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ロシアの名匠アンドレイ・タルコフスキー監督が1975年に手がけた自伝的作品。木立に囲まれた祖父の家で、たらいに水を張って髪を洗う母。干し草置き場で火事があった年、父は家族のもとを去った。そして今、母からの電話で夢から醒めた“私”は、母が印刷所で働いていた頃の同僚が死んだことを知らされる。“私”も両親と同じように妻ナタリアと別れ、息子イグナートと離れて暮らしている。第2次世界大戦、中国の文化大革命、中ソ国境紛争などの記録映像を挟み込みながら、過去と現在を巧みに交錯させ、母への思慕や別れた妻子との関係を浮かび上がらせていく。母の場面では、タルコフスキー監督が自ら実父アルセニー・タルコフスキーの詩を朗読。
ネット上の声
- タルコフスキーの極めて個人的で詩的な映像美の独白
- 【タルコフスキーを通して世界を考えてみる】
- タルコフスキーの映像芸術の中核
- タイトルなし
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ソ連
- 時間108分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演マルガリータ・テレホワ
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ロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキーが、イタリアで撮りあげた長編劇映画第6作。自殺した音楽家の足跡をたどってイタリアを訪れたロシア人詩人の旅を圧倒的映像美で描き、1983年・第36回カンヌ国際映画祭で監督賞と国際映画批評家連盟賞、エキュメニック審査員賞を受賞した。
18世紀ロシアの音楽家パベル・サスノフスキーの足跡を追う旅を続けるロシアの詩人アンドレイは、通訳の女性エウジェニアを連れてイタリアのトスカーナ地方にやって来る。アンドレイは病に冒されており、旅は間もなく終わりを迎えようとしていた。ある朝アンドレイは、周囲から狂人扱いされている老人ドメニコと出会う。世界の終末を信じるドメニコはアンドレイに1本のロウソクを託し、その火を消さずに広場を渡るよう依頼する。
2024年1月、日本公開40周年を記念して4K修復された「ノスタルジア 4K 修復版」が公開。
ネット上の声
- 圧巻の芸術作!タルコフスキー精神世界の旅
- 映画が芸術である事を許された時代の傑作
- 誰か私にノスタルジアを解説してくれー。
- なんとなーく、レビューを見てみたら
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国イタリア,ソ連
- 時間126分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演オレグ・ヤンコフスキー
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殺人現場を目撃した口のきけない女性が組織犯罪に巻き込まれるサスペンス。実際の撮影所(モスフィルム・スタジオ)を使ってロシア・ロケされた。監督・脚本はCMディレクター出身のイギリス映画界の新鋭、アンソニー・ウォラーで、本作が映画デビュー作。製作はアレクサンダー・ブックマン、ノルバート・ソエントゲン、監督のウォラー、エグゼクティヴ・プロデューサーはリチャード・クラウス、共同製作はグレゴリー・リアツスキー、アレキサンダー・アタネスジャン、撮影はエゴン・ウェルディン、音楽はウィルバート・ヒルシュ、美術はバーバラ・ベッカー、美術デザインはマシアス・カメルマイアー、編集はピーター・アダムがそれぞれ担当。主演はヒロインにロシアの人気女優マリーナ・スディナ。共演は「ノスタルジア」などの名優オレグ・ヤンコフスキーほか。「スター・ウォーズ」などの英国演劇界の重鎮、アレック・ギネスが特別出演。
ネット上の声
- うまく喋るほど、 ウソになってしまうなぁ
- 見つけたらぜひ借りて欲しい秀作!
- NO.2の女の子タイプだったな。
- フィルムよりまず女だろ?
サスペンス
- 製作年1995年
- 製作国アメリカ
- 時間98分
- 監督アンソニー・ウォラー
- 主演マリナ・スディナ
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レオ・N・トルストイが1889年に発表した同名小説の映画化。
ネット上の声
- その調べに、この身を委ねながら…
- 観ている間、キリキリと心を締め付けられるような感覚を味わった
- 永遠のテーマだなぁ
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国ソ連
- 時間155分
- 監督ミハイル・シュヴァイツェル
- 主演オレグ・ヤンコフスキー
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アンドレイ・タルコフスキー監督「ノスタルジア」(83)の撮影現場の取材を中心に、この映画の成立過程を丹念に追った長編記録映画。監督は、本作の他にタルコフスキーについて二本撮っているイタリアの女性ドキュメンタリスト、ドナテッラ・バリーヴォ。タルコフスキーの人間としての姿や詩人としての姿を捉えるため、タルコフスキー本人の談話のほか、撮影現場の記録・共同脚本家のトニーノ・グエッラ、撮影のジュゼッペ・ランチ、俳優のオレーグ・ヤンコフスキーやエルランド・ヨセフソンらへのインタビューを織り込み、また「ノスタルジア」の本編を交錯させながら、偉大な映画作家の実像を浮き彫りにしていく。
ネット上の声
- ドキュメンタリーなので当たり前なことなんだけれど、動いて喋って映画作ってるタルコ
- 「ノスタルジア」の撮影現場で演出するタルコフスキーを撮ったドキュメンタリー
- タルコフスキー監督「ノスタルジア」(1983)のメイキング・ドキュメンタリー
- イタリアのCIAK製作(https://www.ciakmagazine.it/
ドキュメンタリー
- 製作年1984年
- 製作国イタリア
- 時間98分
- 監督ドナテッラ・バリーボ
- 主演アンドレイ・タルコフスキー
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地方の田園生活を背景に若い娘をめぐって愛と犯罪が入り乱れるサスペンス、タッチの人間ドラマ。チェーホフの長編小説を基に「ジプシーは空にきえる」のエミーリ・ロチャヌーが監督・脚本、撮影はアナトリー・ペトリツキー、音楽はエヴゲニー・ドガ、美術はボリス・ブランクが各々担当。出演はガリーナ・ペリャーエワ、オレーグ・ヤンコフスキー、キリール・ラヴロフ、レオニード・マルコフなど。日本語版監修は岡枝慎二。ソヴカラー、ビスタサイズ、一九七八年作品。
ネット上の声
- 愛の高まりを静めるためとった究極の手段!
- 絶世の美少女!
- 映像だと冒頭辺りのヒロイン「全部ぶっこわしちゃろ〜」的強烈流し目演出で、原作の様
- 次第に明らかになっていく温度差の違いで、悲劇的な運命を辿ることになる1人の女と男
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ソ連
- 時間100分
- 監督エミーリ・ロチャヌー
- 主演ガリーナ・ベリャーエワ
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「心と体と」で2017年ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ監督が1989年に手がけ、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した長編デビュー作。激動の20世紀の幕開けを背景に、生き別れた双子の数奇な運命を美しいモノクロ映像で描く。1880年、エジソンが発明した電球のお披露目に世界が沸き立つ中、ハンガリー・ブダペストに双子の姉妹が誕生する。リリ、ドーラと名付けられた双子は、孤児となり幼くして生き別れてしまう。1900年の大みそか、気弱な革命家となったリリと華麗な詐欺師となったドーラは、偶然にもオリエント急行に乗り合わせる。ブダペストで降りた双子は謎の男Zと出会うが、Zは双子を同一人物と思い込んで2人に恋をしてしまう。「鏡」「ノスタルジア」のオレーグ・ヤンコフスキーが謎の男Z、ポーランド出身の女優ドロタ・セグダが主人公の双子とその母の3役を演じる。日本では90年に劇場公開。19年3月、4Kレストア版でリバイバル上映。
ネット上の声
- 夢見心地の素晴らしい映画。でも何が何やらさっぱりわからなかった。
- 時間のあるときにゆっくり観たい
- 「 心と体と 」の監督
- 電燈は20世紀の輝き♡
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ハンガリー,ドイツ
- 時間102分
- 監督イルディコー・エニェディ
- 主演ドロタ・セグダ
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鎖国日本にあって、広大なシベリア大陸を走り抜けた日本人の冒険記を描いた井上靖原作の映画化。脚本・監督は「敦煌」の佐藤純彌。共同脚本は「必殺4 恨みはらします」の野上龍雄と「タイガースメモリアルクラブバンド ぼくと、ぼくらの夏」の神波史男。撮影は「マリアの胃袋」の長沼六男がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 江戸時代、漂流してロシアに流れ着き、10年後に帰国した大黒屋光太夫の実話をもとに
- 日本人とは、を伝えるのに適した材料なのに
- ペリー来航より前に露西亜と接触があった
- 緒形拳の熱演は、いつもながらお見事!
海で遭難する絶望的な、 生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督佐藤純彌
- 主演緒形拳