全5作品。ルパート・エヴァンスが出演した映画ランキング

　日本でも“このミステリーがすごい！”で『半身』に続いて2年連続の1位を獲得するなど、世界中のミステリー・ファンを魅了したサラ・ウォーターズの傑作を英国BBCがドラマ化。19世紀初頭のヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、莫大な遺産を狙った巧妙な結婚詐欺計画によってその運命を大きく狂わされていく対照的な2人の若い女性の姿が、サラ・ウォーターズ特有のレズビアン・テイストを盛り込みつつスリリングに描かれてゆく。

グアンタナモ収容所で想像を絶する恐怖を経験した青年の運命を、エネルギッシュなキューバの街を舞台に描き出したイギリス・スペイン合作の幻想スリラー。グアンタナモから逃亡し、キューバの浜辺に漂着した1人の青年。心身ともに衰弱し、自分の名前さえも思い出せない彼は、女性ダンサーのマヌエラに助けられ一命を取り留める。やがて青年はマヌエラと恋に落ちるが、グアンタナモでのおぞましい記憶が青年を悩ませ続け……。

テレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のマギー役で知られるローレン・コーハン主演、人形のベビーシッターとして雇われた女性が想像を絶する恐怖に見舞われる姿を予測不可能な展開で描いたサスペンススリラー。過去と決別するためアメリカからイギリスにやって来たグレタは、老夫婦と暮らす8歳の少年のベビーシッターを引き受けることに。しかし、その少年ブラームスは、人間サイズの人形だった。ブラームスを溺愛する老夫婦は、世話する際の「10のルール」を徹底して守るようグレタに言いつけ、旅行へと出かける。やがてグレタがルールを破ったことをきっかけに、人形に奇妙な現象が起こりはじめる。共演に「ヘルボーイ」のルパート・エバンス。「ウェア　破滅」のウィリアム・ブレント・ベルがメガホンをとった。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016／カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2016」（16年7月16日～8月19日）上映作品。

精神病棟を舞台に繰り広げられるシチュエーションスリラー。バンド仲間の3人は、高額な報酬につられて精神病棟のキッチンで働くことになる。高度なセキュリティを完備した病棟は安全なはずだったが、ある夜、大嵐でセキュリティシステムが破壊されてしまい、3人は恐ろしい夜を迎えることになる。

謎の敵からの襲撃を受けるも、身を隠す場所がないことからパニックに陥るリーヴスをはじめとする傭兵部隊。ようやく乗り捨てられた戦車を発見して車内に逃げ込む彼らだったが、出れば襲われるという恐怖感や焦燥を募らせた果てに幻覚を見るようになっていく。