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20世紀初頭、石油に魅入られた男の壮絶な一代記。富と権力を渇望する、人間の欲望と狂気の物語。
舞台はゴールドラッシュ後のアメリカ西部。野心的な石油採掘師ダニエル・プレインビューの執念。彼は石油の眠る土地を次々と手に入れ、莫大な富を築き上げる。しかし、その成功は人間不信と孤独を深めるだけ。地域の若きカリスマ牧師イーライとの対立、そして養子H.W.との間に生まれる溝。石油という黒い血に染まった彼の魂は、やがて制御不能な狂気へと変貌。その果てにある衝撃の結末。
ネット上の声
- ダニエル・デイ=ルイスの鬼気迫る演技がとにかく凄い。人間の欲望と狂気がじわじわと描かれていて、最後まで目が離せなかった。見応えのある傑作です。
- 長くてちょっと退屈だったかも…。
- 石油に狂わされた男の一代記。アメリカンドリームの闇を見た気がする。重厚な映画でした。
- ただただ圧巻。
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間158分
- 監督ポール・トーマス・アンダーソン
- 主演ダニエル・デイ=ルイス
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復讐が、街を飲み込む。若きブルース・ウェインの葛藤と、ゴッサムを蝕む謎に迫る、クライム・サスペンス。
舞台は、犯罪と腐敗が蔓延るゴッサム・シティ。バットマンとして活動を始めて2年目のブルース・ウェインは、未だ街の希望にはなれず、復讐心に駆られる孤独な存在。そんな中、社会の闇を暴くと称する連続殺人鬼リドラーが出現。彼の標的は、街の権力者たち。警察が解読不能な謎を追ううち、バットマンはゴッサムの腐敗が自らの過去にも繋がることを知る。彼は復讐の化身か、それとも街の光か。その精神が試される。
ネット上の声
- トンチキなところも多かったが、それもこの作品の愛嬌かも知れない。
- 社会の病理を映すダークヒーロー物の最先端
- 隠された「暗部」が作る物語の奥行き。
- 暗黒のゴッサムを漂う、虚ろな瞳。
アクション、 バットマン
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間176分
- 監督マット・リーヴス
- 主演ロバート・パティンソン
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映画監督スティーヴン・スピルバーグの原点。少年が初めてカメラを手にした時、夢と、家族の秘密が映し出された。
第二次世界大戦後、アメリカ。初めて映画館を訪れた少年サミー・フェイブルマンは、スクリーンに映し出された世界に完全に心を奪われる。8ミリカメラを手に、夢中で映画作りに没頭するサミー。しかし、彼のレンズは、時に家族の美しい思い出だけでなく、決して知りたくなかった母親の秘密までも捉えてしまう。芸術家の母と、実直な科学者の父。愛する家族に訪れる亀裂と、映画への情熱との間で揺れ動く多感な心。夢を追うことの喜びと痛みを乗り越え、一人の少年が映画監督になるまでの、感動的な成長の記録。
ネット上の声
- コンピューター技術と芸術との間に生まれた”映画の子”
- 最後のあのシーンはズルい、面白いけどズルいよ!
- 笑いあり、涙ありの“スピルバーグができるまで”
- 「自分」と「他者」で揺れる物語は見事だが…
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間151分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演ミシェル・ウィリアムズ
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「ザ・ビーチ・ボーイズ」の中心メンバーとして数々の名曲を生み出す一方で、音楽制作の過程で精神的に極限まで追い詰められるといった逸話でも知られるブライアン・ウィルソン。彼の栄光と苦悩の半生をブライアン本人公認のもと映画化。1960年代「サーフィン・U.S.A.」をはじめとするヒット曲により人気の頂点にいたザ・ビーチ・ボーイズ。当時のリーダーでその作曲の大半を手がけていたブライアンは、新たなサウンドを模索するが、新作へのプレッシャーからアルコールとドラッグに依存してしまう。それから20余年、低迷の中にあったブライアンに再び希望の光をもたらしたのは、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。監督は、アカデミー賞を受賞した「それでも夜は明ける」のプロデューサーで、本作が初監督となるビル・ポーラッド。2つの時代のブライアンが2人1役で演じられ、60年代はポール・ダノ、80年代はジョン・キューザックがそれぞれ演じている。
ネット上の声
- ブライアンは音楽の神様から創られてこの世に生み落とされたんだろうな
- この世にたくさんある伝記映画かと思ったらすごく重い話だった
- 思いっきり歌ってもよかったんじゃない?
- ペット・サウンズとスマイルを聴きたい!
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国アメリカ
- 時間122分
- 監督ビル・ポーラッド
- 主演ジョン・キューザック
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「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリスが同作以来6年ぶりに手がけた監督作。スランプ中の若手作家と現実世界に出現した小説のヒロインが繰り広げる恋を描いたラブストーリー。脚本を執筆し、タイトルロールを演じたのは、映画監督エリア・カザンの孫娘ゾーイ・カザン。19歳で天才作家として華々しくデビューしたものの、その後10年間にわたりスランプに陥っているカルヴィンは、夢で見た理想の女の子ルビー・スパークスを主人公に小説を書き始める。するとある日、目の前にルビーが現れ、カルヴィンと一緒に生活を始める。しかし、ルビーが自分の想像の産物であることを隠そうと、カルヴィンは周囲と距離を置き、そのことに寂しさを覚えたルビーは、新しい仲間たちと交流を広げていく。そうして次第に関係がぎこちなっていく2人だったが……。
ネット上の声
- 「トリセツ」にガタガタ言わずに、婚活男子はこれを観ろ。
- 思い通りにならないからこそ、人を思いやる
- 男子目線の「ビター・スィート」ロマンス
- のび太と、空想でも操れないしずかちゃん
小説家、 恋愛、 ファンタジー、 コメディ
- 製作年2012年
- 製作国アメリカ
- 時間104分
- 監督ジョナサン・デイトン
- 主演ポール・ダノ
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巨大企業に連れ去られた"親友"オクジャを救うため、少女ミジャが世界を股に掛けて戦う、感動のアクションアドベンチャー。
韓国の山奥で、巨大な動物オクジャと家族のように暮らす少女ミジャ。オクジャは、巨大多国籍企業ミランド社が生み出した"スーパーピッグ"だった。10年間の穏やかな日々は、ミランド社がオクジャをニューヨークへ連れ去ることで終わりを告げる。ミジャはただ一心にオクジャを救うため、故郷を飛び出し、ソウル、そしてニューヨークへと向かう危険な冒険へ。彼女を待ち受けるのは、巨大企業の陰謀と、動物解放戦線の過激な活動家たち。少女の純粋な愛が、世界の食肉産業の闇に立ち向かう。
ネット上の声
- 友達が最後が大事というから気になったけど
- ものすごく変てこな映画
- ボンジュノにしては普通
- ついにポン・ジュノ「オクジャ okja」を観る。サムギョプサルとデ...
アドベンチャー(冒険)
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ,韓国
- 時間---分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演ティルダ・スウィントン
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SNSを通じて団結した個人投資家たちが金融マーケットを席巻し社会現象を巻き起こした「ゲームストップ株騒動」の実話を映画化。ベン・メズリックのノンフィクション書籍を基に「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のクレイグ・ギレスピーが監督を務め、前代未聞の事件の内幕をユーモアたっぷりに描く。
コロナ禍の2020年、マサチューセッツ州の会社員キース・ギルは、全財産5万ドルをゲームストップ社の株に注ぎ込んでいた。アメリカ各地の実店舗でゲームソフトを販売する同社は時代遅れで倒産間近と囁かれていたが、キースは赤いハチマキにネコのTシャツ姿の「ローリング・キティ」という名で動画を配信し、同社の株が過小評価されているとネット掲示板で訴える。すると彼の主張に共感した大勢の個人投資家がゲームストップ株を買い始め、21年初頭に株価は大暴騰。同社を空売りして一儲けを狙っていた大富豪たちは大きな損失を被った。この事件は連日メディアを賑わせ、キースは一躍時の人となるが……。
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・ダノが主演を務め、ピート・デビッドソン、ビンセント・ドノフリオ、アメリカ・フェレーラ、セス・ローゲンが共演。
ネット上の声
- 題材に誠実に向き合った作りだが、それゆえの物足りなさも
- わかりやすく、高揚と狂騒に満ち、語り口にも勢いがある
- 下層の意地と反逆に鼓舞される。
- 貧者の小口投資家を侮るな‼️
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国アメリカ
- 時間105分
- 監督クレイグ・ギレスピー
- 主演ポール・ダノ
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「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが死体役を演じ、「リトル・ミス・サンシャイン」「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」などで知られるポール・ダノ扮する青年が、死体を使って無人島からの脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇。遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見する。死体からはガスが出ており、浮力があることに気付いたハンクは意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みるが……。CMディレクター出身の監督コンビ、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(通称:ダニエルズ)の初長編作で、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞を重ねて話題を集めた。共演に「10 クローバーフィールド・レーン」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
ネット上の声
- 一見ホラー要素の強いゾンビをコミカルに取り入れた点が新しい映画観を創っていると思
- コメディとも人間ドラマともアドベンチャーとも呼べそうなまた変でシュールな映画
- コメディー中心の映画かと思っていたら人情深いし、いろんなテーマに触...
- リリカルで切なくて遺骸な現代の寓話と孤独な魂
アドベンチャー(冒険)
- 製作年2016年
- 製作国スウェーデン,アメリカ
- 時間97分
- 監督ダニエル・シャイナート
- 主演ポール・ダノ
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疎遠だった父と息子が織りなす不器用な交流を、名優ロバート・デ・ニーロと「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・ダノ共演で描いたヒューマンドラマ。ニック・フリンの自伝的小説「路上の文豪、酔いどれジョナサンの『幻の傑作』」を、「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ監督が映画化した。幼い頃に父親が刑務所送りとなって以来、母親と2人きりで暮らしてきた青年ニック。ある日、彼のもとに突然、ずっと音信不通だった父親から連絡が入る。父親は現在ニューヨークでタクシー運転手として働いていたが、アパートを追い出されたために荷物運びを手伝ってほしいという。その後、ニックが働くホームレス支援施設に、仕事を失って行き場のない父親がやって来て……。
ネット上の声
- 大体俳優の名前が邦題に載るような作品は駄作が多い
- 社会は冷たいようで温かいのかもしれない。
- 観れば日本未公開なのが分かります。
- なんでこんなセンスのない邦題なのか
ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国アメリカ
- 時間103分
- 監督ポール・ワイツ
- 主演ロバート・デ・ニーロ
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ネット上の声
- なんだこれは……
- 兄弟愛を匂わせるストーリーながら、どうも面白味に欠けるのでポール・ダノをただひた
- ゴリゴリのB級モンスター映画と思ったが、意外とシリアスなお話
- 謎の存在サファラーに付き纏われる
ヒューマンドラマ
- 製作年2004年
- 製作国アメリカ
- 時間71分
- 監督クリストファー・ペディット
- 主演ポール・ダノ