第一次世界大戦前夜のドイツの村。純粋さの象徴「白いリボン」が炙り出す、村に蔓延する悪意と不穏な連鎖。
1913年、第一次世界大戦勃発前夜の北ドイツの小さな村。厳格なプロテスタントの戒律が支配するこの地で、次々と起こる不可解で陰湿な事件の数々。医師の落馬事故、小作人の妻の謎の死、男爵家の息子の誘拐と虐待。犯人不明のまま、村人たちの間に広がる疑心暗鬼と相互不信。村の教師は、純粋さの証として子供たちに「白いリボン」を着けさせる牧師の姿に違和感。彼は事件の真相を探るうち、大人たちの偽善と抑圧が生み出した、子供たちの恐ろしい秘密への接近。やがて村全体を覆う不気味な静寂と、来るべき時代の暗雲。
ネット上の声
- ホラー映画が、かわいく見えちゃうほどの寒気
- ホラー映画が、かわいく見えてしまいました
- 戦地から遠く離れた、平和らしいあなたの街
- 狐狗狸さんの10円硬貨は迷走したまま。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国ドイツ,オーストリア,フランス,イタリア
- 時間144分
- 監督ミヒャエル・ハネケ
- 主演クリスティアン・フリーデル