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絞首刑に失敗し、記憶を失った死刑囚「R」。国家は彼に罪を思い出させ、再び殺せるのか。不条理な問い。
とある刑務所の処刑室。在日朝鮮人のRが絞首刑に処される。しかし、彼の心臓は動き続けていた。意識を取り戻した男は、一切の記憶を失い、自分が誰かも分からない別人格に。法の下、罪の意識なき者を処刑はできない。教育部長をはじめとする刑吏たちは、Rに彼の犯した罪を思い出させようと、奇妙な再現劇を開始。現実と虚構が入り混じる中、国家、罪、責任とは何かを問う、前衛的で痛烈な社会風刺劇。
ネット上の声
- 大島渚監督 コント風 「死刑」とは?
- 個室劇ゆえにシャロウ・フォーカス
- 死刑を絞めた果てにあるもの
- 大島渚の映画で一番好きかもしれない
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督大島渚
- 主演佐藤慶
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当たり屋を強要される少年。家族という名の檻の中で、彼は何を見て、何を失ったのか。
1960年代、日本。ある一家は、幼い少年を「当たり屋」に仕立て、偽の交通事故で示談金を稼ぎながら、町から町へと渡り歩く。父親に命じられるまま、車に身を投げる少年。それが「家族」を維持するための唯一の手段。しかし、彼の心は次第に摩耗し、現実と空想の境界が曖昧になっていく。雪深い北国へとたどり着いた一家を待つ、過酷な運命。社会の片隅で生きることを強いられた少年の瞳を通して、家族の絆と崩壊、そして時代の歪みを鋭く描き出す衝撃作。
ネット上の声
- つーっと涙を流す場面で胸をしめつけられた
- 監督のイデオロギーはともかく、魅せる!
- 少年の心理の葛藤を描いたロードムービー
- 少年から目を背けてはいけない!
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督大島渚
- 主演渡辺文雄
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亡き婚約者の兄との禁断の愛。旧家の因習に囚われた女の運命を描くサスペンス。
舞台は戦後の旧家。結婚を目前に婚約者を亡くした夏子は、彼の兄・秋夫と再会。亡き弟の面影を重ねる秋夫と、彼に惹かれていく夏子。二人の間に芽生える禁断の愛。しかし、その関係は旧家の厳格なしきたりと、一族の謎めいた過去によって引き裂かれる。愛を貫くか、家の因習に従うか。夏子の決断が、一族の隠された秘密を暴き出す、衝撃の結末への序章。
ネット上の声
- 日本では拳銃所持は許可されていないと思う
- 「エンゲージリングを(他人の私が)はめたら不幸なことが起こるるわ」と小山明子が言
- 船の事故を生き延びた孤独なヒロイン小山明子がたまたま乗り合わせて亡くなった新婚夫
- 『裏窓』と同じ原作者という事で今回の特集で実は1番期待してた、が、まぁまぁくらい
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督高橋治
- 主演小山明子
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戦後の闇、欲望渦巻くアパートで、一人の学生が愛と絶望の淵に立つ社会派ドラマ。
舞台は米軍基地に近い川崎。無垢な大学生・西田が越してきたのは、売春婦やヤクザが巣食う悪名高き「糞尿泥溜アパート」。そこで彼は、清楚な娘・静子と出会い、淡い恋心を抱く。しかし、アパートを支配する冷酷なヤクザ「人斬りジョー」もまた、静子を狙っていた。暴力と欲望が渦巻く劣悪な環境の中、西田のささやかな日常は無残に打ち砕かれる。愛する人を守るため、彼は抗うことができるのか。戦後日本の底辺で生きる人々の絶望とたくましさを描く、衝撃の物語。
ネット上の声
- 米軍基地にほど近い貧乏長屋
- かっこいいと思います
- 「黒い河」
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督小林正樹
- 主演有馬稲子
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仁義なき抗争、再び。巨大組織の血で血を洗う縄張り争いを描く、実録ヤクザアクションの衝撃作。
前作の激しい抗争から数年後。暴力団組織間の均衡は、一発の凶弾によって脆くも崩れ去った。巨大組織の内部で勃発した、次期組長の座を巡る血で血を洗う派閥争い。裏切りと策略が渦巻く中、一人の男は仁義と野望の狭間で苦悩する。信じるべきは兄弟の盃か、それとも自らの野心か。警察の執拗な追及も迫る四面楚歌の状況で、彼は生き残りを懸けた最後の戦いへと身を投じていく。暴力の連鎖の果てに待つものとは。
ネット上の声
- やくざ同士と警察との抗争なんだけど、血で血を洗うという感じではなく、渡辺文雄がす
- 続編とは銘打っているものの、前作とは毛色が違い、実質的な主人公・渡辺文雄が氷屋を
- 当時の東映の新鋭監督の中で、最もヒロイズムを排したやくざ映画が撮れていたのは佐藤
- 悪を葬るのは相対する善なんかではなくそれ以上の悪
アクション
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐藤純弥
- 主演丹波哲郎
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敗戦後の混乱の中、希望を失わず強く生きる一人の少女。その瞳が見つめる日本の未来。
終戦直後の日本。焼け野原となった街で、家族を失った少女は一人、たくましく生き抜こうと決意。食糧難、社会の混乱、そして人々の冷たさ。数々の困難が彼女の小さな肩にのしかかる。しかし、同じ境遇の仲間との出会いや、わずかな優しさに支えられ、少女は決して希望を捨てない。明日を信じ、自分の手で未来を切り拓こうとするひたむきな姿。戦後復興期を背景に描く、感動のヒューマンドラマ。
青春
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督井上和男
- 主演桑野みゆき
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正直者が馬鹿を見る世の中に絶望したお人好しサラリーマンが、一念発起して「悪人」を目指すも、なぜか善行を重ねてしまう社会風刺コメディ。
高度経済成長期の日本。真面目だけが取り柄のサラリーマン平田は、要領の良い同僚に手柄を横取りされ、悪人が得をする世の中に嫌気がさす。彼は決意した、「俺は悪人になる!」と。詐欺や恐喝、あらゆる悪事を企てるも、根っからのお人好しが災いし、その行動はことごとく裏目に出て人助けに。行く先々で感謝され、善人としての名声は高まるばかり。果たして彼は、念願の「悪人」になることができるのか。善と悪が逆転した世界で繰り広げられる、男の悲しくも可笑しい奮闘の記録。
ネット上の声
- 歴戦のヴェーラじじぃ達が終わった後「意味分からん…」と嘆いていたが、意味わからん
- 村社会での弱い者イジメの光景がひたすら続く徹底的に陰惨な話で参ってしまった
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督田村孟
- 主演炎加世子
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そこは、法で裁かれぬ罪人たちが集う鉄格子の街。一人の男が足を踏み入れた時、狂気の宴が始まる。
鉄格子に閉ざされた、社会から隔絶された世界、刑務所。そこへ、囚人ではない一人の男が、ある目的を胸に秘めて自ら足を踏み入れる。彼を待っていたのは、看守が黙認する独自のルールと、凶悪な囚人たちが支配する弱肉強食の秩序。男は素性を隠し、危険な賭けに身を投じるが、やがて刑務所全体を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく。果たして彼は、この出口なき迷宮から生きて還ることができるのか。息詰まる緊張感が支配する、異色のサスペンスドラマ。
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督井上昭
- 主演田宮二郎
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戦後の活気溢れる東京・有楽町。夢と現実の狭間で懸命に生きる人々の姿を描く、感動の人間ドラマ。
舞台は復興期の東京、有楽町。駅前の「0番地」と呼ばれる一角には、様々な過去を背負いながらも、未来を信じてたくましく生きる人々が集う。そこで働く一人の若い女性の目を通して映し出されるのは、焼け跡から立ち上がろうとする街の熱気と、そこで交錯する人々の愛憎、希望、そして挫折。日々の暮らしの中で芽生える淡い恋と、避けられない厳しい現実。昭和の日本が持つエネルギーと人情が胸を打つ物語。
コメディ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督川頭義郎
- 主演瞳麗子
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戦中派作家阿川弘之の異色文学作品“雲の墓標”の映画化で「君は花の如く」の堀内真直が監督する戦記もの。脚色は、堀内真直と「女難屋敷」の高橋治の共同、撮影は「松竹まつりスタア総動員 スタジオ超特急 女優誕生 (二部作)」の小原治夫。主な出演者は「阪妻追善記念映画 京洛五人男」の田村高廣、「つゆのあとさき」の田浦正巳、「ここは静かなり」の渡辺文雄、「あなた買います」の岸恵子、「流れる」の高峰秀子、「踊る摩天楼」の大木実、川喜多雄二、「花ふたたび」の菅佐原英一、ほかに笠智衆、滝花久子、清川新吾、伊沢一郎、永井達郎、木田勝二、山路義人など。
ネット上の声
- 生真面目であるがしっかりとした特攻もの
- 大竹海兵団
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督堀内真直
- 主演田村高広
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ある温泉町で、古くから勢力を持つ深町組と、新興暴力団・水谷組による縄張り争いが展開している。任侠道に生きる坂下健一は小さいながらも一家を構え、勢力を広げていた。ある事件から、深町組と水谷組の衝突が表面化。坂下は和解を双方に提案するが…。
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督工藤栄一
- 主演安藤昇
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今東光の同名小説の映画化。「あの波の果てまで 後篇」の共同執筆者・富田義朗に山根優一郎が加って脚色し、「続こつまなんきん お香の巻」の酒井辰雄が監督した。撮影は「女の橋」の倉持友一が担当している。
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督酒井辰雄
- 主演瑳峨三智子
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善良性がまったくなく悪のすべてをやりつくした五人の悪人の姿を描く。脚本は「やくざ刑事 恐怖の毒ガス」の神波史男。監督は「尼寺博徒」の村山新治。撮影は「喜劇 トルコ風呂王将戦」の鈴木重平がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 未曾有の不況(この不況には当時のアメリカ大統領の関税上げる政策が影響していたりも
- 同じ村山新治が撮った傑作『遊侠三代』のラストでは、主人公の梅宮辰夫が魂の救済を求
- 若山先生の額に十字の刺青が有るというだけで◯なのに内容が先生版スカーフェイスとき
- 当時のキリスト教の呼称・耶蘇(ヤソ)の十字刻印を額に刻んだ陰気なずんぐり男、ヤソ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演若山富三郎
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「日本暴力団 組長」の神波史男と「組織暴力 兄弟盃」の佐藤純彌が脚本を共同執筆し、佐藤が監督した現代任侠もの。撮影は、「夜の歌謡シリーズ 悪党ブルース」の仲沢半次郎が相当した。
ネット上の声
- 悪くないです
- ほとんど回想録でヤクザ映画としては新鮮だった
- 鶴田浩二主演の「日本暴力団」シリーズ第2作目
- 大阪対京都の抗争
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐藤純弥
- 主演鶴田浩二
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“不良番長”シリーズ16作目。今回は、数億円の密輸ダイヤをめぐって、カポネ団と暴力団と神出鬼没の女番長三人娘そして謎の女と四ツ巴の争奪合戦が繰りひろげられる。脚本は「昭和極道史」の松本功と山本英明の共同執筆、監督は「不良番長 一網打尽」の野田幸男、撮影も同作の山沢義一がそれぞれ担当。
ネット上の声
- OH,番長~OH、番長♪というポンコツオープニングから「ああ、この映画はろくでも
- 敵対組織によるダイヤの密輸工作に割り込んだ愚連隊が、ダイヤが入れられたアタッシュ
- ラスト梅宮、ビバ!不良番長
- 『トラック野郎』や『網走番外地』などこれまで色んな東映のシリーズものを観てきたが
アクション
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督野田幸男
- 主演梅宮辰夫
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モダンな活動大写真を作る「極悪坊主 念仏三段斬り」の原田隆司が、脚本・監督したシリーズ第一作。撮影は「渡世人列伝」の吉田貞次が担当。
ネット上の声
- 若山富三郎はその容貌やコミカルな演技も達者なためか、高倉健や鶴田浩二に比べるとア
- 日本の作品の方が何言ってるのか分からないというのは往々にしてあるが、本作はなんち
- 主に若山富三郎と組んで変化球な任侠映画ばかり撮っている原田隆司だが、その中でもひ
- たしかにドンパチシーンはあるけれど、まるで吹替?(大柴)ルー語?みたいなインチキ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督原田隆司
- 主演若山富三郎
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「徳川女系図」の石井輝男と、新人の荒井美三雄がシナリオを共同執筆し、石井輝男が監督した風俗もの。撮影は「帰って来た極道」のわし尾元也が担当した。
ネット上の声
- ころぴの秋の夜長のエロ特集💕
- タイトルかっこいー
- ヨメの逆鱗
- 東映オンデマンド無料期間中に沢山見ようと思って鑑賞👀徳川女刑罰絵巻をもっとマイル
時代劇
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督石井輝男
- 主演吉田輝雄
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昭和41年1月「女の賭場」に始まった「女賭博師」シリーズ17作目。脚本は「皆殺しのスキャット」の高岩肇。監督は「座頭市あばれ火祭り」の三隅研次。撮影は「おんな極悪帖」の梶谷俊男がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 惚れるな憐れみをかけるな涙を見せるな。
- シリーズ最終作。さよなら銀子さん!
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督三隅研次
- 主演江波杏子
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安藤昇の原作を、「やさぐれの掟」の湯浅浪男が脚色、監督したアクションもの。撮影は「男の世界」の森田守。
アクション
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督湯浅浪男
- 主演安藤昇
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今岡和夫がシナリオを執筆し、「秘録おんな蔵」の森一生が監督したもの。撮影は「眠狂四郎悪女狩り」の武田千吉郎。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督森一生
- 主演安田道代
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源氏鶏太の同名小説を映画化したコメディ。堀内真直・川辺一外が脚色し、「海流」の堀内真直が監督した。撮影も同じく「海流」の小原治夫。
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督堀内真直
- 主演千田是也
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「喜劇 競馬必勝法 大穴勝負」の野上龍雄がシナリオを執筆し、「十一人の侍」の工藤栄一が監督したスパイ・アクション。撮影は「男の勝負 白虎の鉄」の古谷伸。
サスペンス、 アクション
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督工藤栄一
- 主演梅宮辰夫
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サンケイ新聞連載、舟橋聖一原作の同名小説を、「学生重役」の沢村勉が脚色。「可愛いめんどりが歌った」の富本壮吉が監督した恋愛メロドラマ。撮影は「女房学校」の中川芳久。
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督富本壮吉
- 主演山本富士子
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高橋治の第一回監督作品で、脚本は高橋治と助監督の田村孟。高橋監督は、昭和四年生れ、東大文学部卒後、二十八年大船に入社、主に堀内真直監督に師事した。
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督高橋治
- 主演小山明子
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「全国学園新聞」連載の蔦原万亀雄作『蒼いレール』を、高橋治と中島和彦が共同脚色した、受験生を扱ったメロドラマ。「七人の女掏摸」の堀内真直が監督を、「黒い河」の厚田雄春が撮影を、それぞれ担当した。主演は新人の片桐真二、山本豊三、清川晶子、三上真一郎青春スターと、高千穂、渡辺、南原、有沢、片山など。
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督堀内真直
- 主演片桐真二
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婦人倶楽部に連載された源氏鶏太の原作を、「若旦那大いに頑張る」の若尾徳平が脚色、「女性についての一〇三章より 新妻と女秘書」の田畠恒男が監督したホーム・コメディ。撮影も同じく「女性についての一〇三章より 新妻と女秘書」の布戸章。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督田畠恒男
- 主演佐田啓二