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原爆投下後の広島。放射能を浴びた「黒い雨」が、一人の女性のささやかな幸せを静かに蝕んでいく物語。
1945年8月、広島。原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びた高丸矢須子。数年後、叔父夫婦のもとで穏やかに暮らす彼女に、縁談が持ち上がる。しかし、被爆者であるという噂が、彼女の結婚への道を阻む。原爆症の恐怖と、見えない放射能への偏見。自身の健康への不安を抱えながらも、懸命に日常を生きようとする矢須子と、彼女を温かく見守る家族の姿。戦争が残した癒えぬ傷跡と、それでも続く人々の営みを淡々と、しかし力強く描く、鎮魂のドラマ。
ネット上の声
- この内容の凄惨さはトラウマにでもなり兼ねないほど圧迫感がある
- 原爆の恐怖を側面から訴えた作品☆3つ半
- ハリウッドの映画人に観て欲しい映画。
- 今村監督・初の反戦映画~厳峻な視点
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督今村昌平
- 主演田中好子
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妻の余命宣告をきっかけに、崩壊寸前の家族が再生を目指す。実話から生まれた、涙なくしては見られない感動のヒューマンドラマ。
舞台は現代の日本。平凡な日常を送っていた古市一家。しかし、妻・容子の末期ガンが発覚したことで、その日常は一変。夫の誠は、残された時間で妻のために何ができるのか苦悩。すれ違う子供たちとの関係にも亀裂が深まる日々。そんな中、家族それぞれが抱える後悔や感謝の想いが交錯。絶望の淵で、家族がもう一度向き合い、失われた絆を取り戻そうとする姿。果たして彼らは、心からの「ありがとう」を伝えられるのか。家族の愛と再生を描く物語の結末。
ネット上の声
- 今年のM-1グランプリ準々決勝で三四郎が披露した赤井英和の脳味噌を触るネタが傑作
- うーん、ちょっと方向が違うのでは?
- 人生に必要なものが、つまった映画
- ヒットしないといけない映画
夫婦、 大阪が舞台、 実話、 ヒューマンドラマ、 ドキュメンタリー
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督万田邦敏
- 主演赤井英和
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過去の記憶と現在が交錯する鏡の世界。三人の女性の運命が、時空を超えて共鳴し合う幻想的な物語。
現代の日本。主人公の夏恵は、幼い頃に生き別れた母の面影を追い続けていた。ある日、母が残した一本のフィルムを発見。そこには、祖母にあたる過激な活動家だった愛子の衝撃的な過去が記録されていた。フィルムを手がかりに、夏恵は一族の謎と歴史を解き明かす旅に出る。過去の事件、封印された記憶、そして鏡のように映し出される三世代の女性たちの苦悩と愛。歴史の渦に翻弄されながらも強く生きた女たちの魂の軌跡が、今、明かされる。
ネット上の声
- 暗くて強い日光。このフィルムはとても重要
- 前衛監督、安定した腕で魅せる
- さすがの作品であるが・・・
- 向き合わない女たち
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督吉田喜重
- 主演岡田茉莉子
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ひとつの死をきっかけに噴出する、家族の秘密と欲望。「お墓」と「離婚」を巡る、ブラックな会話劇。
とある家族の集まり。議題は「お墓」と「離婚」。一見無関係な二つのテーマが、集まった親族たちの会話の中で複雑に絡み合う。遺産、見栄、長年の確執。穏やかな日常の仮面の下に隠されていた、それぞれの本音と欲望の暴露。一つのテーブルを囲んで繰り広げられる、スリリングで滑稽な言葉の応酬。果たしてこの家族会議の行き着く先は、和解か、それとも崩壊か。
ネット上の声
- いかにも理屈っぽい演出(シーンも台詞も家庭不和の情報提示くらいにしか思ってない)
- 913あるウォッチリストの4番目に入れていただいぶ早い頃からリストに入っていた作
- 1993年の忌野清志郎は元気が出るテレビで川崎徹を助けにきた時と同じ棒読みで素晴
- 『悪は存在しない』かと思った こんなに岩松了なのに脚本岩松了じゃないんか
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督岩松了
- 主演小林薫
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聖なる夜、心に傷を負った天才少女と弱小アイスホッケーチームの出会い。北海道を舞台に繰り広げられる、奇跡と感動の物語。
2007年、北海道の寂れたスケートリンク。存続の危機に瀕した弱小アイスホッケーチーム「スマイラーズ」。そこに現れたのは、事故で心を閉ざした元天才フィギュアスケーターの少女・猪谷(いのや)ミカ。チームの青年・佐野修平は、彼女にコーチを依頼。最初は頑なに拒むミカ。しかし、純粋に勝利を目指す彼らの姿に、凍てついた心が少しずつ溶け始める。果たして、彼らは聖夜に奇跡を起こせるのか。それぞれの夢と挫折が交差する、再生の物語。
ネット上の声
- 一つの目的に力が集結する事。それが奇跡!
- 今年の締めくくりは、是非“スマイル”で!
- これは2007年を代表する邦画ですよ!
- 奇跡は起こるんじゃなく起こすもの
部活も、 北海道が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督陣内孝則
- 主演森山未來
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太平洋戦争末期、特攻隊員と食堂の娘の淡い恋。桜のように儚く、しかし力強く咲いた命の輝きを描く、感動の物語。
昭和20年、春。鹿児島県の知覧飛行場近くの食堂で働く少女・礼子。彼女の店には、明日をも知れぬ運命を背負った特攻隊の若者たちが訪れる。その中の一人、少尉の修二と礼子は、次第に心を通わせていく。死を覚悟しながらも、故郷や家族を想い、懸命に生きる隊員たち。そして、彼らを母のように見守る食堂の女将・トメ。桜が咲き誇る季節、ついに訪れる出撃の日。限られた時間の中で育まれた淡い恋と、戦争という非情な現実が、若者たちの純粋な想いを引き裂いていく。
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督神山征二郎
- 主演篠田三郎
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人間のエゴが生み出した薔薇の怪獣ビオランテと破壊神ゴジラが激突する、生命倫理を問う怪獣スペクタクル。
ゴジラが東京を去ってから5年後の日本。自衛隊は、ゴジラの細胞「G細胞」を利用した対ゴジラ生物兵器の開発を進めていた。しかし、天才科学者・白神博士は、亡き娘の細胞をG細胞と薔薇の細胞に融合させ、新生命体「ビオランテ」を誕生させてしまう。芦ノ湖に巨大な薔薇として出現したビオランテ。その叫びに呼応するかのように、三原山からゴジラが復活。日本全土を舞台に、二大怪獣による壮絶な死闘が始まる。人間の科学が生み出した悲しき怪獣と、地球の怒りの化身であるゴジラ。種の存続をかけた戦いの果てに待ち受ける衝撃の結末。
ネット上の声
- 体調が悪かったので、体に良さそうな作品をチョイス
- 『プレデターズ』に求めた物がここにある
- クローンとしてのゴジラとシリアスドラマ
- 平成ゴジラの記念すべき第1弾(1989年作)
大阪が舞台、 アクション、 ゴジラ
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督大森一樹
- 主演三田村邦彦
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高知県土佐清水近くの漁村にカツオ船が入港し、漁師たちが下船してくる。中学を卒業したばかりの純平は、2歳年上の恋人・八千代に「仲間と女を買ってくるからな!」と告げる。その夜、純平たちはバーで酒を飲んだ後、女たちと部屋に消えていく。
ネット上の声
- チラミセ様
- 主人公が飲みに出かけるついでに筆下ろしを済ませると匂わせる→ブルマでランニングし
- 素人同然の主演をベテラン俳優陣でサポートする、同時期の『博多っ子純情』に似たやり
- ファーストショットが『ベニスに死す』のパロディとも取れるやつなので「アレッ!?」
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督前田陽一
- 主演加藤純平
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単身赴任となったサラリーマンが、隣人の美女の巻き起こす騒動にあたふたと対していく様を描いたコメディ。『週刊現代』連載の漫画を原作とするシリーズ第2弾で、監督は前作と同じ朝原雄三が担当。脚本は山田洋次、朝原、鈴木敏夫の共同。主演も前作と同じ三宅裕司がつとめ、「八つ墓村(1996)」の萬田久子がヒロインにふんしている。「虹をつかむ男」の併映作品。
ネット上の声
- 仕事は大事 家族も大事
- 笑って、そしてほろっと。最高でした!
- たった三作だけど面白い
- 単身赴任で大阪へ引っ越してきて、隣に住んでいる美人さんに頼まれ、結婚相手を演じた
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督朝原雄三
- 主演三宅裕司
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静岡県で生まれ育った河合純一は、生まれつき視力が弱かった。3歳で目の手術を受けるも、中学3年で全盲に。恩師や家族、友人たちに励まされ、幼少時から水泳を続ける。教師を目指し東京の盲学校、大学に進学した彼は、卒業後母校の教師として着任する。
ネット上の声
- やっぱりつまらなかった
- 河合純一が舞阪町(浜松市西区)出身だからか、当時娘が通っていた小学校PTAの行事
- 目標設定とそれを実現するために必要な動機の長期にわたる持続
- 内山昂輝さん、豊永利行さんの演技が光る(?)
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督花堂純次
- 主演三浦友和
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栄光と挫折が交錯するリング。孤独なボクサーが己の拳一つで運命に挑む、魂の物語。
煌びやかなネオンが照らす都会の片隅。かつて将来を嘱望されながらも、一度の敗北でリングから遠ざかったボクサー。彼は酒に溺れ、自堕落な日々を送っていた。しかし、ある出会いをきっかけに、彼の心に再び闘志の炎が灯る。過去の栄光、そして癒えない傷。全てを背負い、彼は再びグローブをはめることを決意。待ち受けるのは、かつてのライバルとの再戦か、それとも新たな強敵か。孤独な戦いの果てに、彼が見出すものとは。真夜中のゴングが、男の再起を告げる。
ネット上の声
- たいしたことない
- 八百長の汚名を着せられたまま失踪した元世界チャンピオンのボクサーが葛藤の末に現チ
- 高橋三千綱原作・脚本・製作の唯一の監督作品
- 二度と逢えないダンディズムの傑作
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督高橋三千綱
- 主演田中健
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ネット上の声
- スタッフ・キャストは豪華ですが・・・
- 普通です☆3
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演星野真里
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「わらの男」で監督・主演したピエトロ・ジェルミが、今度はローマの一警部に扮し、その警部を通して、市民生活をいろいろに描き出していく。C・E・ガッダの小説「ナルラーナ街の奇怪な惨劇」をジェルミほか三人が脚色した。撮影はレオニダ・バルボーニ、音楽はカルロ・ルスティケリ。出演はジェルミのほか、「わらの男」のコンビ、サーロ・ウルツィ、「激しい季節」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、「青春群像」のフランコ・ファブリッツィのほか、クラウディア・カルディナーレら。製作ジュゼッペ・アマート。
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督---
- 主演高倉健
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平凡なサラリーマンの男が、同居する自由人の弟のために波乱に富んだ体験をさせられる様を描いたコメディ。監督は「時の輝き」の朝原雄三。原作は 『週刊現代』に連載中の東海林さだおの同名漫画で、これを山田洋次、朝原雄三、梶浦政男が共同脚色している。主演は「哭きの竜」の三宅裕司。
ネット上の声
- スーちゃん可愛かったなあ~
- 東海林さだおの漫画を、山田洋次と監督で映画に構成
- サラリーマン石橋万作の奮闘記
- なかなか面白かった
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督朝原雄三
- 主演三宅裕司
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交通事故で植物状態となった高校生。母の愛だけを頼りに、奇跡を信じ続けた魂の記録。
17歳の春、バイク事故で全てを失った高校生・高野甲。意識不明の植物状態となり、医師からは回復の見込みはないと宣告。しかし、母・すず子は決して諦めなかった。息子の微かな反応を信じ、来る日も来る日も声をかけ、体をマッサージし続ける日々。絶望の淵で、母の無償の愛だけが、閉ざされた甲の心に光を灯していく。ゼロと呼ばれた状態から、再び風を感じる日までを描く、愛と希望が生んだ感動の実話。
ネット上の声
- ご主人に先立たれ、愛する一人息子と平凡だが幸せに暮らしていた
- 田中好子さん、最期の映画主演作品(合掌)
- 上映している所を探してでも、見て下さい!
- 自分が母にならなければ理解出来ないのか
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督塩屋俊
- 主演田中好子
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女優を目指し、日々舞台の稽古に励む貞子。そんな中、劇団の看板女優が怪死を遂げ、次の公演の主役に新人の貞子が抜擢される。稽古場ではその後も怪現象が続き、貞子のせいだと噂が立つ。そんな貞子を音響担当の遠山だけがかばう。一方、新聞記者の宮地は密かに貞子の過去を探っていた。婚約者を貞子の母・志津子の超能力の公開実験で失った彼女は貞子への復讐に燃えていたのだ……。
ネット上の声
- 個人的に日米含めてNo.1(ドラマ除く)
- リユース、リデュース、リサイクル?
- かなしい、かなしい・・・
- 貞子の怨念のバースディ
ホラー
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督鶴田法男
- 主演仲間由紀恵
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死んだはずの『親父』が帰ってきたある家族の姿を通し、家族愛、夫婦愛、そして勇気と心の絆を描く物語。原作は小学館『ビッグコミックスペリオール』に連載された、もりやまつるによる同名コミック。主演は千葉真一(JJ. Sonny Chiba)で、「リメインズ 美しき勇者たち」以来17年ぶりの監督作でもある(『ゼロ 零』の井出良英と共同監督)。田中好子、斉藤慶太が共演。
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督千葉真一
- 主演JJ. Sonny Chiba
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純真な愛に自らの全てを捧げた善良な女の生と死を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「ヨーロッパ」「キングダム」のデンマークの映画作家ラース・フォン・トリアー。北海油田に近いスコットランドを舞台に監督した。全編手持ちカメラによる大胆な撮影は、ヴィム・ヴェンダース監督作品で知られる、「デッドマン」のロビー・ミュラー。7つに分けられた各章の冒頭には、プロコル・ハルム、エルトン・ジョン、ディープ・パープル、レナード・コーエン、デイヴィッド・ボウイら、映画の舞台となる70年代のロックが画面を彩る。各章冒頭のタイトルにはペル・キルケビーのデザインによる、現実の風景ショットにデジタル加工を加えた動く風景画のような象徴的なパノラマが挿入されている。主演は本作が映画デビューとなるRSC団員のエミリー・ワトソン、ストックホルム王立劇団メンバーである「存在の耐えられない軽さ」「レッド・オクトーバーを追え!」のステラン・スカルスゲールド。共演は「ネイキッド」「ビフォア・ザ・レイン」のカトリン・カートリッジ、「ヨーロッパ」のジャン・マルク・バール、「キングダム」のウド・キアーほか。96年カンヌ国際映画祭審査員大賞受賞。97年キネマ旬報外国映画ベスト・テン第9位。
ネット上の声
- エミリー・ワトソンは女優の中の女優です
- やっぱりパロディ
- 救われ...たのか?
- 美しい愛?いいえ、その真逆です
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督松生秀二
- 主演篠田拓馬