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ヌードモデル斡旋所を舞台に、21人の男女の欲望が渦巻く、神代辰巳監督が描く狂気と官能の群像劇。
1974年の東京。とあるヌードモデル斡旋所に集まるのは、様々な事情を抱えたモデルの女たちと、彼女たちを商品として扱う男たち。夢、嫉妬、金、そして性の欲望が剥き出しになった人々が暮らす閉鎖された空間。新しいモデルの加入や客とのトラブルが、この場所の危うい均衡を崩し始める。登場人物たちはそれぞれの欲望を満たすため、互いを出し抜き、利用し合う。愛憎が入り乱れ、事態は予測不能な狂乱の渦へ。人間の滑稽さと哀しさが、生々しく映し出される衝撃作。
ネット上の声
- 神代映画は癖になるよねえ
- 安藤昇『男が死んで行く時に』を歌いながらブタ箱でセンズリをかます場面があり、嬉し
- ヒモと彼に搾取される二人の女の交流劇が神代監督特有の時系列が乱れた演出がスパーク
- 「一条さゆり 濡れた欲情」に続いてストリッパーを題材に、漂泊する、逃げる、移動し
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督神代辰巳
- 主演片桐夕子
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見知らぬ男との逃避行。退屈な日常から抜け出した少女が駆け抜ける、刹那的な愛と性の衝動。伝説のロマンポルノ。
退屈な田舎町での暮らし。高校生の少女は、漠然とした焦燥感を抱えていた。そんなある日、彼女は海辺で出会った寡黙な青年と、衝動のままに旅に出る。目的のない、刹那的な逃避行。それは、初めて知る自由と性の解放。しかし、行く先々でトラブルに巻き込まれ、彼らの旅は次第に暴力の影に覆われていく。青年の隠された過去が明らかになるとき、二人の逃避行は予測不能な結末へ。70年代の若者の虚無と生の渇望を鮮烈に描き出した、神代辰巳監督による日活ロマンポルノの金字塔。
ネット上の声
- 撮ってて楽しかったんだろうなってショットで溢れてた
- みんなふわふわしている
- すり抜けていく高揚感
- なぜ戻ってきたのか
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督神代辰巳
- 主演中川梨絵
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脱獄した女と、彼女を匿う男。刹那的な愛と逃避行の果てに待つ、衝撃の運命を描くロマンポルノの傑作。
刑務所を脱獄した女、久子。彼女は偶然出会った男、一郎のアパートに身を隠す。行き場のない二人は、互いの孤独を埋めるように体を重ね、刹那的な愛に溺れていく。しかし、警察の捜査網は徐々に狭まり、二人の逃避行は終わりを告げようとしていた。追い詰められた彼らが選ぶ道とは。閉塞感漂う時代を背景に、男女のどうしようもない愛と絶望を描く、鮮烈な物語。
ネット上の声
- よつどもえのからみ
- 神代初期作ということもあり荒削りな部分はあるものの、生命力に溢れててかなり良かっ
- 憎たらしいし、器量もスタイルも決して良いとは言えない絵沢萠子がだんだん可愛く見え
- 『悶絶どんでん返し』で神代辰巳好きかも…となったので、日活ロマンポルノデビューの
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督神代辰巳
- 主演絵沢萠子
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数名の監督の短編を集めた93年のWOWOWスペシャルドラマ「J・MOVIE・WARS」の一編。シリーズの監修を石井聰亙が担当。
ネット上の声
- 単なるタクシードライバーの日常
- 国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞
- エピソードはどうしても詰めすぎな気がするけど岸谷版より崔洋一が上手く見える
- 映画版の岸谷五朗が石橋凌、萩原聖人が利重剛、麿赤兒が監督になってた
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間33分
- 監督崔洋一
- 主演石橋凌
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退屈な日常に差し込んだ、危険な恋の光。満たされぬ渇きが、一人の主婦を大胆な女へと変貌させる。
平凡な主婦の満たされない日常。ある昼下がり、彼女は年下の男と出会い、禁断の関係に足を踏み入れる。最初は単なる火遊びだったはずの関係。しかし、それは次第に彼女の心の奥底に眠っていた欲望を呼び覚まし、激しい情事へとエスカレート。夫への罪悪感と、抗えない快楽の狭間で、彼女が選ぶ道。その先に待つのは、解放か、それとも破滅か。
ネット上の声
- 久しぶりにちゃんと頭使う古式ゆかしいロマンポルノが観たくなって、こういう時は田中
- この時期の日本映画には、沖縄出身の人々が差別を受けやがて犯罪に走る作品がいくつか
- 同時上映の「夜汽車の女」があまりに傑作だったからなのかあんまりピンとこなかった
- 結婚を間近に控えた清楚なOLの夜の顔はコールガール、という筋立はいかにもロマンポ
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督田中登
- 主演青山美代子
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末期癌の父と死体に興味を抱く生徒を抱え、生と死を見つめることになった小学校教師の姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「トニー滝谷」の市川準で、重松清原作の同名短編を基に市川監督自身が脚色。撮影を「わたしのグランパ」の小林達比古が担当している。主演は「いかレスラー」のテリー伊藤。シネスイッチ銀座
ネット上の声
- 緊張感はないのにギュッと引き込まれる作品
- 長い82分、ちょっと耐えられないかな。
- 死ぬことの意味を身をもって教えた父
- テリー伊藤全面的リスペクト!!!
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督市川準
- 主演テリー伊藤
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欲望渦巻く新宿の夜。危険な男との出会いが、一人の女の運命を狂わせるエロティック・サスペンス。
ネオンが煌めく眠らない街、新宿。平凡な日常から逃れるように夜の街を彷徨う一人の女。彼女はある夜、偶然出会ったミステリアスな男の魅力に抗えず、一夜を共にする。しかし、その男の正体は、街を牛耳る組織に追われる危険な人物。甘く危険な関係に溺れていく一方で、彼女自身も否応なく裏社会の抗争へと巻き込まれていく。愛なのか、それともただの火遊びか。抜け出せない闇の中で、彼女が下す最後の決断。
ネット上の声
- 曽根監督の新宿スナック乱れ店
- 場違いな男こと内田裕也がイキってマンスプかました後に「ここは酔っ払いの街よ(笑)
- 青年の挫折譚だけど基本は人物の上半身まで映るような引き画が距離を保ってるので感傷
- 日活ロマンポルノがどういうものかと知りたくなっていくつか流し見し、全部イマイチで
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督曾根中生
- 主演山口美也子
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南米ボリビアに渡った沖縄移民たちの記録。故郷を離れ、異国の地で生きる人々の魂(マブイ)の軌跡を追う感動のドキュメンタリー。
第二次世界大戦後、新天地を求めて南米ボリビアへと渡った沖縄の人々。本作は、そんな彼らの開拓の歴史と現在の暮らしを映し出すドキュメンタリー。ジャングルを切り拓き、幾多の困難を乗り越えて築き上げたコロニア「オキナワ」。故郷の文化や言葉を守りながら、力強く生きる一世たちの姿。そして、ボリビアで生まれ育った二世、三世たちのアイデンティティを巡る葛藤。遠い異郷の地で受け継がれる「マブイ(魂)」とは何か。彼らの言葉と眼差しが、日本と沖縄の知られざる歴史を静かに物語る。
ネット上の声
- 超良いんだけどカメラマンの影が映ってたのがマイナス
- かっこいいな、おいいい…
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督出馬康成
- 主演山田辰夫
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在日コリアンのタクシー運転手とフィリピーナの恋を軸に、在日外国人をはじめ東京に暮らす様々な人々のたくましい日常をシリアス、かつコミカルに描くドラマ。梁石日の『タクシー狂操曲』を原作に、「Aサインデイズ」の崔洋一が監督。本作に先立ち、WOWOWで放映された同名の短編連作が土台となっている。脚本は鄭義信と崔の共同。撮影は「お墓と離婚」の藤沢順一が担当。主演の忠男役にはWOWOW版の石橋凌に代わって劇団SETの岸谷五朗が扮している。キネマ旬報ベストテン第一位。スーパー16ミリ。
ネット上の声
- 【在日朝鮮人のタクシードライバーとフィリピンパブで働く女性との関係性を濃いサブキャラのタクシー運転手たちの姿と共に描いた悲喜劇。】
- 自分の立ち位置次第で、月はいずれの方向にもみえるのだ
- ルビーモレノの関西弁の効果絶大。
- レベルの低い日本の映画賞☆1つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督崔洋一
- 主演岸谷五朗
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阪神大震災で両親を亡くした裕人は、祖母とともに叔父の家に引き取られて育つ。震災から10年が経ち、徐々に平穏な日々を取り戻しつつある裕人は、認知症が進行してきた祖母から震災時にガレキの下にサキという妹がいたことを知らされ、大きなショックを受ける。そんな折、裕人は街で自分と似た境遇の少女・沙樹に出会い、妹のサキでないかと疑う。新鋭・板倉善之監督の劇場長編デビュー作。
ネット上の声
- 判定が難しい
- 理解出来る様で…なかなか難しい
- 理解出来る様で…なかなか難しい
- ↓のレビューは
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督板倉善之
- 主演苧坂淳
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昭和57年8月、松山市で起きたホステス殺害死体遺棄事件で、時効3週間前に逮捕された犯人、福田和子の犯罪と逃亡生活を1年間に渡って全国各地の逃亡先を追いながら撮影した異色のドキュメンタリー・ドラマ。彼女の犯罪と逃亡遍歴を素晴らしいロケーション撮影の効果と共に快楽と絶望の狭間で地獄を見た女、福田和子のパーソナリティーをじっくり描き、殺人犯の素顔と実像に迫る。
ネット上の声
- 松山ホステス殺人事件の実録ものだけど、福田和子って実際どうだったのかね
- 男の愛人になって自分の息子の就職先まで世話させる図々しさ
サスペンス
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督中村幻児
- 主演清水ひとみ
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バラバラになった家族を元に戻そうと、自らの偽装誘拐を計画した主婦が巻き起こす騒動を描いたブラック・コメディ。監督は「藪の中」の佐藤寿保。脚本は、佐藤による原案を基に、「こんな、ふたり」の五代暁子と佐藤自身が共同執筆。撮影を「イケイケ電車 はめて行かせてやめないで!」の飯岡聖英が担当している。主演は「売春暴力団」の絵沢萌子。R指定。16ミリからのブローアップ。
サスペンス
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督佐藤寿保
- 主演絵沢萠子
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家業が詐欺師で“騙されるより騙せ”を家訓とするとんでもない一家が巻き起こす騒動を描いたコメディ。監督は93年に映画賞を総ナメにした「月はどっちに出ている」の崔洋一で、脚本は前作でもコンビを組んだ鄭義信と崔との共同。出演も岸谷五朗、絵沢萠子、麿赤児、ルビー・モレノら、前作のメンバーが顔を揃えている。
コメディ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督崔洋一
- 主演岸谷五朗
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仕事に疲れてふらりと旅に出た女性演歌歌手とちんどん屋のふれ合いの物語。監督・脚本は「ドドンパ娘、川を行く」の二見薫。主人公を演じる秋本千波のほか(挿入歌「夢千代の里」センチュリーレコード)、ちんどん通信社がちんどん囃子や南京玉すだれ、ラッパ踊りなどの芸を、また河内家秋水が音頭歴20年の河内音頭を披露している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督二見薫
- 主演秋本千波