ける、悪夢のようなゴシック・ホラー。
バルト海の孤島。画家ヨハンは、身重の妻アルマと共に静かな生活を求めて移り住む。しかし、彼は不眠症に悩まされ、「狼の時刻」と呼ぶ深夜に過去の罪や内なる悪魔の幻覚に苛まれる日々。島に住む奇妙な貴族たちとの交流が、彼の精神をさらに追い詰めていく。愛する夫を救おうとするアルマ。だが、ヨハンの狂気は現実を侵食し、二人を破滅的な結末へと導く。
ネット上の声
- ベルイマンの作品なので重い人間ドラマかと思ってたらデイヴィッド・リンチみたいな不
- カランさんから薦めていただいた『野いちご』が自分の初ベルイマン
- ベルイマン監督が自己投影した精神的ホラー
- 心の奥底に抱える恐怖や狂気が現われる
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間85分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マックス・フォン・シドー
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1960年代、戦争の気配が漂う中央ヨーロッパの架空の国。病に侵された知的な姉エステルと、官能的な妹アンナ、そしてアンナの幼い息子。旅の途中、彼らは言葉の通じない街の荘厳なホテルに滞在を余儀なくされる。閉鎖された空間で浮き彫りになる姉妹の確執と断絶。互いを求めながらも傷つけ合う二人。神の沈黙、そして人間同士のコミュニケーションの不可能性。極限状態における人間の内面を抉る衝撃作。
ネット上の声
- 愛の無い孤独と愛のある孤独
- 神が“沈黙”した世界
- チーモカ・レトジ・トランシース!
- ゴダールもフェリーニも含んで超然
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年1962年
- 製作国スウェーデン
- 時間94分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演イングリッド・チューリン
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ナチス台頭のドイツ。巨大財閥一家の欲望と裏切りが、一族を破滅へと導く、壮絶なる愛憎の叙事詩。
1933年、ナチスが政権を掌握したドイツ。巨大製鉄財閥エッセンベック家の当主が暗殺され、一族内に後継者を巡る血塗られた権力闘争の幕が上がる。ナチスとの結びつきを強め、権力を手中に収めようと、息子、愛人、親族が互いを欺き、陥れる醜い争い。愛憎、倒錯、裏切りが渦巻く中、一族の倫理観は完全に崩壊。権力への渇望は、やがて彼らを人間性の破滅という深淵へと突き落としていく。その狂気の果てに見るものとは。
ネット上の声
- ヴィスコンティが好きな、綺麗な女性が、薦めてくれた映画の中の一本。...
- ナチス・ドイツが蝕む鉄鋼財閥一族の崩壊劇の圧倒的人間ドラマ
- ドイツ三部作の中で一番面白い
- ドイツ三部作の中で一番面白い
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イタリア,ドイツ,スイス
- 時間155分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演ダーク・ボガード
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19世紀スウェーデン、科学と魔術が激突。偽物か本物か、一座の運命を賭けた一夜の公演。
19世紀スウェーデン。謎に包まれた魔術師フォーグラー率いる一座が、ある町で警察署長と科学信奉者の医師に拘束。超自然的な力を証明するため、彼らの前で公演を強要される一座。科学による徹底的な分析と侮辱。果たして彼らの魔術は本物か、それとも巧みなイカサマか。芸術と科学、信仰と懐疑が交錯する、心理的緊張に満ちた一夜の幕開け。
ネット上の声
- 巡業中の魔術師一座は町の入り口で検問にかかり魔術に懐疑的な役人たちに審査されるこ
- 以前、途中リタイアしてしまった作品
- 楽しく明るい?ベルイマン映画
- 究極の魔術とは
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国スウェーデン
- 時間99分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演マックス・フォン・シドー
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ホルヘ・センプランの脚本・台詞を「去年マリエンバートで」のアラン・レネが監督した、スペイン内乱以来、二十五年間、反フランコ派の地下運動をしている中年の革命家の、三日間の動きを描いたもの。撮影はサッシャ・ヴィエルニー、音楽はジョヴァンニ・フスコが担当した。出演は、「グラン・プリ」のイヴ・モンタン、「沈黙」のイングリッド・チューリン、「まぼろしの市街戦」のジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、「昼顔」のミシェル・ピッコリなど。製作はアラン・ケフェレアン。
ネット上の声
- ヌーヴェル・ヴァーグは好みでない
- 革命家ディエゴの愛と苦悩の三日間‼️
- 映画は世の中的なものであるからして
- 過去&現在&未来を彷徨う心
戦争
- 製作年1965年
- 製作国フランス,スウェーデン
- 時間122分
- 監督アラン・レネ
- 主演イヴ・モンタン
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夏の別荘、夫の帰りを待つ4人の女性たち。彼女たちが語り始める、それぞれの結婚生活に隠された秘密と嘘、そして愛の物語。
スウェーデンの夏の別荘。4人兄弟の妻たちが、夫たちの帰りを待ちながら一堂に会する。退屈しのぎに始まったのは、それぞれの結婚生活の告白。ある者は情熱的な不倫の思い出を、ある者は夫婦間の滑稽な駆け引きを、またある者は冷え切った関係の真実を語り出す。ユーモラスでありながらも辛辣に暴かれる男女の本音。彼女たちの告白が交錯する時、見えてくるのは愛と結婚の複雑な真実。イングマール・ベルイマンが描く、シニカルで洞察に満ちた人間模様。
ネット上の声
- 男にとっての妊娠と出産とは?
- 素晴らしいマタニティ映画!
- 女は赤ん坊を待っている
- 妊娠=おめでたいのイメージが強いけど子供を産むって本当に危険で大変なことだってこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国スウェーデン
- 時間88分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演イングリッド・チューリン
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密室で繰り広げられる、判事と3人の芸術家の魂をえぐる心理劇。人間の尊厳が試される、ベルイマンの衝撃作。
猥褻罪の容疑で召喚された3人の舞台俳優。彼らを待っていたのは、人里離れた屋敷に住む一人の判事。密室で行われる執拗な尋問は、次第に彼らの隠された過去や歪んだ人間関係を暴き出す、恐ろしい心理ゲームへと変貌。権力を振りかざす判事の前に、芸術家のプライドは無残にも打ち砕かれる。追い詰められた彼らが最後に行き着く、屈辱と倒錯に満ちた「儀式」の正体。イングマール・ベルイマンが描く、人間の尊厳を問う衝撃的な密室劇。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国スウェーデン
- 時間73分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演イングリッド・チューリン
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「血と砂(1941)」などで有名なスペインの作家ヴィセンテ・ブラスコ・イバネスの原作の再映画化。監督は「肉体の遺産」のヴィンセント・ミネリ。脚色はロバート・アードリーとジョン・ゲイが担当。撮影はミルトン・クラスナー。音楽はアンドレ・プレヴィン。出演者はグレン・フォード、イングリッド・チューリン、カール・ベーム、リー・J・コッブなど。
戦争
- 製作年1961年
- 製作国アメリカ,メキシコ
- 時間143分
- 監督ヴィンセント・ミネリ
- 主演グレン・フォード
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ユベール・モンティレ(邦訳“帰らざる肉体”)の原作を「カサブランカ」で四三年アカデミー賞受賞のジュリアス・J・エプスタインが脚色。製作・監督は「ナバロンの要塞」のJ・リー・トンプソン。撮影は「素晴らしきヒコーキ野郎」のクリス・チャリス、音楽はジョン・ダンクワースが担当した。出演者は「ニュールンベルグ裁判」のマクシミリアン・シェル、「コレクター」のサマンサ・エッガー、「沈黙」のイングリッド・チューリン、「暗闇でドッキリ」のハーバート・ロムなど。
サスペンス
- 製作年1965年
- 製作国イギリス
- 時間101分
- 監督J・リー・トンプソン
- 主演マクシミリアン・シェル
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スウェーデンの夏、三世代の女性たちが語る愛と性の記憶。母から娘へと受け継がれる、抑圧と解放を巡る心理ドラマ。
舞台はスウェーデンの人里離れた邸宅。病に伏せる年老いた母のもとに、娘のエリザベットとその娘レナが訪れる。母の死を前に、三世代の女性たちはそれぞれが抱える過去と向き合うことに。奔放な母への反発から厳格に生きてきたエリザベット。自由を求める孫娘レナ。そして、死の床で過去の恋愛を追想する母。彼女たちの会話を通して、封印されていた家族の秘密、満たされなかった欲望、そして男性との関係性が赤裸々に浮かび上がる。過去と現在が交錯する中で、彼女たちは自らの人生の意味を見出していく。女性の視点から愛と性の本質を鋭く描いた、心理ドラマの傑作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国スウェーデン
- 時間---分
- 監督マイ・ゼッタリング
- 主演ケーヴェ・イェルム
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米国のTV映画シリーズの若手製作者・監督・兼ライターのシェルダン・レイノルズが発表するTV成功作の映画化。戦後10余年、未だ残るナチの野望を暴くサスペンス・ドラマ。レイノルズ自ら脚色・監督・製作にあたる。原作はレイノルズとハロルド・ジャック・ブルーム、ジーン・レヴィット3名の共同。撮影はバーティル・パームゲレム、音楽はポール・デュラン。出演は「叛逆の群れ」のロバート・ミッチャム、「花咲ける騎士道」の仏女優ジュヌビェーヴ・パージュ、スエーデン生まれの新人イングリッド・チューリン、他に欧州各国スターが助演する。
サスペンス
- 製作年1956年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督シェルダン・レイノルズ
- 主演ロバート・ミッチャム
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ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国イタリア,フランス,ドイツ
- 時間124分
- 監督ティント・ブラス
- 主演ヘルムート・バーガー
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ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国スウェーデン
- 時間72分
- 監督イングマール・ベルイマン
- 主演エルランド・ヨセフソン
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ピーター・バーネイズのオリジナル・シナリオを、彼とジョン・アルビンが共同で監督した女性のセックスをめぐる悲劇。撮影はクラウス・フォン・ラウテンフェルト、音楽はハーマン・シームが担当した。出演は「死刑台への招待」のイングリッド・チューリン、「007/サンダーボール作戦」のクローディーヌ・オージェほか。製作は監督のジョン・アルビン。
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間---分
- 監督ジョン・アルヴィン
- 主演イングリッド・チューリン