夜行列車でヘルシンキに着いた男が、暴漢に襲われて重傷を負い、極貧の一家に拾われて命は取り留めるが、記憶喪失に。日雇い労働をして暮らすようになった彼は、救世軍で働く女性イルマと出会い、心を通わせていく。アキ・カウリスマキ監督作の常連ヒロイン女優オウティネンが、本作で02年カンヌ映画祭主演女優賞を受賞。フィンランドのムード歌謡=イスケルマの名曲の数々とともに、監督がファンだと公言するクレイジーケンバンドの「ハワイの夜」が挿入歌として登場。
ネット上の声
- 【アキ・カウリスマキ監督が、当時のフィンランド不況を背景に、ぶっきら棒ながら心優しき人々が”過去を失った男”を支える姿が心に沁みる作品。今作は微かな希望と人間の善性を描いているのである。】
- ヘルシンキに着いたばかりの男性。強盗に遭い、記憶喪失になった話。 ...
- 連夜アキ・カウリスマキ・ワールドを大いに楽しんだ
- 味のある無表情=日本の昭和初期みたい?
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国フィンランド,ドイツ,フランス
- 時間97分
- 監督アキ・カウリスマキ
- 主演マルック・ペルトラ