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夏のパリ、セーヌ川の橋の上で出会った孤独な男女。4つの夜に交わされる言葉が運命を揺さぶる、幻想的な恋愛譚。
舞台は1970年代、夏の夜のパリ、ポンヌフ橋。夢を追うも世間から孤立する青年画家ジャックは、橋から身を投げようとしていた女性マルトを救う。彼女は1年前に姿を消した恋人が戻るのを、毎夜この場所で待ち続けていた。この偶然の出会いをきっかけに、二人は夜ごと会う約束を交わす。ジャックはマルトの孤独を埋めようと心惹かれ、マルトも彼の優しさに心を開き始める。しかし、彼女の心は今もここにいない恋人に縛られたまま。約束の4日目の夜、彼らの儚い夢が迎える切ない結末。
ネット上の声
- 1971年フランスの名作、4Kレストア、原作はドストエフスキーの短...
- ブレッソン監督の中でも余り言及されることのない、本作
- ブレッソンの情緒そして性欲への冷徹な視線
- 美しいショットの連なりの童貞処女映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国フランス
- 時間83分
- 監督ロベール・ブレッソン
- 主演ギョーム・デ・フォレ
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フィルムが尽きた撮影隊。ポルトガルの海辺で立ち往生した監督が、金とフィルムを求めハリウッドへ向かう、映画製作の現実。
ポルトガルの寂れた海辺。SF映画の撮影中、フィルムと資金が底をつき、撮影隊は立ち往生。監督のフリードリヒは、姿を消したプロデューサーを探すため、単身ハリウッドへと飛ぶ。芸術的な静寂に包まれたヨーロッパのロケ地から、商業主義が渦巻く映画の都へ。そこで彼が直面するのは、映画製作の非情な現実と、金に翻弄されるアートの姿。果たして彼はプロデューサーを見つけ出し、映画を完成させることができるのか。映画への愛と絶望が交錯する、彷徨の記録。
ネット上の声
- ヴェンダース版『8 1/2』?
- ポルトガルの海岸でSF映画を撮っていたクルーたちは、資金難による撮影の休止により
- だから12ヶ月のシネマリレーは名作を上映していくんじゃないの?
- メタ映画+ロードムービー&ノワール
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国ドイツ
- 時間127分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演イザベル・ヴェンガルテン
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過去に囚われた老俳優と映画を撮る子供たち。南フランスの廃屋で交差する、生と死、そして記憶を巡る幻想的な物語。
俳優ジャンは、かつて愛した女性との思い出が眠る南フランスの廃屋を訪れる。彼は現在の映画撮影から逃れ、過去の亡霊と向き合うために、その場所に引き寄せられたのだ。しかし、そこで彼が出会ったのは、自分たちでホラー映画を撮影している元気な子供たち。子供たちは本物の俳優であるジャンに興味津々で、自分たちの映画への出演を依頼する。この奇妙な出会いをきっかけに、ジャンは子供たちの純粋なエネルギーに触れ、自身の生と死、そして忘れることのできない記憶と対峙していく。現実と映画が交錯する中、彼の魂が安らぎを見つけるまでの旅路。
ネット上の声
- 死を無気力に扱った無物語。映像美には酔う
- 老雄ジャンを撮りたかっただけ
- ~ライオンは寝ている~♪
- ジャン=ピエール・レオ
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国フランス,日本
- 時間103分
- 監督諏訪敦彦
- 主演ジャン=ピエール・レオ
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ヴィム・ヴェンダース監督が1982年3月にニューヨークで撮影した短編ドキュメンタリー。映画「ハメット」製作の日々をとらえた。
ヴェンダース監督がフランスのテレビ局から「ニューヨークからの手紙」という番組を提案されたことを受けて手がける予定だった「日記映画」の試作として撮られた作品。フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮の下でヴェンダース監督初のアメリカ映画として手がけた「ハメット」の製作過程を描き、同作製作中に遭遇したトラブルや、ヨーロッパとハリウッドの映画作りの違いなどについて語られる。
日本では「70/80年代 フランシス・F・コッポラ 特集上映 終わりなき再編集」(2024年11月29日~/新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で上映される「ハメット」と併映で劇場公開。
ネット上の声
- 【ヴィム・ヴェンダース自身の気怠いモノローグ、カメラアングル、PLI、エコー&ザ・バニーメンの曲の使い方も格好良いニューヨーク日記映画】
- 欧米って一言で仰いますけど。
- 映画史的に貴重な状況を、当事者の監督自身が撮影していたという、いろいろと興味深い一作
- 70点ぐらい。前衛的な感じで良かった。
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国ドイツ
- 時間18分
- 監督ヴィム・ヴェンダース
- 主演ヴィム・ヴェンダース