フィンランドの片田舎。終身刑から出所した女と盲目の老牧師、人々の祈りを運ぶ手紙が繋ぐ魂の再生の物語。
2009年、フィンランド。終身刑の囚人だったレイラは、恩赦によって出所するも生きる希望を失っていた。彼女に与えられた仕事は、人里離れた家で暮らす盲目のヤコブ牧師の身の回りの世話。その仕事とは、助けを求める人々から毎日届く大量の手紙を牧師に読み聞かせ、彼が祈りを捧げる手伝いをすること。他人のために祈り続ける牧師を理解できず、反発するレイラ。しかしある日、あれほど届いていた手紙がぱったりと来なくなる。生きる意味そのものだった手紙を失い、絶望する牧師の姿を目の当たりにした時、レイラの凍てついた心に変化が訪れ始める。彼女が下す、ある決断。
ネット上の声
- その赦し、その手紙、映画館で触れて欲しい
- 気づかないところで支えてくれている人たち
- 心の触合いを優しい視線で綴った珠玉の名作
- 私たちは皆、生きているのではなく
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フィンランド
- 時間75分
- 監督クラウス・ハロ
- 主演カーリナ・ハザード