「殺しの烙印」(1967)、「悲愁物語」(77)の鈴木清順監督が、内田百間の「サラサーテの盤」などいくつかの短編小説をもとに、夢と幻が交錯するなかで狂気にとりつかれた男女の愛を描いた幻想譚。
大学教授の青地と友人の中砂は、旅先の宿で小稲という芸者と出会う。1年後、中砂から結婚の知らせをうけた青地は中砂家を訪れるが、新妻の園は小稲に瓜二つだった。
1980年、東京タワーの下に建造されたドーム型の移動式映画館シネマ・プラセットで上映されたことも話題に。第4回日本アカデミー賞の最優秀作品賞ほか、第31回ベルリン国際映画祭の審査員特別賞を受賞するなど国内外で高い評価を受けた一作。2012年、「浪漫3部作」と呼ばれる「陽炎座」(81)、「夢二」(91)とあわせてニュープリントでリバイバル上映。2023年、鈴木清順監督生誕100年を記念して4Kデジタル完全修復版で再びリバイバル公開。
ネット上の声
- ああ……夢…だ………良かった…食べ物全部うまそうだったな、ちぎってるこんにゃくふ
- 原田芳雄の映画を観たいと思って鈴木清順映画にチャレンジ
- mark100本目なのでオールタイムベストを邦画から🎥
- ぁ〜好きだ。見た後いつも取り換えられてる
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間145分
- 監督鈴木清順
- 主演原田芳雄