全5作品。ロブ・モローが出演した映画ランキング

1950年代アメリカ、国民的クイズ番組の裏で渦巻く欲望と不正。真実を暴こうとする若き調査官の孤独な戦い。

舞台はテレビが家庭に普及し始めた1950年代のアメリカ。ハーバード出の若きエリート調査官リチャード・グッドウィン。彼の任務は、国民的人気を誇るクイズ番組「21」に浮上した八百長疑惑の調査。きっかけは、敗退した挑戦者からの告発。グッドウィンの目的は、番組のスター解答者チャールズ・ヴァン・ドーレンやテレビ局が隠蔽する不正の証拠を掴むこと。しかし、富と名声、そしてメディアが作り出す虚像が、巨大な壁として彼の前に立ちはだかる。真実を追求する彼の孤独な戦いの記録。

死刑囚の女性と彼女を救おうとする弁護士の、極限の日々に激しく熱く燃えた愛を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「ドライビング・ＭＩＳＳ・デイジー」のブルース・ベレスフォード。製作も兼ねるスティーブン・ハフトと、「家族の絆」「眠れぬ夜のために」のロン・コスローの原案を、コスロウが脚色。エグゼクィヴ・プロデューサーはリチャード・ルーク・ロスチャイルド。撮影はピーター・ジェームズ、音楽は「ショート・カッツ」のマーク・アイシャム、美術はジョン・ストッダート、編集はジョン・ブルームが担当。主演は「カジノ」のシャロン・ストーンで、華美な衣裳もなく、ほとんどノー・メイクで難役に挑んで微妙な役柄を演じきっている。相手役に「クイズ・ショウ」のロブ・モロウ。「ザ・ペーパー」のランディ・クエイド、「蒼い記憶」のピーター・ギャラガーらが脇を固めている。

フロリダのリゾート地マイアミを舞台に、ナンパに明け暮れる2人の青年が巻きおこす騒動を、キャリア初期のジョニー・デップと「クイズ・ショウ」のロブ・モロー主演で描いた青春コメディ。観光客で賑わうマイアミのリゾート・ホテルへバカンスにやって来たベンとジャック。早速ナンパをはじめる2人だったが、狙いをつけた女性の夫が現れるなど、なかなか上手くいかない。そんな中、資産家の老婦人のダイヤが奪われる事件が発生し、2人は容疑者として追われるハメになってしまう。監督は「個人授業」のジョージ・バワーズ。

演劇の舞台監督ロングフェローは窮地に立たされていた。取り壊し予定だったロンドンの老舗ハイゲート劇場を買い取ったものの、上演したアントン・チェーホフの名作戯曲「桜の園」の客入りは悪く、劇場は破産の危機に陥ってしまう。この事態に劇場プロデューサーのクライブは、次回上演予定の「かもめ」にハリウッドのアクションスター、ブレイズ・レミントンの出演と配役の承認権を与える契約を結ぶ。クライブの決定に、映画を嫌い演劇にこだわっていたロングフェローは反発するが、銀行への支払いを理由に持ち出され渋々ながらも従うしかなかった。オーディションが開催される中、ロングフェローはブレイズの言動と行動に激しく振り回されてしまう。