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小説家、戯曲家、翻訳家、詩人、画家、俳優など、様々な分野で活躍したクリエイター、ボリス・ヴィアン(20~59)の同名小説(邦訳・早川書房刊)の映画化作品。激しい恋に落ちた男女の出会いと別れを、SF的な小道具とシュールな描写を駆使して描く。原作は46年に発表され、当時は“世界一悲痛な恋愛小説”とレーモン・クノー(「地下鉄のザジ」の原作者)に評されたものの、同年ヴィアンが別名義で書いた『墓に唾をかけろ』が、その不道徳な内容からセンセーションを巻き起こしベストセラーとなったため、その陰に隠れてしまった。ヴィアンの死後の63年、ペーパーバックで再発売されるや若者の熱狂的な支持を受け、現在では“永遠の青春小説”としてフランスで400万部を越えるミリオン・セラーとなっている。シャルル・ベルモン監督による映画化である本作は68年公開されたが、学生運動のためパリの多くの映画館が閉鎖されていたこともあって、少数の映画館での短期間上映を余儀なくされる。94年、パリで26年ぶりにリバイバルされ話題を呼び、日本でも初公開された。製作総指揮は「アルファヴィル」(65)のアンドレ・ミシュラン、製作は「アデルの恋の物語」(75)のクロード・ミレール、音楽は「赤と青のブルース」(60)、「無伴奏『シャコンヌ』」(原作)のアンドレ・オディール。出演はジャック・ペラン、サミー・フレー、マリー・フランス・ピジェ、ベルナール・フレッソン、アレクサンドラ・スチュワルトら。絶世の美女クロエを演じたのは、これが唯一の出演作品となったアニー・ビュロン。
ネット上の声
- 肺の中に睡蓮が巣食う奇病に侵された美少女のお話✿.*
- カクテルピアノがほしい
- 69年以前のレコードは買わない主義、という面倒くさくもかぶれた学生時代に、ボリス
- 映像化不可能と言われていたボリス・ヴィアンの小説「日々の泡」の映画化したもの
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間106分
- 監督シャルル・ベルモン
- 主演サミー・フレイ
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ジャン=リュック・ゴダール初期の名作で、アメリカの犯罪小説を原作に、2人の男と1人の女が織り成す恋模様や犯罪計画をコメディタッチに描いたメロドラマ。
冬のパリ。性格は正反対だが親友同士のフランツとアルチュールは、北欧からやってきた美しく奥手なオディールにそろって一目ぼれをする。ある日、オディールの叔母の家に大金が眠っていることを知った3人は、その金を盗み出そうと企むが、計画は二転三転し……。
当時夫婦だった、ゴダール監督とオディール役の女優アンナ・カリーナが設立した製作会社「アヌーシュカ・フィルム」の第1弾作品。音楽は「シェルブールの雨傘」のミシェル・ルグラン。日本では長らく劇場未公開だったが2001年に初公開された。
ネット上の声
- 映画を見る幸せ・・・ビバ!はなればなれに
- ヤバイ、ゴダールが面白いだなんて(笑)
- ヌーヴェル・ヴァーグらしい愛すべき映画
- 演出が青臭い、でもがそこがいとおしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス
- 時間96分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演アンナ・カリーナ
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父と娘とが旅を通してお互いの愛を獲得するまでを描くロード・ムービー。製作はシャルル・ブラバンとジャン・フランソワ・ルプティ、監督・脚本は「イザベルの誘惑」のジャック・ドワイヨン、共同脚本はジャン・フランソワ・ゴイエ、撮影はミシェル・カーレとジャック・モンジュが担当。出演はサミー・フレー、マーラ・ゴイエほか。
ネット上の声
- VHS買ったので数年ぶりの鑑賞🎉
- ドワイヨンの間違いない大傑作
- エマニュエル(サミー・フレー)は妻のマーラ(ジュリエット・ベルト)に、剃刀が見当
- 「泣きしずむ女」のあとにみると、幼児だった娘が高学年に…勝手に続編としてみてしま
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国フランス
- 時間98分
- 監督ジャック・ドワイヨン
- 主演サミー・フレイ
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「ラ・パロマ」「ヘカテ」などで知られるスイスの名匠ダニエル・シュミット監督が、スイス山中の古いホテルで育った男性が少年時代を回想する姿を、シュミット監督自身の記憶を反映させながらつづったドラマ。
スイス山中でホテルを経営する祖父母に育てられた中年男性ヴァランタンは、ホテルが取り壊されることを知り、記憶を頼りに現地を訪れる。ヴァランタンは無人と化したホテル内を歩きながら、少年時代の懐かしい記憶を思い起こしていく。
「はなればなれに」「夕なぎ」のサミー・フレイが主人公ヴァランタンを好演し、「ラ・パロマ」のイングリット・カーフェン、「海辺のポーリーヌ」のアリエル・ドンバール、「チャーリー」のジェラルディン・チャップリンら豪華キャストが共演。2024年3月、デジタルリマスター版にてリバイバル公開。
ネット上の声
- 語り手の過去の過去のそのまた過去が積み重なっているホテル
- 懐かしの芸、去っていった人々…
- 不思議な映画でした。(2)
- 早稲田松竹にて鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国スイス,ドイツ,フランス
- 時間95分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演サミー・フレイ
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処女かどうかを鑑定するコンテストで選ばれたミス・ワールドの体験する出来事と、女船長の支配する船に乗り込んだ水兵とその女船長の行動を並行して描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはエレーヌ・ヴァジェール、製作はヴァンサン・マル、監督・脚本は「コカコーラ・キッド」のドゥシャン・マカヴェイエフ、撮影はピエール・ロム、音楽はマノス・ハジダキスが担当。出演はキャロル・ロール、ピエール・クレマンティ、アンナ・プルクナルほか。
ネット上の声
- サヴァイヴァル号は重く厳かに進みゆく
- 処女かどうかを鑑定するコンテストで選ばれたミス・ワールドの体験する出来事と、女船
- 昔、YouTubeで見た記憶がある作品
- 卵の黄身がツルツルと..。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス,ドイツ,カナダ
- 時間98分
- 監督ドゥシャン・マカヴェイエフ
- 主演カロル・ローレ
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「すぎ去りし日の……」のクロード・ソーテ監督が、タイプの異なる2人の男の間で揺れ動く女性の愛の行方を描いたラブストーリー。
画家の夫と別れ、通訳の仕事をしながら幼い娘を育てるロザリー。現在は自動車や船の解体業を営む陽気な中年男セザールと恋に落ち、一緒に暮らしている。ある春の日、ロザリーは母の3度目の結婚パーティで、かつての恋人ダビッドと再会する。2人の男から愛を寄せられて苦悩するロザリーだったが……。
「太陽が知っている」のロミー・シュナイダーがロザリー、「恐怖の報酬」のイブ・モンタンがセザール、「うたかたの日々」のサミー・フレイがダビッドを演じた。イブ・サン=ローランが衣装デザインを担当。「没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」(2022年8月5日~25日/Bunkamuraル・シネマ)上映作品。
ネット上の声
- まさかの劇場鑑賞実現。本当にありがとうテアトル梅田!
- 2人の間でゆれる心
- 魅惑の三角関係
- 動くロミー・シュナイダーを初めて鑑賞…もぉ〰︎彼女の虜です⌯♡ྀི なんて可愛ら
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国フランス
- 時間111分
- 監督クロード・ソーテ
- 主演イヴ・モンタン
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「ベトナムから遠く離れて」のウィリアム・クラインが脚本・監督した売れっ子モデルの物語。撮影は「ベトナムから遠く離れて」でウィリアム・クラインの分担場面を担当したジャン・ボフティ、音楽はミシェル・ルグランが担当した。出演は「エル」誌のモデルで映画初出演のドロシー・マクゴヴァンのほかに、ジャン・ロシュフォール、サミー・フレー、フィリップ・ノワレなどが出演。
ネット上の声
- 雰囲気を楽しんで
- フォトグラファーであるウィリアム・クラインが脚本・監督を務めた売れっ子モデルのス
- パリのファッション業界を舞台にした、風刺の効いたお洒落でキュートな映画
- ウィリアム・クライン監督
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督ウィリアム・クライン
- 主演ドロシー・マッゴーワン
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ネット上の声
- ニースに行きたくなりました
- イザベル・アジャーニのファンは眠れない!
- とにかくイザベル・アジャーニ
- 映像としては鮮明だったが、感情の落とし込みがボンヤリし過ぎていて、幼さの残る少女
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フランス
- 時間125分
- 監督レティシア・マッソン
- 主演イザベル・アジャーニ
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「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」「母の微笑」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが2006年に手がけ、カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されるなど、国内外で注目を集めた一作。貴族出身の小説家マンゾーニの原作「いいなづけ」の映画化準備を進めていたベテラン映画監督のフランコは、ある時、ミステリアスな女性と出会う。それからしばらくして、シチリアで新婚カップルを撮影中の演出家エンツォの家に招かれたフランコは、そこで奇妙な貴族から、自分の娘の結婚式の撮影をしてほしいと依頼される。その娘は望まぬ結婚を迫られており……。主人公の映画監督フランコを演じるのは、「ある愛へと続く旅」などで監督としても活躍する俳優のセルジオ・カステリット。日本では「イタリア映画祭2007」で上映された後、劇場未公開だったイタリア映画を上映する「Viva!イタリア vol.4」(2018年6月23日~ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)で劇場公開。
ネット上の声
- こーゆーワケわからん映画を、詩的な言葉でレビューする方たち本当にすごいと思う
- 結婚とか結婚式って茶番じゃね? と思ったことがある人は観たら結婚したくなるかも知
- 幻想的な雰囲気や、各エピソードは面白いのだが、いかんせん凝りすぎていて現実と想像
- 冒頭から♪オーサカ♪オーサカ‼️とシュールな大合唱、ところどころよくわからない登
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国イタリア
- 時間100分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演セルジオ・カステリット
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フランスの人気女優ソフィー・マルソーと「フレンチなしあわせのみつけ方」のイバン・アタル共演によるラブサスペンス。警察からもマフィアからも追われる凄腕の金融犯罪者アントニー・ジマー。整形手術を受けたため、現在の彼の姿を知る者は誰もいない。そんな中、警察はジマーが恋人キアラに会いに来るという情報を得るが……。2010年にジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー共演により「ツーリスト」としてリメイクされた。
ネット上の声
- ソフィー・マルソー出演ということで気になってた作品でしたが、どーやらアンジェリー
- 美しいフランスの景色から漂うミステリー!
- 「ツーリスト」の情報は聞いちゃ駄目!!
- ソフィー・マルソーのアントニー・ジマー
サスペンス
- 製作年2005年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督ジェローム・サル
- 主演ソフィー・マルソー
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パリの郊外の一軒家で生活を共にする、一人の女性と二人の男性の奇妙な愛情関係を描く。製作はミシェル・ディミトリー、監督・脚本はコリーヌ・セロー、撮影はジャン・フランソワ・ロバン、音楽はジャン・ピエール・マス、編集はソフィー・タチシェフが各々担当。出演はサミー・フレー、マリオ・ゴンザレス、クリスティーヌ・ムリーニョ、ニコール・ジャメ、ミシェル・オーモン、マテ・スーヴェルビ、マリー・テレーズ・ソシュール、アラン・サロモン、ベルナール・クロンブなど。
ネット上の声
- サミー・フレーは、デルフィーヌ・セイリグのパートナーだったそうだが、本作とかシュ
- 『赤ちゃんに乾杯!』で後に世界を席巻するコリーヌ・セローの長編劇映画デビュー作
- スリーサムものが途中からフォーサムになる
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督コリーヌ・セロー
- 主演サミー・フレイ
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戦前版の「罪と罰(1935)」を作ったピエール・シュナール監督が、「河は呼んでる」のパスカル・オードレと「宿命」のジャン・セルヴェを主演に作った、パリ貧民街を舞台とするティーン・エイジャー犯罪映画。ルネ・マッソンの小説「シシリー王街の少年たち」を、シュナール自身と「乙女の館」のポール・アンドレオータが共同で脚色、台詞はアンドレオタ。撮影を「野性の誘惑」のマルセル・グリニョンが担当、音楽はポール・ミスラキ。他の出演者はルイ・セニエ、ジェルメーヌ・モンテロ、ジュディット・マーグル、サミー・フレー、ジミー・ウルバン、ジョエル・フラトー、フランソワ・シモン・ベッシー、サミー・フレー等。
ネット上の声
- 真正サイコパスの子供時代という感じ
- 印象に残ってる
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1958年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間94分
- 監督ピエール・シュナール
- 主演パスカル・オードレ
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「スパイ」のアンリ・ジョルジュ・クルーゾーが監督・脚本・台詞を担当したドラマ。共同脚色者としてシモーヌ・ドリュー、ジェローム・ジェロニミ、ミシェル・ペラン、ヴェラ・クルーゾーが名をつらねている。撮影はアルマン・ティラール。音楽はジェイ・ボナール。出演するのは「気分を出してもう一度」のブリジット・バルドー、「欲情に掟はない」のサミー・フレー、ジャン・ルー・レイノルドなど。製作ラウール・J・レヴィ。
ネット上の声
- ※是枝監督の「真実」(2019)と間違えてレビューしてる人が多いので注意
- 是枝監督の映画での子役の演技はとても自然で愛おしいく印象的
- フランスのベテラン女優が自伝を出すけど、不満の娘
- 吹き替えキャストに抵抗があったので字幕で視聴
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国フランス
- 時間128分
- 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 主演ブリジット・バルドー
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アベ・ブレボー原作によるフランスの古典文学「マノン・レスコー」を、舞台を現代に移してカトリーヌ・ドヌーブ主演で映画化。中国での取材を終えたフランス人記者デ・グリューは、帰国途中の飛行機に同乗していた美しい女性マノンと瞬く間に恋に落ちる。ところが、デ・グリューは自由奔放なマノンに振り回されてばかりで……。世界的ファッションデザイナー、エマニュエル・ウンガロが手がけた華麗な60年代ファッションの数々にも注目。1971年、日本初公開。2013年、特集上映「スクリーン・ビューティーズ Vol.2 カトリーヌ・ドヌーブ」でデジタルリマスター版が公開。
ネット上の声
- カトリーヌ・ドヌーヴ東京に現る
- マノン・レスコー
- 奔放なマノンにはさっぱり共感できなかったけど、ウンガロの衣装と、ゲンスブールの音
- アベ・プレボーの「マノン・レスコー」を現代に移した設定だが、盗聴器でベッドの睦み
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間102分
- 監督ジャン・オーレル
- 主演カトリーヌ・ドヌーヴ
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自由奔放に生き抜く少女の愛の一つの形を描く。製作はギー・アッジ、監督はこの3作目が本邦初公開の女流監督ネリー・カプラン、脚本はネリー・カプランとジャン・シャポー、原作はエマニュエル・アルサンの『少女ネア』(二見書房刊)、撮影はアンドレアス・ヴァインディング、音楽はミシェル・マーニュが各々担当。出演はアン・ザカリアス、サミー・フレー、ミシュリーヌ・プレール、フランソワーズ・ブリオン、ハインツ・ベネント、マーティン・プロボストなど。
ネット上の声
- 燃えてしまったのは…
- エマニエル・アルサン
- シビルかわいい
- 素敵な映画
青春
- 製作年1976年
- 製作国フランス
- 時間106分
- 監督ネリー・カプラン
- 主演アン・ザカリアス
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富豪の独身男性と次々に結婚し、その都度、相手を殺害して巨万の富を築く女と、彼女のあとを追う司法省捜査局の女職員の対決を描くサスペンス・ミステリー。製作はハロルド・シュナイダー、エグゼクティヴ・プロデューサーはローレンス・マーク、監督は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のボブ・ラフェルソン、脚本はロナルド・バス、撮影はコンラッド・ホール、音楽はマイケル・スモールが担当。出演はデブラ・ウィンガー、テレサ・ラッセル、サミー・フレーほか。
ネット上の声
- インパクトに欠けるかな・・・
- アメリカには戸籍制度がない
- 善女と悪女の闘い
- これ系タイトルも沢山あるけど
サスペンス
- 製作年1986年
- 製作国アメリカ
- 時間102分
- 監督ボブ・ラフェルソン
- 主演デブラ・ウィンガー
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ブノワ・ベッケルの小説をB・エスノウスキーが脚色し、ベルナール・ローランが監督したアクションもの。撮影はピエール・プティ、音楽はジャン・ルチア。主題歌の作曲・歌はシャルル・アズナヴール。出演は「やるか、くたばるか」のジュリエット・メニエル、「危険な遊び」のサミー・フレー、「悪党ども」のフィリップ・クレー、「戦争 はだかの兵隊」のフォルコ・ルリら。
- 製作年1959年
- 製作国フランス
- 時間90分
- 監督ベルナール=ノーラン
- 主演ジュリエット・メニエル