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とある部屋を目指して、ゾーンと呼ばれる廃墟群を旅する作品
隕石の落下により、草木が生い茂る謎の領域「ゾーン」が生まれた近未来。その中心には、入った者の最も切実な願いを叶えるという「部屋」が存在。立ち入りが固く禁じられたその場所へ、人々を導く案内人「ストーカー」。彼は、人生に絶望した「作家」と、ゾーンの破壊を目論む「教授」を連れ、危険な旅に出る。厳重な警備を抜け、予測不能な罠が仕掛けられたゾーンを進む三人。しかし、彼らを待ち受ける最大の試練は、自らの心の奥底にある欲望と絶望との対峙。果たして彼らは「部屋」に辿り着き、本当に願うべきものを見つけられるのか。
ネット上の声
- 人類の至宝。映像、音、哲学、全てが完璧。タルコフスキーの描く「ゾーン」はまさに聖域。何度見ても新しい発見がある。
- ごめんなさい、私には合わなかった…。とにかく長くて眠くなってしまった。
- 噂通り難解だったけど、引き込まれる世界観。トロッコのシーンは有名だけど、本当に独特の雰囲気がある。
- 映像美にただただ圧倒された。特に水の表現がすごい。人間の信仰や欲望について深く考えさせられる映画。
ヒューマンドラマ、 SF
- 製作年1979年
- 製作国ソ連
- 時間163分
- 監督アンドレイ・タルコフスキー
- 主演アレクサンドル・カイダノフスキー
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19世紀ロシア、持参金のない絶世の美女。富豪たちの愛憎渦巻く中で、彼女が求める真実の愛の行方。
舞台は19世紀、ヴォルガ河畔の町。美貌に恵まれながらも、持参金がないために良縁に恵まれない令嬢ラリーサ。彼女の周りには、裕福な商人や貴族たちが群がり、その美しさを競い合うように手に入れようとする。そんな中、ラリーサは純粋な愛を信じ、心惹かれる男性との結婚を夢見る。しかし、金と欲望が渦巻く社交界の現実は非情。彼女の運命を弄ぶ男たちの思惑と、自らの誇りの間で揺れ動くラリーサ。豪華客船上で開かれる祝宴が、彼女の人生を大きく揺るがす決断の舞台となる。
ネット上の声
- 美しい女性だなあ
- 1870年代ヴォルガ川のほとり
- 原作はアレクサンドル・N・オストロフスキーの戯曲で、エリダール・リャザーノフが脚
- 腰から下に飾り付いてるドレスが色っぽい特に初の船デートで着てた薄緑のが良かったの
ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国ソ連
- 時間143分
- 監督エリダール・リャザーノフ
- 主演ラリーサ・クゼーエフ
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突然の余命宣告を受けた73歳の女性が自身のお葬式計画に奮闘する姿を描いたロシア映画。村にただひとつの学校で教職をまっとうし、定年後は気のおけない友人たちと大好きな本に囲まれ、慎ましくも充実した年金暮らしを送っている73歳のエレーナ。そんな彼女が病院で突然の余命宣告を受けてしまう。都会で仕事に忙しい毎日を過ごし、暮らし5年に一度しか顔を見せないひとり息子のオレクには迷惑はかけたくないと、自分で自分の葬式の準備をスタートさせる。惨めな死に方だけはしたくない彼女の願いは、お葬式に必要な棺や料理の手配を済ませ、夫が眠るお墓の隣に埋葬されること。親友やかつての教え子たちの協力もあり、彼女はお葬式の準備を順調に整えていく。しかし、完璧かに思えたエレーナのお葬式計画に想定外の事態が持ち上がってしまい……。
ネット上の声
- あなたの日常は実は非日常かも知れない
- 雰囲気のやわらかさは女性向けかも
- 善き人が善き母親とは限らない
- オチがないのはズルい
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国ロシア
- 時間100分
- 監督ヴラジーミル・コット
- 主演マリーナ・ニーヨロヴァ
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ロシアの名門ボリショイ劇場の主役を目指す2人の少女の夢と闘いを描いた青春バレエドラマ。ボリショイのバレエ・アカデミーに入学したユリアとカリーナ。裕福な家に生まれ、気高く美しいカリーナの優雅で完璧な踊りは、プリマ候補として講師陣からも期待されていた。一方のユリアは貧しい炭鉱町の出身だが、かつて伝説のプリマとして活躍した講師のガリーナは、ユリアの跳躍力や表現力を見抜き、彼女の類まれな才能を伸ばそうと手を差し伸べる。境遇もバレエスタイルもまったく正反対ながら、最大の親友にしてライバルとなった2人が、過酷なレッスンに耐えながら、恋とバレエを競いあう。2人が憧れるアントワーヌ役を元パリ・オペラ座のエトワールで、バレエ映画「オーロラ」に出演し、現在はスウェーデン王立バレエ芸術監督を務めるニコラ・ル・リッシュが演じる。
ネット上の声
- よくある貧乏天才vs金持ち優等生のライバル対決かと思いきや、少女か...
- ボリショイ・バレエ・アカデミーが舞台
- ロシア産少女マンガ風映画?
- バレエファンでも疲れました
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国ロシア
- 時間132分
- 監督ヴァレリー・トドロフスキー
- 主演マルガリータ・シモノヴァ
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おとなしい妻であったタイピストがひとりの男と恋に落ちたことから周りの人間たちの運命を死に追いやっていくラブ・サスペンス。監督は『棺台』『愛』のロシア人ヴァレリー・トドロフスキー。本作品はロシア作家ニコライ・レスコフの古典を元にしている。製作はマルク・ラスカル、イーゴリ・トルストノフ。脚本は、アーラ・クリニーツィナ、撮影はセルゲイ・コズロフ、編集はエレン・ガガーリン、アーラ・ストレリニコワ、音楽はレオニード・デシャトニコフが担当している。主演は「令嬢ターニャ」『太陽に灼かれて』のインゲボルガ・ダプコウナイテで、舞台でも活躍中である。その他出演者は、ロシアの人気俳優で『節の愛』『リミタ』のウラジミール・マシコーフ、同じくロシアを代表する女優で「ストーカー」「ロマノフ王朝の最期」のアリーサ・フレインドリフなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間88分
- 監督ヴァレリー・トドロフスキー
- 主演インゲボルガ・ダクネイト