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「僕はイエス様が嫌い」で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、池松壮亮を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作。
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年タクヤは、ドビュッシーの曲「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになり……。
池松がコーチの荒川役を務め、テレビドラマ「天狗の台所」の越山敬達がタクヤ、アイスダンス経験者で本作が演技デビューとなる中西希亜良がさくらを演じた。主題歌は音楽デュオ「ハンバート ハンバート」が2014年に手がけた同名楽曲。2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された。
ネット上の声
- This is a well-structured review.
- Excellent product、 highly recommended.
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督奥山大史
- 主演越山敬達
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トルコと日本の外交関係樹立100周年を記念して製作された作品で、イスタンブール近隣のヤロバ市と姉妹都市提携を結ぶ富山県砺波(となみ)市を主な舞台に、専業主婦の主人公が、ふとしたきっかけから新たな友人たちと出会い、トルコの魅力にふれていく姿を描く。
富山市で生まれ育った石川未知子は、結婚を機に同じ富山県の砺波市に移住した。それまでの人生で一度も働いたことのない専業主婦の未知子だったが、ふとしたことからスーパーでアルバイトを始める。アルバイトを通じて、社会に出ることの厳しさと楽しさを知り、自分とは違う生き方をするさまざまな人と出会う。花屋の店長の沢田千花と関わることで、チューリップを始めとした花をどのように販売するかを考える未知子。そして、バイト先の同僚である遊塚ゆうと親しくなったことをきっかけに、トルコに魅せられていく。
富山県はチューリップの球根出荷量が日本一で、砺波市は特に栽培が盛んな地として知られる。そのチューリップの原産地がトルコであることから、ヤロバ市と砺波市が姉妹都市を締結するきっかけとなった。タイトルの「Ondan Sonra オンダン ソンラ」という言葉は、トルコ語で「それから」という意味。主人公の未知子役を山田真歩が務め、未知子にトルコの魅力を伝える女性・遊塚ゆう役を富山県出身の俳優・彩雪が演じた。
ネット上の声
- 地元で撮られた映画ということで、舞台挨拶付きの回に映画館で観た
- こころが温まるそしてちょっと泣ける良い作品でした
- 鑑賞してから時間経ちましたが、感想を
- あったかいお話
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本大策
- 主演山田真歩
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育ての親か、産みの親か。7年間育てた息子をめぐり、二人の母親の運命が交差する、魂を揺さぶる物語。
鹿児島県の長島で、里子として預かった少年を7年間、実の子のように育ててきた佐藤茜。穏やかだった彼女の日常は、ある日突然現れた一人の女性によって打ち砕かれる。その女・五月は、少年の生みの親であり、「息子を返してほしい」と告げる。血の繋がりか、過ごした時間か。二人の母親のそれぞれの正義と愛情が激しく衝突。島の人々を巻き込みながら、茜の心は激しく揺れ動く。本当の家族の形を問う、究極の選択への予感。
ネット上の声
- 生みの親と育ての親。本当の親とは何か!
- 特別養子縁組の詳細がわかる
- 産みの親か、育ての親か
- 子供は皆で育てる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間133分
- 監督越川道夫
- 主演貫地谷しほり
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ある男女の、他愛もない会話から浮かび上がる、二人の関係性の変化と未来への灯火。
とある部屋で繰り広げられる、一組の男女の会話劇。他愛もない言葉の応酬の中に、ふと見え隠れする過去の記憶と、互いへの想い。変わってしまったもの、そして変わらないもの。二人の間に流れる繊細な空気感と、言葉の裏に隠された本心。この会話の先に、彼らが見出すかすかな希望の「灯火」。池松壮亮初監督による、濃密な人間ドラマ。
ネット上の声
- 工場の画が綺麗やったこと以外あんまり覚えていない。が、やりたい事描...
- 工場の画が綺麗やったこと以外あんまり覚えていない。が、やりたい事描...
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督池松壮亮
- 主演池松壮亮
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田舎でくすぶる女子ラッパー軍団。夢と現実の狭間で、彼女たちの魂の叫びがリリックになる、青春音楽ロードムービー。
埼玉の田舎町。かつて女子高生ラップグループ「B-HACK」で活動していたアユムは、今や家業を手伝う冴えない日々。そんなある日、昔の仲間たちが集まり、再びステージに立つ機会が到来。しかし、メンバーそれぞれが抱える現実の壁と過去の確執が彼女たちの前に立ちはだかる。夢を追うことの痛みと輝き。彼女たちは再びマイクを握り、魂のライムを刻むことができるのか。埼玉の片田舎から始まる、傷だらけの再起の物語。
ネット上の声
- 「生活に追われてたってHIPHOPはできるだろ!」
- 全力で応援!前作を凌ぐ痛さ、笑い、感動♪
- 微妙・・・面白い部分もあったんだが^^;
- 理解されないかもしれませんが好きな作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督入江悠
- 主演山田真歩
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売れない舞台女優の真歩は、自らが主演するネットドラマの制作を企画する。芝居仲間の牧野とともに撮影を開始するが、現場ではトラブルが続出。そこで牧野は、真歩のある隠された秘密を知ることとなる。人間の秘められた「負」の感情をブラックユーモア満載に描く。短編アニメーション「機械人間、11号。」が各地の映画祭で話題となった、加藤行宏監督の初長編作。主演は本作がきっかけで「SR サイタマノラッパー2」にも抜てきされた山田真歩。
ネット上の声
- タイトルでハードル上げすぎて、ヒロインの中途半端なクズっぷりに全くノリきれなかっ
- なんでclipしたのか忘れたけど、名作「SRサイタマノラッパー2」の前の山田真歩
- アングラ・マイナー映画好きにはツボ!
- タイトルは良いなと思ったのに、見てみたら完全にタイトル負けしてる中途半端な映画だ
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間61分
- 監督加藤行宏
- 主演山田真歩
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「東京ウィンドオーケストラ」「エキストランド」の坂下雄一郎監督が、再起をかけた大勝負に挑むアラフォー女性たちを描いたオリジナル作品。かつて存在した5人組アイドル「ピンカートン」。20年前にブレイクを目前にして突如解散してしまったこのグループのリーダーだった優子は、今も売れない女優をつづけていた。ある日、優子のもとにレコード会社の松本と名乗る男からピンカートン再結成の誘いの電話が入る。所属事務所もクビになり、崖っぷちに追い込まれた優子はこの再結成に再起をかけ、松本とともに元メンバーたちに会いに行く。しかし、メンバーの3人はすでに芸能界を引退し、一番人気だった葵の行方はわからないという厳しい現実が待っていた。主人公の優子役は、本作が映画初主演となる内田慈。ピンカートンの元メンバーたちを松本若菜、山田真歩、水野小論、岩野未知が演じる。
ネット上の声
- がくせい映画じゃないよ、がくせいえいが
- 無名アイドルと学生監督の組み合わせ
- 駄作ですよ....ワンレビュが悲しい
- 坂下監督、レベル上げたね!
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督坂下雄一郎
- 主演内田慈
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吹奏楽に励む中学生たちの姿を瑞々しく描いた中沢けいの同名人気小説を、「私は猫ストーカー」「ゲゲゲの女房」で知られる鈴木卓爾監督のメガホンで映画化。主人公となる中学生キャストは、その多くが物語の舞台となる静岡県浜松市在住の子どもたちをオーディションで選出した。花の木中学校に通う奥田克久は、なるべく学校にいる時間を短くしたいと考える引っ込み思案な1年生。学校では必ずどこか部活に入らなくてはならず、思い悩んでいた克久は、ひょんなことからもっとも練習時間の長い吹奏楽部に入部することに。少し風変わりな顧問の先生や仲間たちとともに練習に励むうちに、克久は次第に音楽の世界に夢中になっていく。
ネット上の声
- 昔の学祭でよく観たつまらない自主映画です
- リアルな成長がフィルムに刻まれている
- 元中学吹奏楽部員のための映画(笑)
- 音の粒を揃えることに集中すると・・
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督鈴木卓爾
- 主演川崎航星
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兄であるつげ義春の影響で漫画を描き始め、断続的に作品を発表している孤高の漫画家・つげ忠男の作品を、同氏の長年のファンである「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が実写映画化。偶然に男女の争いに巻き込まれ衝動的に殺人を犯しまう老人たち、花見で偶然に出会った男女が殺し合いにまで発展してしまう様子を凝視する初老の男、バス事故に運命を翻弄される被害者遺族たちなど、つげの作品集「成り行き」「つげ忠男のシュールレアリズム」収録の4編に加え、瀬々監督によるオリジナルストーリーから構成。5つのエピソードを1つの大きな物語として再構成した、つげ忠男ワールドが展開する。「ゲンセンカン主人」でつげ義春役を、「無頼平野」ではつげ忠男役を演じた佐野史郎が、再び忠男役を演じ、柄本明、足立正生、山田真歩、三浦誠己、町田マリー、栁俊太郎、中田絢千、川瀬陽太らが脇を固める。
ネット上の声
- 『観念』ではいかんねん?
- 『観念』ではいかんねん?
- まさにシュール
- まさにシュール
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督瀬々敬久
- 主演佐野史郎
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フランスの文豪エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」を翻案し、舞台を現代日本に置き換えて映画化。情夫との愛欲に溺れ、夫を亡きものにしようとした妻のたどる顛末を描いたメロドラマ。病弱な夫と味気ない結婚生活を送っていた妻は、2人の幼なじみでもある男と不倫関係にあった。妻は男と結託し、偶然を装って夫を溺死させようとする。しかし、夫を湖に突き落とそうとした時、乗っていたボートが3人もろとも転覆。なんとか岸にたどり着いた妻と男は、湖畔のラブホテルに宿をとり、情欲にふけりながら夫の溺死体があがるのを待つことにする。女優の山田真歩が主演し、自身初の激しい濡れ場にも挑んだ。不倫相手の男役に渋川清彦、夫役に川口覚。「かぞくのくに」「夏の終り」「楽隊のうさぎ」といった作品を手がけてきた映画プロデューサーの越川道夫が初監督を務めた。
ネット上の声
- 大学生のサークル映画
- 山田真歩さんよかった
- 山田真歩の魅力全開!
- 純文学/戯曲的
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督越川道夫
- 主演山田真歩