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喝采の裏で狂気に蝕まれる大女優の魂の彷徨、その幕が上がる圧巻の心理ドラマ。
1970年代アメリカ、ブロードウェイ。新作舞台の初日を控えるベテラン女優マートル・ゴードン。栄光の絶頂にいる彼女の日常は、一人の熱狂的なファンの事故死をきっかけに崩壊。少女の幻影に悩まされ、アルコールに溺れ、現実と舞台上の役柄との境界を見失っていくマートル。共演者やスタッフとの衝突を繰り返し、公演は中止の危機。狂気の淵をさまよう彼女が、すべてを賭けて挑むオープニング・ナイト。その先に待つのは喝采か、破滅か。
ネット上の声
- 大好きなロックバンド、EGO-WRAPPIN' の楽曲にカサヴェテスというノリノ
- 女優を演じる”女優”ジーナ・ローランズ
- 舞台のタイトルは「セカンド・ウーマン」
- 避けられない“老い”を受け入れる覚悟
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国アメリカ
- 時間144分
- 監督ジョン・カサヴェテス
- 主演ジーナ・ローランズ
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愛を渇望する孤独な兄妹。狂気と絶望の果てに、二人が見出す唯一の救済とは。
酒と女に溺れる作家のロバートと、離婚と親権問題で精神的に追い詰められた姉のサラ。愛に飢え、拠り所を失った二人の孤独な魂。ある日、行く場をなくしたサラが、大量の動物たちと共にロバートの家に転がり込んでくる。奇妙な共同生活の中で、互いの傷を舐め合うように寄り添う兄妹。しかし、その歪な愛は次第に狂気を帯びていく。果たして彼らは、溢れ出る愛の流れの中で、安らぎを見つけることができるのか。魂の激突を描く衝撃作。
ネット上の声
- 「人生は自殺と離婚と子供を殴ること」
- カサベテスが問う 人と人の距離とは
- 愛は流れ続けなくても人生は続く
- 映画作家カサヴェテスという男
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国アメリカ
- 時間139分
- 監督ジョン・カサヴェテス
- 主演ジーナ・ローランズ
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ニューヨークの不気味なアパートで新婚生活を始めた若妻を襲う、妊娠をめぐる妄想と恐怖を描くオカルトホラーの金字塔。
1960年代のニューヨーク。俳優の夫ガイと共に、由緒あるアパートへ越してきた若妻ローズマリー。夢にまで見た妊娠を喜ぶも、つわりは異常に重く、体はみるみる衰弱。親切すぎる隣人、謎めいた言動の夫、そして産婦人科医への不信感。周囲の全てが自分を騙しているのではないかという疑念は、やがて妄想と現実の境界を曖昧にしていく。お腹の子は本当に自分の子なのか。逃れられない恐怖の核心。
ネット上の声
- ホラーの原点的傑作だが妊娠者見るべからず
- 70年代オカルトブーム原型がここに 傑作
- こんなマタニティライフ、オラ嫌だぁ😫
- この映画よりも恐ろしい出来事は真実?
トラウマになる、 ホラー
- 製作年1968年
- 製作国アメリカ
- 時間137分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演ミア・ファロー
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組織に追われる男ニッキーと、彼を助けようとする旧友マイキー。一夜の逃避行が暴き出す、友情の真実。
フィラデルフィアの夜。マフィアから命を狙われるチンピラのニッキーは、唯一の頼みの綱である幼なじみのマイキーに助けを求める。マイキーはニッキーを匿い、街からの逃亡を手助けしようと奔走。しかし、長い夜が更けていくにつれ、二人の間に横たわる長年の不信感や裏切りが露わになっていく。友情か、それとも欺瞞か。追っ手が迫る中、二人の関係は極限状態へ。
ネット上の声
- ジョン・カサヴェテスとピーター・フォークが送る狂気の一夜
- ドタバタ映画なのにひたすらシリアスで楽しくない
- 愛すべきどうしようもなさ
- すんごい面白かった……
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国アメリカ
- 時間106分
- 監督エレイン・メイ
- 主演ピーター・フォーク
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愛に絶望した女と、愛を信じる破天荒な男。偶然の出会いが巻き起こす、予測不能でパワフルなラブストーリー。
ロサンゼルスの美術館に勤めるミニーは、恋人に裏切られ、愛にすっかり絶望していた。一方、ニューヨークから来たヒッピーのシーモアは、駐車場の係員をしながら運命の出会いを夢見るエネルギッシュな男。ある日、最悪の形で出会った正反対の二人。常識的で臆病なミニーと、野蛮で衝動的なシーモア。反発し、罵り合いながらも、なぜか互いの孤独な魂に惹かれ合っていく。彼らの恋は、周囲を巻き込み、予測不能な大騒動へと発展。インディーズ映画の巨匠が描く、不器用で、滑稽で、しかしどうしようもなく愛おしい男女の魂の交感。
ネット上の声
- 2024年見納め&2025年レビュー始めはジョン・カサヴェテス1971年監督作
- ミニー&モスコウィッツ
- やっぱしカサヴェです
- こんな恋もいいかも
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国アメリカ
- 時間120分
- 監督ジョン・カサヴェテス
- 主演ジーナ・ローランズ
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それぞれ仕事もあり、家庭も持っている3人の中年男、ハリー、ガス、そしてアーチーは親友の死という事件に直面する。ショックを受けた彼らはさんざんバカ騒ぎをするが、悲しみは癒えない。やがて3人はロンドンへ行き、そこで女性を誘惑する。しかし事はうまく運ばない……。そんな騒動の果てに、再び生きる気力を取り戻していく男たちの物語。幾度か編集し直され、サンフランシスコ映画祭で上映されたのは、153分版だった。
ネット上の声
- 中年の現実と限界は…
- 子供っぽい大人
- ジョン・カサヴェテス監督作品!
- 精一杯の自制心で控えますが、ホントはあらゆる糞尿系や廃棄物系や害虫系の罵詈雑言の
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ジョン・カサヴェテス
- 主演ベン・ギャザラ
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「グラン・プリ」の脚本を書いたロバート・アーサーの原案・脚本を「太陽の中の対決」のマーティン・リットが監督したドラマチックなアクションもので、彼の第1回監督作品。撮影は「レースに賭ける男」のジョセフ・ブランのニューヨーク・ロケ、音楽は「ミクロの決死圏」のレナード・ローゼンマンが、担当した。出演は「特攻大作戦」のジョン・カサヴェテス、「招かれざる客」のシドニー・ポワチエ、「特攻大作戦」のジャック・ウォーデン、「フリッパー(1963)」のキャスリーン・マガイヤほか。製作はデイヴィッド・サスキンド。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国アメリカ
- 時間85分
- 監督マーティン・リット
- 主演ジョン・カサヴェテス
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ニューヨークに住む有名な建築家フィリップは自分の人生を見つめ直すため、妻アントニアを残し、娘ミランダを連れてギリシャへ渡り、孤島で暮らし始める。やがて、そこで知り合った女性アリサと恋に落ちるフィリップ。しかし妻アントニアが島に乗り込んできて……。シェイクスピアの戯曲を現代風にアレンジしたコメディ。
ネット上の声
- ご存知シェイクスピアのテンペストであるがシェイクスピアのテンペストではない、これ
- 老年カサヴェテスの人生の倦怠に家族が巻き込まれて、ギリシャの島でテンペスト
- そうか、マグワイアもサミーソーサもボンズもおらん時代か、💊
- 原案がシェイクスピアだけあって楽しい映画では無い
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国アメリカ
- 時間136分
- 監督ポール・マザースキー
- 主演ジョン・カサヴェテス
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全身麻痺となった彫刻家が望んだのは、延命治療ではなく「死ぬ権利」。生命の尊厳を問いかける、衝撃の法廷ドラマ。
才能あふれる彫刻家ケン・ハリソン。しかし、不慮の交通事故が彼の人生を奪う。首から下のすべてが麻痺し、生命維持装置なしでは生きられない体。創作活動も、愛する人と触れ合うこともできなくなった彼にとって、生き続けることは耐え難い苦痛だった。ケンは「死ぬ権利」を主張し、退院を要求。しかし、病院側は生命の尊重を盾にこれを拒否。自らの尊厳を守るため、ケンは法廷で病院と闘うことを決意。生命とは何か、そしてその終わりを誰が決めるのか。観る者の倫理観を激しく揺さぶる、魂の物語。
ネット上の声
- 死から生きる事を知る
- 良い作品だと思う
- ブライアン・クラークの 舞台劇を、作者自身の脚色により、ジョン・バダム監督により
- ブライアン・クラークによる戯曲の
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督ジョン・バダム
- 主演リチャード・ドレイファス
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浮気相手の女性に結婚を迫られた、大楽団の指揮者アレックスは、自殺に見せかけて彼女を殺害する。そして自分はコンサートの指揮をとりアリバイを作り上げた。
ネット上の声
- コロンボ対ジョンカサヴェテス
- シリーズ中でも屈指の名編
- 決定的な証拠は何だ?!
- アリバイを崩せ☆3.0
刑事コロンボ、 サスペンス
- 製作年1972年
- 製作国アメリカ
- 時間95分
- 監督ニコラス・コラサント
- 主演ピーター・フォーク
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ニューヨークの貧民街に母親そして弟と暮らすフランキーはストリート・ギャングのリーダーだった。ギャング同士の争いも絶えなかったが、そんな中、仲間のレニーが警察に逮捕されてしまう。フランキーと仲間は警察に通報したマカリスターを恨み、彼を殺そうとするが……。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督ドン・シーゲル
- 主演ジェームズ・ホイットモア
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元アメリカ諜報員ピーターは誘拐された息子ロビンを追って、シカゴへやってくる。ピーターの同僚だったチルドレスは超能力者だったロビンを諜報活動に利用しようと企んでいたのだ。一方、シカゴで暮らしていた少女ギリアンもまた超能力の持ち主だった。ピーターはギリアンの存在を知り、彼女の協力でロビンを捜し出そうとするが……。超能力に絡む陰謀、そしてそれに立ち向かう者の戦いを描くサスペンス・スリラー。スローモーションなどデ・パルマ監督の映像テクニックが冴え渡る。
ネット上の声
- キャリーとは全く違う、アクション映画と超能力ものSFの合体みたいなものとお思い下さい 土曜洋画劇場に相応しい肩の凝らない作品です
- 全然関係ないんですが、年末にBSテレ東で放送されてTVerで現在配信中の「テレビ
- 70年代、子どもが悪鬼になる共通の夢魔
- いじめられっ子のストレス解消映画?
サスペンス
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間119分
- 監督ブライアン・デ・パルマ
- 主演カーク・ダグラス
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フットボールの選手権試合に、無差別乱射事件が起こり,パニック状態におちいる人々と立ち向うSWATを描く。製作はエドワード・S・フェルドマン、監督は「さよならコロンバス」のラリー・ピアース、脚本はエドワード・ヒューム、原作はジョージ・ラ・フォンテイン(早川書房刊)、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はチャールズ・フォックスが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス、マーティン・バルサム、デイヴィッド・ジャンセンなど。
ネット上の声
- 観終わった後の印象は果てしない虚無感だ 恐ろしい世界に、米国社会は突入しようとしているという予言だったのだ
- 超満員の観客が集まったアメフトの試合の最中、ライフル銃を持つ何者かがスコープ越し
- ちょっと調子悪そうな奴に「大丈夫か?」と聞くと、ほぼ100%の確率で「大丈夫じゃ
- 正体不明の犯人による無差別テロの恐怖
パニック、 サスペンス、 アクション
- 製作年1976年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督ラリー・ピアース
- 主演チャールトン・ヘストン
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戦場から戻った二人の男。偶然から始まった金庫破りは、密室での息詰まる心理戦へと変貌する。
アルジェリア戦争から帰還した軍医ディノと傭兵プロップ。二人はパリで偶然再会。ディノは、ある大企業の金庫に戦時中に預かった大金を戻すという奇妙な依頼を受ける。一方、その金庫には2億フランの現金が眠っていると勘違いしたプロップも計画に便乗。クリスマスの週末、無人となったオフィスビルに忍び込む二人。しかし、些細なミスから金庫室に閉じ込められてしまう。水も食料もない密室で、疑心暗鬼に駆られながら脱出を試みる男たち。果たして彼らは、生きて朝日を拝めるのか。
ネット上の声
- 刑事コロンボがマフィアに扮している。
- ジョン・カサヴェテス&ピーター・フォーク
- 非情な世界の哀れな末路を鮮やかに
- カサヴェテス、ピーター・フォーク、ジーナ・ローランズが集ったフィルムノワール
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国イタリア
- 時間96分
- 監督ジュリアーノ・モンタルド
- 主演ジョン・カサヴェテス
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第2次大戦終結直後のヨーロッパを舞台に、ナチスが隠匿した巨額の金塊をめぐって展開する国際的陰謀を、パットン将軍の死の真相と重層させて描くサスペンス映画。製作はアーサー・ルイス、監督は「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー」のジョン・ハフ。フレデリック・ノーラン原作の『アルゴンキン計画』を基にアルビン・ボレッツが脚色。撮影はトニー・アイミ、音楽はローレンス・ローゼンタール、編集はデイヴィッド・レーン、美術はロルフ・ツェートバウアーが各々担当。出演はソフィア・ローレン、ジョン・カサヴェテス、ジョージ・ケネディ、ロバート・ヴォーン、パトリック・マクグーハン、ブルース・デイヴィソン、エドワード・ハーマン、マックス・フォン・シドー、エド・ビショップ、リー・モンターギュなど。
ネット上の声
- これはちょっとしたマックス・フォン・シドー版の『ジャッカルの日』ですね
- ナチスの金塊強奪事件とパットン将軍暗殺計画を絡めた良作☆
- パットン将軍の死を独自仮説で描いた力作
- どうやって止まらない男を止めるか
戦争、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間111分
- 監督ジョン・ハフ
- 主演ソフィア・ローレン
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「明日なき男」のアンドリュー・L・ストーンが実話にもとずいて製作・脚本・監督に当たった1955年犯罪活劇で、「死刑囚2455号」のフレッド・ジャックマン・ジュニアが撮影を、「三人の名付け親」のルシアン・カイリエが音楽を担当した。出演者は「欲望の谷」のジャック・ケリー、テレビ・スターのヒルディ・パークス、ジョン・カサヴェテス、「死刑囚2455号」のヴィンス・エドワーズ、デイヴィッド・クロスなど。
サスペンス
- 製作年1955年
- 製作国アメリカ
- 時間86分
- 監督アンドリュー・L・ストーン
- 主演ジャック・ケリー
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早撃ち名人にまつわるサスペンスをとりあげた「海の荒くれ」のロバート・パリッシュ監督になる西部劇。西部物作家トーマス・トンプソンのオリジナル・ストーリーを、TVドラマ作家ロッド・サーリングが脚色した。撮影はジョージ・フォルシー。音楽はJ・アレクサンダー。「最後の銃撃」のロバート・テイラー、「女はそれを我慢出来ない」のジュリー・ロンドンが主演。「ララミーから来た男」のドナルド・クリスプ、「悪人への貢物」のロイヤル・ダノ、ジョン・カサヴェテス等が助演。J・ロンドンのうたう主題歌は、「知りすぎていた男」のジェイ・エヴァンスが作詞・作曲したものである。製作はアーマンド・ドゥイッチ。
西部劇
- 製作年1958年
- 製作国アメリカ
- 時間84分
- 監督ロバート・パリッシュ
- 主演ロバート・テイラー
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新旧二つのタイプの犯罪者同士の葛藤を描いた作品。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督は「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のアルベルト・デ・マルティーノ、撮影はアルド・トンティが担当。出演は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョン・カサヴェテス、「魂のジュリエッタ」のアニタ・サンダース、ほかにニコス・コルコロス、ルイジ・ピスティリ、オズワルド・ルッジェーリ、ガブリエレ・フェルゼッティ、ピエロ・モッジア、マルク・フィオリーニ、グイド・ロロブリジーダなど。テクニカラー、テクニスコープ
- 製作年1968年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督アルベルト・デ・マルチーノ
- 主演ジョン・カサヴェテス