原爆を投下された広島で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」と、被爆2世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を届けている矢川光則さんの実話をもとに、佐野史郎と「AKB48」の武藤十夢のダブル主演で描くオリジナル映画。昭和20年8月6日、広島に原爆が投下され、爆心地から3キロ以内で被爆したピアノは「被爆ピアノ」と呼ばれる。被爆2世である調律師の矢川光則は、持ち主から託された被爆ピアノを修理・調律し、自ら運転するトラックに載せて全国を回り、各地に被爆ピアノの音色を届けていた。一方、東京で生まれ育ち、大学で幼児教育を学んでいる江口菜々子は、被爆ピアノの一台を母・久美子が寄贈していることを知り、被爆ピアノのコンサートに出かける。そこで矢川と知り合い、矢川を通して被爆ピアノや祖母のことを考えるようになった菜々子は、自らのルーツを探っていく。主人公・矢川を佐野、菜々子を武藤が演じる。「レミングスの夏」の五藤利弘監督が、2009年にドキュメンタリー番組の取材で矢川さんと知り合ったことから企画が生まれ、約10年をかけて完成させた。
ネット上の声
- 若い世代が戦争や被爆の記憶に触れる扉となり、響きとなりうる一作
- 爆心地から3キロ以内で焼け残ったのが被爆ピアノ
- 被爆三世である菜々子は祖母のピアノが「被爆ピアノ」として調律師の矢川光則に預けら
- 武藤十夢さんが演じた菜々子は森口瑤子さんが演じた母親と喧嘩しながらも、一緒に実家
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督五藤利弘
- 主演佐野史郎