1920~40年代の激動のポーランドを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年の視点から大人の世界を描き、第32回カンヌ国際映画祭パルムドールと第52回アカデミー外国語映画賞を受賞した作品。後にノーベル文学賞を受賞するドイツの作家ギュンター・グラスの長編デビュー作を原作に、ニュージャーマンシネマを代表する監督フォルカー・シュレンドルフがメガホンをとった。ポーランドの港町ダンツィヒ。3歳の誕生日を迎えたオスカルは、大人たちの醜い世界に嫌気が差し、自らの成長を止めてしまう。それと同時にオスカルは、誕生日プレゼントにもらったブリキの太鼓を叩きながら奇声を発するとガラスが割れるという不思議な能力を身につける。ナチスの台頭によって町の平和が脅かされる中、オスカルの家族を悲劇が襲う。
ネット上の声
- エロスと生命力を突き詰めたドイツ的表現のグロテスクの魅力
- オスカルの視点はイエスの視点だろうか??
- 二つに挟まれて翻弄される叙事詩的物語か
- 少年の奇特な人生に見るポーランドの歴史
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ドイツ,フランス
- 時間142分
- 監督フォルカー・シュレンドルフ
- 主演ダーヴィット・ベネント