全16作品。シーモア・カッセルが出演した映画ランキング

ギャンブルの借金でマフィアに追い詰められたクラブ経営者。彼に課された返済方法は、ある男の「暗殺」。

1970年代、ロサンゼルス。ストリップクラブの経営者コズモは、一夜のポーカーでマフィアに莫大な借金を負う。返済の猶予も与えられず、彼が提示された唯一の選択肢は、対立組織の中国人ノミ屋（ブッキー）を殺すこと。愛する店のダンサーたちを守るため、そして自らの命を繋ぐため、コズモは引き金に手をかける。しかし、その先には更なる裏切りと絶望が待ち受けていた。破滅へと突き進む男の孤独な戦い。

1960年代アメリカ、愛が崩壊する一夜。仮面を剥がされた中流階級の夫婦が曝け出す、痛々しいほどの真実の顔。

舞台は1960年代のロサンゼルス。裕福なビジネスマンのリチャードは、ある夜、妻マリアに突然離婚を切り出す。結婚生活の虚無感に耐えきれなくなった二人の、長い夜の始まり。リチャードは若いコールガールと、マリアは友人たちと訪れたバーで出会った若い男と、それぞれ一夜を過ごす。しかし、刹那的な関係の中に安らぎは見出せず、孤独と絶望が深まるばかり。即興演出と手持ちカメラが捉えるのは、剥き出しの感情と痛々しいまでの人間の素顔。コミュニケーションが崩壊した夫婦の行き着く先は。

映画監督志望の夢見る青年と、自称プロデューサーのうさん臭いギャング。危険な資金調達が招く、予測不能な狂騒曲。

ニューヨークの片隅。売れない脚本家アルドルフォは、500ページにも及ぶ自身の脚本を映画化することを夢見るも、資金はゼロ。藁にもすがる思いで出した新聞広告に唯一応じたのは、ジョーと名乗る謎の男。彼は映画プロデューサーを自称するが、その正体は口八丁の小悪党。映画製作の資金集めと称して、アルドルフォを次々と危険な犯罪計画に巻き込んでいく。芸術への情熱と裏社会の現実が交錯する中、青年の夢は果たして実現するのか。それとも悪夢と化すのか。モノクロ映像が映し出す、オフビートなクライム・コメディ。

愛に絶望した女と、愛を信じる破天荒な男。偶然の出会いが巻き起こす、予測不能でパワフルなラブストーリー。

ロサンゼルスの美術館に勤めるミニーは、恋人に裏切られ、愛にすっかり絶望していた。一方、ニューヨークから来たヒッピーのシーモアは、駐車場の係員をしながら運命の出会いを夢見るエネルギッシュな男。ある日、最悪の形で出会った正反対の二人。常識的で臆病なミニーと、野蛮で衝動的なシーモア。反発し、罵り合いながらも、なぜか互いの孤独な魂に惹かれ合っていく。彼らの恋は、周囲を巻き込み、予測不能な大騒動へと発展。インディーズ映画の巨匠が描く、不器用で、滑稽で、しかしどうしようもなく愛おしい男女の魂の交感。

ゴールドラッシュに沸くアラスカの荒野。一匹の狼犬と心優しき青年が出会い、種族を超えた絆を育む感動の冒険物語。

19世紀末、ゴールドラッシュに沸くアラスカの極寒の大地。母を失い、人間に育てられた狼犬のホワイトファング。人間たちの欲望と暴力に晒され、闘犬として生きることを強いられる過酷な日々。そんな彼の前に現れたのが、父の遺した金鉱を探す心優しき青年ジャック。ジャックの愛情に触れ、ホワイトファングは初めて人間への信頼を学び始める。しかし、彼らの前には非情な自然の猛威と、金鉱を狙う悪党たちの魔の手が。広大な自然を舞台に繰り広げられる、友情と成長の記録。

人生を不器用に生きる男女の姿をハートフルなタッチで描いた一編。監督・脚本は本作が長編劇映画デビューとなるスペインの女性監督イザベル・コヘット。製作はエディ・サエタ。撮影はテレサ・メディーナ。音楽はアルフォンソ・ヴィラロンガ。出演は「身代金」のリリ・テイラー、「狼たちの街」のアンドリュー・マッカーシー、「トゥリーズ・ラウンジ」のシーモア・カッセル、「スリーサム」のアレクシス・アークェットほか。

映画祭開催中のカンヌを舞台に、映画プロデューサーがウソとハッタリだけを武器に一般人を有名脚本家に仕立てあげていく様子を描いたフェイクドキュメンタリー。落ち目の映画プロデューサーのサイ・ラーナーは、「どんな人物でもカンヌ映画祭の人気者にすることができる」と豪語し、仲間たちと賭けをしてしまう。ラーナーは偶然居あわせたタクシー運転手のフランクを脚本家に仕立てあげ、カンヌに滞在中の映画人たちにフランクを売りこんでいく。プロデューサー役に「天才マックスの世界」のシーモア・カッセル。さらにジョニー・デップ、デニス・ホッパー、ジョン・マルコビッチ、ベニチオ・デル・トロら、そうそうたる顔ぶれのハリウッド・スターたちが本人役で登場する。

NY市南西部に位置するスタテンアイランドを舞台に、生まれてくる子供のためにギャングのボスの金庫を狙う清掃員、人々の記憶に名を残そうと奔走するギャングのボス、万馬券を当てた聾唖の精肉店員という3人の男の人生が交錯するシニカルなクライム・コメディ。監督は「交渉人」の脚本家で本作が長編監督デビューとなるジェームズ・デモナコ。イーサン・ホーク、ビンセント・ドノフリオ、シーモア・カッセルら実力派俳優が共演。2009年第22回東京国際映画祭コンペティション部門にて「NYスタテンアイランド物語」のタイトルで日本初上映。11年「ニューヨーク、狼たちの野望」としてDVD発売。

シカゴから、若者たちのあこがれの地カリフォルニアにやってきた少年が体験するビーチ・ライフを描く青春映画。エグゼクティブ・プロデューサーはルイス・Ｓ・アーコフ、製作はクリス・ウィテイカー、監督は「呪われたジェシカ」のジョン・ハンコック、脚本はネッド・ウィーン、撮影はボビー・バーン、音楽はフレッド・カーリンが各々担当。出演はデニス・クリストファー、グリニス・オコンナー、シーモア・カッセル、ドロシー・トリスタン、ネッド・ウィーン、ジョン・カルビン、タニア・ロバーツなど。

1975年にサンフランシスコで実際に起こった事件を基に、女性に潜む暴力性、野性を描く。製作はラリー・スピーゲルと監督のピーター・トレイナー、脚本はアンソニー・オーバーマンとマイケル・ロナルド・ロス、撮影はデイヴィッド・ワース、音楽はジミー・ハスケルが各々担当。出演はソンドラ・ロック、コリーン・キャンプ、サイモア・カッセル、ベス・ブリッケルなど。

　危険な逃避行を続ける男女を描く、アクション・ロードムービー。ムショ帰りのハリーは、賭けポーカーで勝ちまくり、リンカーン車を手に入れる。

かつてハリウッドで夢見た男ケイシー。唯一の友達は愛犬だったが、高利貸しに1万ドルの借金のかたに愛犬を奪われてしまう。そんな中、かつての友人で映画監督として有名になったピート・スモールズが急死。旧友ジャックから埋葬に付き合えばカネを貸してやると言われ、ロスへ飛ぶのだが。