全10作品。ロージー・ペレスが出演した映画ランキング

飛行機事故の唯一の生存者。死の恐怖を克服し、"神"になった男の心の彷徨。

1993年、アメリカ。建築家のマックス・クラインを乗せた旅客機が墜落。奇跡的に無傷で生還した彼は、死の恐怖を完全に克服。自らを不死身の存在と信じ込み、以前の日常や家族との絆さえも無意味に感じるように。悲しみに暮れる妻を遠ざけ、同じ事故で赤ん坊を失った女性カーラにだけ心を開くマックス。彼の異常な行動は、周囲との溝を深めていく。果たして彼は、生と死の狭間で何を見つけ、再び人間性を取り戻すことができるのか。生還がもたらした、あまりにも過酷な運命の物語。

口下手で孤独な青年と、愛を信じられないウェイトレス。狒狒の心臓を持つと信じる男の、切なくも純粋なラブストーリー。

アメリカ・ミネアポリスのダイナーで働くウェイトレスのキャロライン。過去の恋愛に傷つき、心を閉ざしていた彼女の前に現れた、孤児院育ちで無口な青年アダム。彼は生まれつき心臓が弱く「自分は狒狒の心臓を移植された」と固く信じている。ある夜、暴漢に襲われたキャロラインを救ったのはアダムだった。彼の純粋さに次第に惹かれていくキャロライン。しかし、アダムの抱える秘密と病弱な身体が、二人の未来に暗い影を落とす。ささやかな幸せを掴もうとする二人の、運命の行方。

16世紀スペイン、黄金郷を目指す二人の詐欺師が、伝説の都で神と間違えられるドリームワークス製作の冒険アニメーション。

舞台は16世紀、大航海時代のスペイン。一攫千金を夢見る陽気な詐欺師コンビ、トゥリオとミゲール。彼らが賭けで手に入れた一枚の地図。それは、伝説の黄金都市「エル・ドラド」への道を示すものだった。偶然の連続でエル・ドラドに辿り着いた二人。しかし、原住民から神と崇められ、後に引けない状況に。大神官の企みや、都に迫る危機に巻き込まれながら、彼らは黄金を手にして無事に脱出できるのか。友情、冒険、そして予期せぬ恋。二人のペテン師が繰り広げる、スリルと笑いに満ちた黄金郷での大騒動。

アメリカ西海岸のバスケット・コートで、2人の師が技を競い、ペテン・ゲームを繰りひろげるアクション・コメディ。監督・脚本は「ブレイズ」のロン・シェルトン、製作は「マージョリーの告白」のデイヴィッド・レスターとドン・ミラー、エグゼクティヴ・プロデューサーはミシェル・ラパポート、撮影は「燃えつきるまで」のラッセル・ボイド、音楽は「ブレイズ」のベニー・ウォレスが担当。主演は「ジャングル・フィーバー」のウェズリ・スナイプス、「ドク・ハリウッド」のウディ・ハレルソン、「ナイト・オン・ザ・プラネット」のロージー・ペレズ、「ボーイズ'ン・ザ・フッド」のティラ・フェレル。また多数の元プロバスケットボール選手が出演し、出演者全員がＮＢＡ（全米バスケットボール協会）のスカウト担当のディック・ベイカーによる3か月に及ぶトレーニングを受けて撮影に臨んだ。ストリート・ミュージシャン役で、伝説的なジャズミュージシャンのジョン・ヘンドリック、ビル・ヘンダーソン、ソニー・クレイヴァーが出演している。

宝くじの当選金400万ドルを、客とウェイトレスで山分け？ニューヨークで起きた、心温まる奇跡の実話。

舞台はニューヨーク。心優しく誠実な警察官チャーリーは、カフェでチップの持ち合わせがなく、ウェイトレスのイボンヌに「宝くじが当たったら半分あげる」と約束。その宝くじが、まさかの400万ドルに当選。金にがめつい妻の猛反対を押し切り、約束を守ることを決意するチャーリー。突然大金を手にした二人の人生は一変し、街中の人気者に。しかし、お金がもたらしたのは幸せだけではなかった。お金よりも大切なものとは何か。二人が下す人生の決断が、本当の奇跡を呼び起こす。

欲望と狂気が渦巻く国境地帯。悪魔に魂を売った女ペルディータが、愛と暴力の危険な逃避行を繰り広げる。

メキシコとアメリカの国境地帯。野性的で美しい女、ペルディータ・ドゥランゴは、銀行強盗でブードゥー教の呪術師でもあるカリスマ的な男、ロメオと出会い、恋に落ちる。二人は犯罪のパートナーとなり、人間の胎児を化粧品会社に密輸するという闇の仕事を引き受ける。さらに、儀式の生贄として若いカップルを誘拐し、警察やマフィアとの壮絶なカーチェイスを繰り広げながら、破滅的な旅を続ける。愛と暴力、そして狂気が交錯する、予測不可能なバイオレンス・ロードムービー。

ロサンゼルスの下町、イーストL.A.のクラブに集まる市井の人々の哀歓を、心暖まるタッチで綴った群像劇。監督は「イン・ザ・スープ」「フォー・ルームス」の米インディーズ映画の俊英アレクサンダー・ロックウェルで、敬愛するフェデリコ・フェリーニ監督の「カビリアの夜」にインスパイアされたという。脚本はロックウェルトとロシアから亡命したセルゲイ・ボドロフの共同。製作はリラ・カゼス、エグゼクティヴ・プロデューサーはジーン・カゼス。撮影は「ドラッグストア・カウボーイ」のロバート・イオマン、音楽は「イン・ザ・スープ」のメーダーがスコアを書き、主題歌はエンヤの『ダナドゥア』。また、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」にもその曲が使用されたカチーノ・ミュージックの雄、ティト・ラリヴァが自らもバンド〈ティト＆タランチュラ〉として出演し、演奏を聴かせる。ロックウェルの意向で、ジョン・カサヴェテス監督の「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」を意識したクラブのセットを手掛けた美術はＪ・レイ・フォックス、編集はエレナ・マガニーニ、衣裳はアレクサンドラ・ウェルカーが担当。出演は「フィアレス」「あなたに降る夢」の個性派女優ロージー・ペレズで、これが初主演作。共演は「ユリシーズの瞳」のハーヴェイ・カイテル、「ジャッジメント・ナイト」のマイケル・デ・ロレンゾ、「イン・ザ・スープ」「ファーゴ」のスティーヴ・ブシェーミ、フェリーニの「道」や「雲の中で散歩」の名優アンソニー・クイン、そしてロックウェルの「父の恋人」などに出演している映画監督のサミュエル・フラー、「フォー・ルームス」の監督クエンティン・タランティーノほか。

アン・ハサウェイ、ベン・アフレック、ウィレム・デフォーら豪華キャスト共演で、ジョーン・ディディオンの同名小説を映画化した社会派サスペンス。1980年代、アメリカ。敏腕ジャーナリストのエレナは、父が倒れたとの知らせを受けて病院へ向かう。父に頼まれ、中米での武器取引の世界に足を踏み入れた彼女は、恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。監督・脚本は「マッドバウンド　哀しき友情」のディー・リース。Netflixで2020年2月21日から配信。