ひとりのTVディレクターが取材の途中で失踪中の大物政治家を見かけるが、政治家夫人も彼も本人であると認めようとはしない。彼はなぜ落ちぶれた別人生を生きているのか。ディレクターはカメラでその姿を執拗に追うが……。アンゲロプロス監督が“国境”というテーマに正面から取り組んだ作品。川を挟んでの無言の結婚式のシーンのためにダムまで作ったという逸話や、宗教団体の撮影妨害の報に世界の映画人がエールを送って完成したという経緯が、主演したマストロヤンニ、ジャンヌ・モローとともに世界規模で話題になった1本。
ネット上の声
- アンゲロプロスの映画はDVDで借りて全部観る、なぜならいつか特集上映が組まれた時
- 映画が芸術であることを教えてくれる。
- 見えない国境が人々を引き裂く
- 打ち取るには緩急が必要だ
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国ギリシャ,フランス,スイス,イタリア
- 時間142分
- 監督テオ・アンゲロプロス
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ