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「見えないほどの遠くの空を」の榎本憲男監督が、少し気むずかしい哲学者と不思議な少女が展開するユーモラスで哲学的なやりとりを描いた長編第2作。論文が書けず、気晴らしに紅葉が美しい近所の森へとやって来た若手の哲学研究者。鳥がさえずる森の中でノートを広げると、目の前に見知らぬ女が現れる。「森のカフェにようこそ」などと口にするその不思議な女に、研究者は無理矢理コーヒーを飲まされてしまい……。管勇毅、若井久美子、橋本一郎、伊波麻央ら若手俳優陣が出演。大学の哲学教授役として志賀廣太郎が脇を固める。
ネット上の声
- 不思議と心が癒される。変わった哲学のお話
- 天気のいい昼間に見るのにぴったりな小品
- 論文が書けずに悩む哲学者が、お気に入りの森林公園にあるテーブルで構想を練るところ
- 哲学のテーマを私たちにも分かりやすく、丁寧に、美しく描いている映画でした
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督榎本憲男
- 主演管勇毅
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2000年に上演された鐘下辰男の戯曲「アーバンクロウ 呼吸(いき)もできない」を映画化。ある強盗殺人事件を通して、都会に暮らす人間の狂気と絶望をあぶり出すヒューマンサスペンス。
ある夏の日、都内の古めかしいアパートの一室で女性が強姦され、現金を奪われた上に、偶然やってきた女性の父親も殺されるという凄惨な事件が発生。被害女性の父親が資産家だったこともあり、事件は世間の耳目を集める。刑事の赤井一郎は重要参考人である被害女性・望月澪の監視任務にあたっていたが、やがて警察庁関係者が容疑者として浮上。事件が揉み消されることを恐れた上司の来栖は、その焦りを赤井へぶつけ、澪からの証言を引き出すよう命じるが……。
俳優で自主制作の映画も数多く手がけてきた橋本一郎が自身初となる長編映画のメガホンをとり、主人公の刑事・赤井役で主演も務めた。
ネット上の声
- 女子の押し入れは魔窟です。
- 現在と回想が幾度と重なりながら、抱えているものが複雑に絡み合い、2人の過去が明ら
- 私は男性でしたので、映画を観賞して心を揺さぶられるスゴい映画を見たと思いました
- 水曜日にスコーレのレイトショーに出かけた時、入り口前でチラシ配りをする者あり
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督橋本一郎
- 主演橋本一郎
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2019年カナザワ映画祭の「期待の新人監督」に入選した「カミング、バック」など、自主制作で短編作品を手がけてきたシェーク・M・ハリスの初長編監督作品。これまでは同世代の若者が抱える鬱屈した感情や自我を描いてきたハリス監督が、うだつのあがらない四十路の男を主人公に描いたブラックコメディ。地位も名誉も金もない、40歳の田之上隆二は、セクハラでバイトをクビになった日に中学の同窓会の案内が届く。さらに、ほぼ同時にマッチングアプリで連絡を取り合っていた女性の紫アカネから、直接会わないかというメッセージが届く。下心丸出しで待ち合わせ場所に向かった隆二は、アカネから、1000万円を報酬に父親を殺してほしいという驚くべき依頼を受ける。後日、中学の同窓会に参加した隆二は、初恋相手の千聖と、かつて隆二と千聖をいじめていた土田勝徳と再会する。その日を境に、隆二の日常は急激に変化していく。
ネット上の声
- ポンコツの証明
- 自己中心的な内容に辟易してインディーズ映画からしばらく遠ざかってたけど、これは良
- 反射する部屋のカット、影が強く感じるカット、画面を半分以上占めるほどの人・物の裏
- 会話が上質だしその会話が繰り広げられてるロケーション良すぎだね
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督シェーク M ハリス
- 主演橋本一郎
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直木賞作家・志茂田景樹の小説「蒼翼の獅子たち」を、三浦貴大主演で映画化。明治維新の動乱期に、専修学校(現専修大学)の初代校長を務めた相馬永胤(ながたね)、日本初の法学博士となった田尻稲次郎、幕臣・旗本出身で米ハーバード大学を卒業した目賀田種太郎、旧桑名藩主・松平定教の随従である駒井重格の4人が、法律と経済を日本語で教える日本初の学校を創設しようと奔走する姿を描く。
ネット上の声
- ストーリー重視の自分にとっては良作品
- お金をもらっても観たいとは思わない
- 評価がすごく低いようですが…
- 専修大学が出来るまで
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督神山征二郎
- 主演三浦貴大
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避暑地を舞台に、1つの別荘で休暇をともに過ごすことになった2組の夫婦が、それぞれ離婚の危機に直面することになる5日間の物語を描いた、大人の恋愛映画。専業主婦の飯塚美希は、ブランドネーム開発をしている夫の由則に対し、不満を抱いていた。ある時、由則の仕事のパートナーである林多香子とその夫・充とともに、別荘を借りて2組の夫婦で5日間の休暇を過ごすことになる。現地に到着してすぐ、由則と多香子は急きょ発生した仕事上のトラブルを解決するため別行動になるが、残された美希と充は、実はそれぞれのパートナーに隠れて不倫関係にあった。そしてその夜、仕事上の思想を語る由則の姿に、美希は夫との間に埋まらない溝があることに気づいてしまい……。
ネット上の声
- 宝隼也監督作品
- こういう「普通」(普通は悪いことではない)の話を普通に撮っちゃったらもったいない
- 離婚の危機に直面する2組の夫婦が別荘をシェアする5日間の物語
- 開始30秒で小さくゆらゆら揺れる画面に酔いそうになりました
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督宝隼也
- 主演山本真由美
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俳優の森岡龍が2012年の「ニュータウンの青春」以来、およそ10年ぶりに発表した監督作。服役中の元お笑い芸人の面会に向かう、かつてのマネージャーと相方の1日の旅を、ユーモラスに描いたロードムービー。
人気絶頂のさなかに暴力事件を起こして解散したお笑いコンビ「北風と太陽」。そのマネージャーだった葉山は、自身の入籍を機に「北風と太陽」のボケ担当で服役中の金井に結婚報告をしようとする。事件以来、疎遠だったツッコミ担当の奥貫をなんとか連れ出し、刑務所に向かう葉山だったが……。
葉山役は「それぞれの花」「信虎」の橋本一郎、奥貫役はドラマ「重版出来!」の足立理。そのほか、飯田芳、島村和秀、嶺豪一ら「ニュータウンの青春」にも出演したキャストや監督である森岡自身も出演。
ネット上の声
- レンタカーの代車
- 好きな友達達が自分の部屋で楽しそうに話しているのを眺めているあの感覚に2人きりの
- 今はとても多いけど俳優が監督をする先駆けのような人
- 車からの景色が綺麗だった、河川敷でコント夏感じた
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間35分
- 監督森岡龍
- 主演橋本一郎
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画家を目指す岡崎は就職意欲もなく、母親や複数の女性に金銭を無心する生活を送っていた。美術学校で知り合った緑子とも真剣に付き合うでもなく、ダラダラとした関係が続いていたが、それでも緑子は岡崎のことをそれなりに愛していた。そんな毎日が続くと思われていたある日、岡崎の生活に突如として異変が起こる。世界的な経済不況に見舞われた現代社会で、モラトリアムに生きる若者の姿をリアルに描いたドラマ。
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督田中情
- 主演小林且弥