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「ピアニスト」などで知られるオーストリアの巨匠ミヒャエル・ハネケが1992年に手がけた長編第2作。裕福な家庭で育った少年ベニーは、自分で撮影した豚の屠殺シーンの映像に魅了されていた。ある日、彼は街で知り合った少女を自宅に招き入れ、衝動的に殺害してしまう。しかもその一部始終が、部屋に設置したビデオカメラに収められていた。ビデオを見た両親は、衝撃を受けながらも息子の罪を隠蔽しようとするが……。主人公の少年ベニー役に「ファニーゲーム」のアルノ・フリッシュ。父親役を「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエ、母親役を「ブリキの太鼓」のアンゲラ・ビンクラーが演じた。テッサロニキ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。
ネット上の声
- なるほど、レビュー見ると、皆さんベニー少年はサイコパスだとか、理由もなく人を殺し
- 『ファニーゲーム』よりサイコパスの本質を突いてきます
- 良作だけど「最近の若者は」的な陳腐さも
- どうなるのかな、と思ってやってみる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国オーストリア
- 時間105分
- 監督ミヒャエル・ハネケ
- 主演アルノ・フリッシュ
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1920~40年代の激動のポーランドを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年の視点から大人の世界を描き、第32回カンヌ国際映画祭パルムドールと第52回アカデミー外国語映画賞を受賞した作品。後にノーベル文学賞を受賞するドイツの作家ギュンター・グラスの長編デビュー作を原作に、ニュージャーマンシネマを代表する監督フォルカー・シュレンドルフがメガホンをとった。ポーランドの港町ダンツィヒ。3歳の誕生日を迎えたオスカルは、大人たちの醜い世界に嫌気が差し、自らの成長を止めてしまう。それと同時にオスカルは、誕生日プレゼントにもらったブリキの太鼓を叩きながら奇声を発するとガラスが割れるという不思議な能力を身につける。ナチスの台頭によって町の平和が脅かされる中、オスカルの家族を悲劇が襲う。
ネット上の声
- エロスと生命力を突き詰めたドイツ的表現のグロテスクの魅力
- オスカルの視点はイエスの視点だろうか??
- 二つに挟まれて翻弄される叙事詩的物語か
- 少年の奇特な人生に見るポーランドの歴史
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間142分
- 監督フォルカー・シュレンドルフ
- 主演ダーヴィット・ベネント
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1975年のライン地方の小さな町を舞台に、一人の独身女性が、現代過剰の報道に捲きこまれ不運な人生をたどることになる姿を描く。製作はエベルハルト・ユンカースドルフとヴィリ・ベニンガー、監督はフォルカー・シュレンドルフ。ハインリヒ・ベルの原作を基にフォルカー・シュレンドルフとマルガレーテ・フォン・トロッタが脚色。撮影はヨスト・ヴァカーノ、音楽はハンス・ヴェルナー・ヘンツェが各々担当。出演はアンゲラ・ヴィンクラー、マリオ・アドルフ、ディーター・ラザール、ハラルト・クールマン、カール・ハインツ・フォスゲラウ、ユルゲン・プロホノフ、ロルフ・ベッカー、ハインツ・ベネント、ハンネローレ・ホーガー、レギーネ・ルッツなど。
ネット上の声
- 「報道の自由」の下、ああしたいだとかこうしたいという側の勝手な架空無稽のレッテル
- 『リチャード・ジュエル』が今年公開されましたが、マスコミ、ジャーナリストのダーク
- 1970年代、一人の独身女性が過剰の報道に捲きこまれ不運な人生をたどることになる
- ジャーナリズムでは手に負えないものをフィクションが批判的に突きつける
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国ドイツ
- 時間106分
- 監督フォルカー・シュレンドルフ
- 主演アンゲラ・ヴィンクラー
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1977年秋のドイツ赤軍派による連続的テロ事件、およびドイツの精神的風土について九人の監督がそれぞれ九つのエピソードにまとめ上げたオムニバス映画。監督・脚本は「ベロニカ・フォスのあこがれ」のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、アルフ・ブルステリン、アレクサンダー・クルーゲ、マクシミリアン・マインカ、エドガー・ライツ、カーチャ・ルーペ、ハンス・ぺーター・クロース、「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ、ベルンハルト・ジンケル、共同脚本はハインリヒ・ベル、ぺーター・シュタインバッハ、撮影はミハエル・バルハウス、ユルゲン・ユルゲス、ボードー・ケスラー、ディートリッヒ・ローマン、コラン・ムニエ、ヨルク・シュミット・ライトヴァイン、編集はハイディ・ゲネー、ムレ・ゲッツ・ディコップ、ターニャ・シュミットバウアー、クリスチーナ・ヴァルンク、ベアーテ・マインカ・イェリングハウス、効果はローラント・ヘンシュケ、マルティン・ミューラー、ギュンター、シュターデルマン、製作進行はハインツ・バーデヴィッツ、カール・ヘルマー、ヘルベルト・ケルツが担当。出演はライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、リーゼロッテ・エーダー、アルミン・マイアー、ハンネローレ・ホーガー、ホルスト・マーラー、ヘルムート・グリーム、ヴォルフ・ビーアマンなど。
ネット上の声
- テロへの恐怖が作る、より高次の加害者
- どうしても第三帝国への言及を避けられない過去との対峙を、土を掘り返すことで表象す
- 当時すでに巨匠だったファスビンダー監督が全裸で登場し、自宅の部屋で自分の性器を触
- 去年の駒場祭時は「俺はクルーゲを見に来たのに、聖ファスビンダーの映画でよく見る吐
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国ドイツ
- 時間134分
- 監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
- 主演ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
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川端康成の傑作短編小説を、俳優としても活躍するドイツ人監督バディム・グロウナが、自ら主演を務めて映画化した官能ドラマ。15年前に事故で妻子を亡くした事業家エドモンドは、友人の勧めでベルリンの街角に建つ1軒の館を訪れた。信用のおける老人だけが顧客として入ることを許されるその館では、死んだように眠っている美女たちと一夜を共にすることができる。孤独なエドモンドはすっかりその館の虜になり……。
ネット上の声
- 空を飛んで行く鳥(カラス)が、死を予告。
- 経験豊富な娘、情熱的な娘、見習いの娘
- 私も一緒に眠ってしまいたかった・・・
- 美女と孤独な呟きと置き去りの謎たち
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国ドイツ
- 時間103分
- 監督ヴァディム・グロウナ
- 主演ヴァディム・グロウナ