全3作品。福津屋兼蔵が出演した映画ランキング

海辺の奇妙な構造物「テトラポッド」に魅せられた男。その執着が、日常と非日常の境界を曖昧にするシュールな観察記録。

現代の日本。海辺の町で暮らす一人の男。彼の唯一の関心事は、無機質に並ぶコンクリートブロック「テトラポッド」。毎日欠かさずその姿を記録し続ける男の日常。しかし、ある日、彼はテトラポッドの配置に奇妙な法則性を見出してしまう。それは単なる偶然か、それとも何者かの意図か。彼の探求は次第にエスカレートし、周囲からは変人扱い。それでも彼は、テトラポッドが発する無言のメッセージを解読しようと孤独な調査を続ける。その先に待ち受ける、驚愕の真実とは。

シャーリー（福津屋兼蔵）の妻・波子（笠木泉）が、喫茶店で男にシャーリーの行方を知らないかと相談している。島で民宿を経営していたシャーリーは、東京からやって来た女性客・岡島リエ（平沢里菜子）を追って行方がわからなくなってしまったのだという。しかも、謎の多いリエは、島で不審な行動を取っていたというのだが……。

故郷の島を出たものの、無一文のシャーリー（福津屋兼蔵）と親友の中内（杉山彦々）は、中内の姉・珠枝（中川安奈）が嫁いだ河津家へ。居候を許される二人だったが、シャーリーと珠枝はかつて男女の関係にあった。一方、河津家に暮らす水商売の女性・江梨子（宮田亜紀）や高校生の寛子（夏生さち）もシャーリーに迫ってきて……。