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昭和初期の尾道。風変わりだが心優しい「マヌケ先生」と、彼を慕う少年が織りなす、ノスタルジックな人間賛歌。
昭和10年代、風光明媚な広島県尾道。この町に、周囲から「マヌケ先生」と呼ばれる臨時教員がいた。少し変わった言動が多いが、その心は誰よりも純粋で優しい。物語は、先生を慕う少年テツオの視点で展開。テツオの目を通して語られる、先生の奇妙で温かい日常。しかし、時代には戦争の暗い影。変わらぬ優しさで生徒に接する先生も、その純粋さゆえに時代の大きな波に翻弄される。少年が見た、先生の本当の姿とは。戦争が引き裂く絆と、それでも失われない心の光の物語。
ネット上の声
- 大林版ニュー・シネマパラダイス!
- 大林宣彦の半生を盟友内藤監督が、大林宣彦作品のつくりひ寄せまくった特異な作品
- 大林宣彦監督の自伝的映画ということでワクワク感がいっぱいだった
- オンライン開催だった京都国際映画祭の大林監督特集上映で鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督大林宣彦
- 主演三浦友和
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閉館する海辺の映画館で、映画の世界に迷い込んだ若者たち。日本の戦争の歴史を巡る、大林宣彦監督の反戦への想いが詰まった映像絵巻。
舞台は尾道にある、閉館を目前に控えた海辺の映画館。最終日の「日本の戦争映画特集」を観に来た3人の若者。突然の稲妻と共に、彼らはスクリーンの中の世界へとタイムリープしてしまう。戊辰戦争、日中戦争、そして沖縄戦へ。時代を駆け巡り、映画の登場人物として戦争の無情さと命の尊さを体感する若者たち。そこで彼らが出会う、移動劇団の少女・希子。彼女を原爆から救うため、3人は歴史を変えようと奮闘する。映画への愛と平和への祈りが交錯する、奇想天外な物語の開幕。
ネット上の声
- ファンにしか伝わらないメッセージ
- 大林宣彦監督のラストメッセージ
- 言わずに死ねるか、という思い
- 179分の中にものすごい情報量
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間179分
- 監督大林宣彦
- 主演厚木拓郎
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尾道の夏、空を飛べると信じる破天荒な祖父と過ごす、少年の忘れられないひと夏の冒険ファンタジー。
夏休み、大林宣彦監督の故郷・尾道へやってきた小学生の多助。彼を待っていたのは、空を飛ぶことを夢見て、手作りの飛行機作りに没頭する風変わりな祖父。最初は戸惑う多助も、祖父の純粋な情熱と尾道の美しい自然に触れるうち、次第にその壮大な計画に引き込まれていく。家族の心配や周囲の冷ややかな視線をよそに、二人三脚で進む飛行機作り。果たして、じいちゃんの夢は尾道の空に舞い上がるのか。少年が経験する、奇跡と感動に満ちたひと夏の冒険。
ネット上の声
- 他の2作品とは明らかに違う何かが!!
- フィクションの素晴らしさ。名作!
- 尾道に行ってみたくなりました!
- 編集が悪いということなのか?
夏休みが舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督大林宣彦
- 主演小林桂樹